カルル、ミランと2027年まで契約延長!~パリではなくミランと共に歩む道~
納得の契約延長
ミランがピエール・カルルとの契約延長を正式発表しました。
Kalulu commits his long-term future to us️ ✍️🔴⚫ @Kalulujr_ in rossonero fino al 2027 ✍️🔴⚫
— AC Milan (@acmilan) November 10, 2022
#ReadyToLeaveAMark #SempreMilan pic.twitter.com/JaU1gxQ096
新契約期間は2027年で、現行のものから2年間延長。
そして肝心の「年俸安すぎ問題(40万ユーロ)」については、此度の契約更改により「200万ユーロ+ボーナス」と5倍の昇給を果たしたことで解決されたようです(『Di Marzio』)。
昨シーズン後半からチームに欠かせない戦力として地位を確立したカルルは、今シーズンもここまで素晴らしい貢献を果たしてくれています。
今シーズン序盤は昨季に引き続きトモリとCBコンビを組んでいましたが、SBに負傷者が続出した10月以降は右SBにメインポジションを移行。
持ち前の戦術的柔軟性により、チーム事情に応じて複数のポジションをハイレベルにこなしてくれています。
更に特筆すべきは、今季の超過密スケジュールにあって「全試合に出場中である」という点です。
具体的に見ていくと、カルルはセリエAでここまで14試合のうち9試合に先発、5試合に途中出場。CLに至ってはグループリーグの6試合のほぼ全てに先発フル出場しています(※4-0でリードしている6節のザルツブルク戦、86分に温存目的で途中交代。それ以外は全てフル)。
頑丈なテオやサレマ、メニャンですら離脱を余儀なくされた今季の過酷な日程の中、1人フル稼働を続けているカルルのタフネスには脱帽しかありません。
このような「質と量」を兼ね備えた選手はチームの安定性を高める上で不可欠ですし、無事に契約延長が決まって何よりです。
また、以下のようにカルル側からしても此度の契約更改に満足そうな様子が窺えますし、両者納得ずくのサインといえそうですね。
さて。せっかくですのでここからは、最近報じられたカルルに関する興味深いニュースについて2つほど言及していきたいと思います。
当ブログでも、情報参照元として度々お世話になる大手サイト『transfermarkt』。
先日、そのサイトが選手の市場価値を更新。その結果、カルルは前回の更新から700万ユーロ増加して3500万ユーロとなりました。
ミラン加入当時は凡そ「50万ユーロ」とされていた彼の市場価値も、今ではその70倍にまで価値が上昇。途方もない話です。
ジャーナリストのアレッサンドロ・ヤコボーネ氏によると、10日ほど前にPSGがカルル獲得に向けて動いていたようです。
元々PSGは今夏にインテルのシュクリニアル獲得を目指していたわけですが、その獲得が難しいと考えた彼らはターゲットをカルルに変更して接触を開始していたとか。
しかし、カルルは彼らから貰った相当な額のオファーを断り、先述したミランとの契約延長という道を選んだという流れらしいです。
フランスクラブのPSGにとって、フランス人で将来有望なカルルは大きな付加価値を有する非常に魅力的な選手でしょう。実際に獲得に動いていたとしても全く不思議ではありませんね。
将来的な移籍の可能性が排除されたわけではありませんが、それでも今回のカルルの決断はクラブ愛を行動で以て示した事例といえます。
ファンとしてもこういう選手は心の底から応援したくなりますし、今後も出来るだけ長く「ミランのカルル」でいて欲しいですね。
それでは今回はこの辺で。
今シーズン序盤は昨季に引き続きトモリとCBコンビを組んでいましたが、SBに負傷者が続出した10月以降は右SBにメインポジションを移行。
持ち前の戦術的柔軟性により、チーム事情に応じて複数のポジションをハイレベルにこなしてくれています。
更に特筆すべきは、今季の超過密スケジュールにあって「全試合に出場中である」という点です。
具体的に見ていくと、カルルはセリエAでここまで14試合のうち9試合に先発、5試合に途中出場。CLに至ってはグループリーグの6試合のほぼ全てに先発フル出場しています(※4-0でリードしている6節のザルツブルク戦、86分に温存目的で途中交代。それ以外は全てフル)。
頑丈なテオやサレマ、メニャンですら離脱を余儀なくされた今季の過酷な日程の中、1人フル稼働を続けているカルルのタフネスには脱帽しかありません。
このような「質と量」を兼ね備えた選手はチームの安定性を高める上で不可欠ですし、無事に契約延長が決まって何よりです。
また、以下のようにカルル側からしても此度の契約更改に満足そうな様子が窺えますし、両者納得ずくのサインといえそうですね。
ミランでは本当に居心地の良さを感じているよ。家族のようなものだね。スクデットを獲得してから益々このシャツを誇りに思うようになった。
だから契約延長することが出来てとても幸せだよ。ファンからの愛情もたくさん感じるしね。彼らの大きな愛情は、僕を落ち着かせポジティブな気持ちにさせてくれるんだ――
カルルについての興味深い報道
さて。せっかくですのでここからは、最近報じられたカルルに関する興味深いニュースについて2つほど言及していきたいと思います。
市場価値の増加
当ブログでも、情報参照元として度々お世話になる大手サイト『transfermarkt』。
先日、そのサイトが選手の市場価値を更新。その結果、カルルは前回の更新から700万ユーロ増加して3500万ユーロとなりました。
ミラン加入当時は凡そ「50万ユーロ」とされていた彼の市場価値も、今ではその70倍にまで価値が上昇。途方もない話です。
PSGの接触も…
ジャーナリストのアレッサンドロ・ヤコボーネ氏によると、10日ほど前にPSGがカルル獲得に向けて動いていたようです。
元々PSGは今夏にインテルのシュクリニアル獲得を目指していたわけですが、その獲得が難しいと考えた彼らはターゲットをカルルに変更して接触を開始していたとか。
しかし、カルルは彼らから貰った相当な額のオファーを断り、先述したミランとの契約延長という道を選んだという流れらしいです。
フランスクラブのPSGにとって、フランス人で将来有望なカルルは大きな付加価値を有する非常に魅力的な選手でしょう。実際に獲得に動いていたとしても全く不思議ではありませんね。
クラブへの感謝の気持ちと、自分のために用意されたプロジェクトの優先。カルルはフランスに戻り高額な報酬を手にすることよりも、ミランでキャリアを続けることを選んだのである。重要な意思表示であり、一部の選手にとって手本となるべきものだ――ヤコボーネ
将来的な移籍の可能性が排除されたわけではありませんが、それでも今回のカルルの決断はクラブ愛を行動で以て示した事例といえます。
ファンとしてもこういう選手は心の底から応援したくなりますし、今後も出来るだけ長く「ミランのカルル」でいて欲しいですね。
それでは今回はこの辺で。