【22-23】スペツィア戦プレビュー

スペツィア戦
今回は、日本時間で明日の4時45分に行われるスペツィア戦のプレビューを行います。

予想スタメン

システム;4-2-3-1

GK;タタルシャヌ

DF;カルル、ガッビア、トモリ、テオ

MF;ベナセル、クルニッチ

MF;メシアス、ブラヒム、レオン

FW;オリギ
『Sky』などからの情報を統合すると、現時点の予想スタメンは上記の通りになります。
ザルツブルク戦の勝利の興奮が覚めやらぬ中行われる一戦、ピオリ監督はいくつかのポジションに変更を加えるようです。

まず濃厚とされるのが、レビッチに代えてメシアスの先発。またガッビアやブラヒム、オリギもスタメン候補です。

更に、この試合ではヴランクスにチャンスが与えられるのではないかという報道も見られますね。先発で出られるかは微妙ですが、今までより長くプレーできるかもしれません。



スペツィアの直近戦績

09節:モンツァ      2-0●
10節:クレモネーゼ    2-2△
コッパ:ブレシア      3-1○
11節:サレルニターナ   1-0●
12節:フィオレンティーナ 1-2●

5戦 1勝1分3敗 6得点8失点



現在16位に位置するスペツィア。
先日のコッパ・イタリアでは勝利を挙げたものの、セリエAではアウェー戦で全く結果を残せず。ここまで2勝と苦しい戦いを強いられています。


注目データ

まずは両チームの直接対決の結果についてですが、ミランはスペツィアと過去11回対戦して5勝1分5敗と全く互角の対戦成績です。

実際、スペツィア戦に対しあまり良い印象を抱いていないミラニスタの方は多いのではないでしょうか。
2季前の2020-21シーズンにはホームで3-0の勝利を収めるも、アウェーでのリターンマッチで0-2の敗北。知将イタリアーノ監督にハメられ、内容的にも完敗の試合でした。
そして昨季はアウェー戦でこそ2-1で勝利を収めるも、今度はホームで1-2の敗北。この敗戦は主審の判定が結果に大きく影響した曰く付きのものであり、思い出したくない一戦です。

このように、スペツィアがセリエAに上がってきたここ2シーズンは互角の結果が続いていると。

しかしながら一方で、今季のスペツィアは「アウェー戦績」の悪さが際立っています。
彼らは今季ここまでアウェー戦6試合を戦い全敗。合計スコアも「0対13」と惨憺たる状況で、この試合をホームで迎えるミランにとって非常に興味深いデータですね。

ちなみに、仮にアウェー戦で7試合連続のスコアレス敗北となった場合、それはリーグの長い歴史上でも6度目となる珍しい出来事になるとか。


続いては選手個人の注目データについて。今回注目したいのはラファエル・レオンです。

彼はこれまでのプロキャリアで最も多くのゴールを決めた相手がスペツィアとなっており、過去4試合で3ゴールを記録しています。

先日のザルツブルク戦然り、最近のレオンはゴールに飢えている様子が窺えますし、この試合でも貪欲に得点を狙っていくでしょう。
相性の良いスペツィアを相手にシーズン7点目といきたいところです。


一方で、対するスペツィアの注目選手としてはCBヤクブ・キヴィオルの名前を挙げておきたいと思います。

キヴィオルは昨季の12月頃からスペツィアのレギュラーに定着すると、今季はここまで全試合に先発出場。
そんな彼にはマルディーニ&マッサーラが非常に強い関心を寄せているようで、ミランの獲得候補の1人となっています。

明日のサンシーロで披露する彼のパフォーマンスによっては、早くもミランが獲得に本腰を入れるようになるかもしれませんね。


最後に。この試合はグループリーグ突破を懸けたザルツブルク戦という大一番の直後に行われる一戦であり、しかも中2日という事で、選手の体力的・精神的コンディションについては正直なところ未知数です
しかし試合の入りを誤ってしまうと先週のトリノ戦の再現にもなりかねないので、とにかく集中したプレーが求められます。

体力的な事情も考慮すると、早々にセーフティーリードを奪ってからティアウ、アドリ等の新加入組にプレー時間を与えられるようだと申し分ないですね。


それでは今回はこの辺で。

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