ベロッティ元代理人、5年前の舞台裏を明かす
現在ローマに所属するアンドレア・ベロッティですが、5年ほど前にミラン移籍の可能性について盛んに報じられたことを記憶しているミラニスタは多いでしょう。
この点、ベロッティの元代理人であるセルジオ・ランチーニ氏が『Tuttosport』のインタビューにて当時の舞台裏を語っています。
ランチーニが名指しした3クラブはいずれも、当時からベロッティ獲得の可能性について報じられていたクラブでした。報道内容は概ね事実だったようです。
何とも奇妙な話ですが、どうやらベロッティは自身にとって初の代理人でもあったランチーニ氏を信用しなくなり、自ら(もしくは別の代理人が)交渉の席へ。結果としてトリノと契約延長(残留)という結末に至ったと考えられます。
この件に激怒したランチーニは裁判を起こしたそうなので、ベロッティ側の言い分が気になるところですね。
最後にベロッティの現況について少し触れておきます。
先述の移籍騒動から5年後の今季、ベロッティはフリーでローマへと移籍しました。
しかし、現時点では理想的なシーズンを送れていると言い難いものがあります。
というのも、ここまで公式戦16試合に出場して奪ったゴールは2つ。いずれもELでの得点であり、リーグ戦では未だノーゴールとなっています。
僕も何度かベロッティのプレーを観ていますが、持ち前の積極性や献身性は随所に見られるものの、やはり全盛期の彼が有していたゴール前での支配力は鳴りを潜めている印象です。
もちろん、チームへの加入が遅れた事による「コンディションの調整不足」が足を引っ張っている側面はあるでしょうし、後半戦以降に復調する可能性も否定できません。
かつてはロッソネロのユニホームを身にまとうベロッティの姿を夢見た者として、彼の今後にも引き続き注目していきたいと思います。
それでは今回はこの辺で。
この点、ベロッティの元代理人であるセルジオ・ランチーニ氏が『Tuttosport』のインタビューにて当時の舞台裏を語っています。
トリノでの最初の2シーズン。ベロッティのパフォーマンスは並外れたもので、チェルシーやミラン、アトレティコ・マドリーなど多くのトップクラブから注目されたほどだ。2016-17シーズンに26ゴールを決めたことで、彼らトップクラブは動き出したんだ。そこで私はトリノとベロッティに彼らからのオファー内容を開示し、契約上の大幅な改善を試みた
ランチーニが名指しした3クラブはいずれも、当時からベロッティ獲得の可能性について報じられていたクラブでした。報道内容は概ね事実だったようです。
それでは何故ベロッティは移籍しなかったのか?私にも分からないよ。前述した状況下で彼は私に代理関係の変更を要求してきた。それから姿を消し、電話にも出ず、私と口をきかなくなってね。
それから2年して、彼が2017年にトリノと契約延長していたことを知った。当時の私はまだベロッティの代理人だったのだが、それについて何も聞かされていなかったんだ
何とも奇妙な話ですが、どうやらベロッティは自身にとって初の代理人でもあったランチーニ氏を信用しなくなり、自ら(もしくは別の代理人が)交渉の席へ。結果としてトリノと契約延長(残留)という結末に至ったと考えられます。
この件に激怒したランチーニは裁判を起こしたそうなので、ベロッティ側の言い分が気になるところですね。
最後にベロッティの現況について少し触れておきます。
先述の移籍騒動から5年後の今季、ベロッティはフリーでローマへと移籍しました。
しかし、現時点では理想的なシーズンを送れていると言い難いものがあります。
というのも、ここまで公式戦16試合に出場して奪ったゴールは2つ。いずれもELでの得点であり、リーグ戦では未だノーゴールとなっています。
僕も何度かベロッティのプレーを観ていますが、持ち前の積極性や献身性は随所に見られるものの、やはり全盛期の彼が有していたゴール前での支配力は鳴りを潜めている印象です。
もちろん、チームへの加入が遅れた事による「コンディションの調整不足」が足を引っ張っている側面はあるでしょうし、後半戦以降に復調する可能性も否定できません。
かつてはロッソネロのユニホームを身にまとうベロッティの姿を夢見た者として、彼の今後にも引き続き注目していきたいと思います。
それでは今回はこの辺で。