チアゴ・シウバ、サンシーロに凱旋

先日にホームで行われたチェルシー戦。

ミランからすれば消化不良感の拭えない試合内容となったものの、他方でチアゴ・シウバの「サンシーロ凱旋」という感慨深い一戦でもありました。
試合後にはスタンドのミラニスティからの声援にシウバが応えるといった、温かい一幕も見られています。



シウバがミランに在籍した期間は2009年1月から2012年夏までの3年半です(※加入から半シーズンはプレーできなかったため、実質3年間)。
長期間の在籍とはいえないものの、この間にシウバは「期待の新人→チームの主力→カンピオーネ」と見事な成長を遂げて絶対的な地位を確立し、ミランのスクデットとスーペルコッパの獲得に多大な貢献を果たしました。

そんなシウバのサンシーロ凱旋。試合前の本人のコメントを見ても、やはりこの試合には特別な想いがあったようです。

サンシーロに戻れるのはとても嬉しいし、興奮もしているよ。この偉大なクラブで経験したすべてのことが頭に浮かんでくる。試合中はさらにそうなるだろうね。素晴らしい感動を味わうことができそうだ



また、奇しくもこのミラン戦でシウバは「CLでの100試合出場」を達成し、ロベルト・カルロス、ダニ・アウベス、フェルナンジーニョ、マルセロに次ぐ5人目のブラジル人選手となったとか。錚々たるメンバーですね。



最後に。こうした話題になると気になってしまうのが「シウバのミラン復帰の可能性」です。
この点について尋ねられたシウバ本人は、以下のように語っています。

可能性があったとしたらチェルシーに加入する前だけど、実現しなかった。もう選手として復帰することは無いと思う。ただ将来的にコーチとして戻ることはあるかもしれないね。どうなるか見てみよう



シウバとチェルシーの現行契約は今シーズン限りとなっており、契約満了による退団というシナリオは考えられます。

しかしながら、次の移籍先がミランになる可能性は確かに極めて低いでしょう。年俸面は本人の意思次第ではクリア可能ですが、38歳という年齢は今のミランの補強方針からは大きく外れます。イブラのように例外的な選手として見なすのであれば話は変わりますが…あまり現実味は無さそうです。

何にせよ、まずは今シーズンの結果が重要になります。ミランはリーグとCLの両方で目標を達成し、シウバは所属先であるチェルシーの勝利に貢献する。その後に「どうなるか見てみよう」という事で、ともすればシーズン終了前後に再注目することになるかもしれませんね。


それでは今回はこの辺で。

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