オリギの挽回が始まる?

ディヴォック・オリギ

ここまでのオリギ


ディヴォック・オリギのミランでのキャリアは怪我と共に始まりました。

まず彼はチーム加入前に負った筋損傷の回復に手間取り、今プレシーズン期間中にはほとんどチーム練習に参加できず。
ウディネーゼとのリーグ開幕戦には何とか間に合わせ、すぐにミランデビューを果たしましたが、その後も途中出場からピリッとしないプレーを続けるに止まりました。

それでも9月中旬のサンプドリア戦には過密日程の都合上、ミラン加入後初となるスタメンが有力視されたものの、その直前に負傷。それからは腱の炎症に悩まされ、1カ月ほど戦列を離れることを余儀なくされます。
そして10月。CL第3節のチェルシー戦で復帰を果たすと、その試合を含めて4試合連続で途中出場。直近のヴェローナ戦では後半開始から試合終了までプレーし、ミラン加入後では最長となる出場時間を得ることが出来ました(45分+AT)。


オリギの挽回が始まる?


ここ最近の試合を観ていると、オリギがゴールという結果に飢えていることが窺えます。
復帰後2試合目となったユーベ戦では、カウンターの場面にてゴール前のレビッチにパスを出さずに自らシュートを選択し、先日のヴェローナ戦では強烈なミドルシュートを放つなど、短い時間ながら積極性のあるプレーが一度ならず見られていますからね。

結果に結びついていないため手放しで褒めることは出来ませんが、オリギに最も期待される役割は「ゴールを決めること」。その意味で現在のような積極的なプレーは決して悪くはありません。

この点に関し、ピオリ監督はヴェローナとの試合後に、今のオリギの状態について以下のようにコメントしています。

オリギはようやく元気になった。これまで彼を苦しめていた酷い怪我は取り除かれ、今は自由を感じている。(ヴェローナ戦で見せた)左足でのシュートは重要なシグナルだね。我々には2人のストライカーがいて、交互に使うことが可能だ



現在は心身ともに良好な状態であることが監督から認められており、そうしたコンディションの良さがピッチ上で積極性となって表れているのでしょうね。


ところで。これまでオリギとレビッチが同時離脱していたことで、現在はジルーが12戦連続スタメン出場とオーバーワーク中です。その影響は大きく、ここ最近のジルーは明らかにパフォーマンスを落としてしまっています。

そのためこのままオリギが調子を上げていければ、ジルーに代わってスタメン出場するチャンスはほぼ間違いなく訪れますし、そのチャンスは確実にモノにしなければなりませんね。

気の早い一部の英メディアからは「今季のワースト補強」と評されてもいるオリギ。
ここからの挽回に期待したいところです。


それでは今回はこの辺で。

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