ミラン、引き続きノア・ラングに注目か

今夏の移籍市場にて、デ・ケテラーレと共にミラン移籍の噂が浮上していたクラブ・ブルッヘ所属のノア・ラング
当時はミランとブルッヘがラングの移籍交渉に臨み、合意が近いと一部で報じられたり、ラング自身がミラン移籍の噂についてコメントしたりなどメルカート序盤を賑わせましたが、いつの間にかそうした噂は立ち消えに。最終的にミランはデ・ケテラーレを長い長い交渉の末に確保したものの、ラングはブルッヘに残留となりました。

しかしミランはラング獲得を諦めたわけではないそうです。

ミランは依然としてノア・ラング(※2025年に満了)獲得に興味を持ち続けている。同様にウェストハムやアトレティコマドリーなども彼に注目している――calciomecato.com

ミランのノア・ラングに対する興味が仮に事実だとすれば、それはラファエル・レオンの去就と関係があると考えられます。

レオンとミランの契約延長交渉が難航しているのは周知の事実となっており、そのタイムリミットは刻一刻と迫っている現状。そこでクラブがレオン売却を選択した場合、その後釜として左ウイングをメインポジションとするラングが有力候補の一人になるという流れですね。

もしくはレビッチの後釜という可能性もあるかもしれません。
レビッチとの現行契約は2025年までとなっていますが、現状この契約期間をミランが延長しようと考えている様子は報道からだと見受けられません。そうなると、売却のタイミングとして来夏はベターな時期となり、その代わりとしてラングを狙うと。

ラングとレビッチではプレースタイルや特徴が異なりますが、ラングも左サイドだけでなくセカンドトップ(トップ下)でもプレー可能な器用さを持ち合わせています。フロントや監督が彼をどういうタイプの選手と位置付けるかにもよるでしょうが、選手層を厚くするならあり得ない選択でもないかなと。


他方、ラング本人は今夏の時点で既に移籍に前向きな姿勢を示しており、W杯というビッグイベントを終えた後に迎える今冬の移籍市場ではその意思を強くする可能性があります。そしてミランと所属先のブルッヘは今夏にデ・ケテラーレとの交渉に際して(友好的とはいえないでしょうが)繋がりを持っており、このコネがラング獲得に有利に働くことも考えられるでしょう。

後は肝心の移籍金についてですが、今夏の時点では2200万ユーロと報じられていました。この額は今シーズンのラングのパフォーマンスや競合クラブの多寡に応じて変動するでしょうが、ミランが獲得に本腰を入れるなら手の届く範囲ではないかと思われます。


さて。ここまでラングへの興味が事実と仮定しポジティブに話を進めてきましたが、不確定要素の多い現状ですと実現性はあまり高くない話だと感じてしまいますね。
まずはレオンとの契約延長交渉の行方を見守りつつ、続報を待ちたいところです。


それでは今回はこの辺で。

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