アバーテ・ミランの好調と2人の有望アタッカーについて~アレージとトラオレ~

欧州戦でのアバーテ・ミランの好調


今季からアバーテ監督が指揮を執るミラン・プリマヴェーラ。

アバーテ監督には「チームに所属する若手選手たちを育成すること」が第一に期待されているわけですが、そのためにも優れた組織作りを行って選手を伸び伸びとプレーさせ、延いてはスポーツ面で結果を残すことが重要な手段になり得ます。
この点について、現在のアバーテ・ミランはリーグ戦でこそ浮き沈みの激しいシーズンを送っているものの(※3勝4敗で10位)、実はUEFAユースリーグ(※ユース年代のCL)の方では快調な滑り出しを見せています。

ユースリーグのGSはトップチームと同じ組み合わせ・対戦順であり、そのため相手はザルツブルク、ザグレブ、チェルシーです。彼らを相手にここまでのミランは「2勝2分」と無敗で乗り切っており、勝ち点8でグループステージの首位に立っています。

第1節:ザルツブルク1-1ミラン
第2節:ミラン3-0ザグレブ
第3節:チェルシー1-1ミラン
第4節:ミラン3-1チェルシー



2人の有望アタッカー


欧州戦で好調なアバーテ・ミラン。そのようなチームにて現在、2人のアタッカーが印象的な活躍を披露していると『GdS』は報じています。
そのアタッカーとはガブリエレ・アレージチャカ・トラオレです。

まずはアレージについてですが、実は彼のことは約2年前に当ブログでも紹介しておりました。「ネクスト・カカ」とも呼ばれているらしい期待の若手です。



先日のチェルシー戦では右ウイングで先発フル出場を果たし、2ゴールを奪ってチームの勝利に大きく貢献。そして今季はここまで公式戦6試合に出場し、先のチェルシー戦でのゴールを含む3得点を記録中です。
ちなみに昨季の通算は24試合で1ゴール・4アシストでしたので、ゴール数は早く昨季を上回っています。チェルシー戦でのドッピエッタを機に、ここからグーンと伸びるかもしれませんね。

続いて、チャカ・トラオレは両サイドでプレー可能なウインガーです。パルマのトップチームでプレー経験があり、またミランの今プレシーズンマッチでも出場機会を得ていたので、ミランプリマの中だと知名度は比較的高いでしょう。

今季はここまで9試合に出場して2ゴール・3アシストを記録する活躍を披露。CL第2節のザグレブ戦では1ゴール1アシスト、先のチェルシー戦でも1アシストと、欧州で好調なアバーテ・ミランを支えています。


アレージとトラオレ。どちらも将来が非常に楽しみな選手たちであり、いずれはミランのトップチームにも定着する日が来るかもしれません。
そのためにも今季はアバーテ監督の下でしっかりと成長を遂げてもらい、来るべきチャンスに備えてもらいたいです。

他方で、アバーテの手腕にも期待が懸かります。U-16監督時代に得た知見と、何より現役時代に培った豊富な経験とリーダーシップを存分に発揮し、プリマ選手たちを正しい方向へと導いて欲しいと思います。


最後に余談ですが、今後も彼らを始めとするプリマの有望選手やアバーテ・ミランの状況については定期的に話題にしていく予定です。

それでは今回はこの辺で。

0Comments