ミラン、2022年9月の代表ウィークについて

2022年9月の代表ウィーク、ミランからは計15人の選手が各国代表に招集されました。


バロ・トゥーレ(セネガル)
ベナセル(アルジェリア)
デ・ケテラーレ(ベルギー)
サレマーケルス(ベルギー)
デスト(アメリカ)
ジルー(フランス)
メニャン(フランス)
ケアー(デンマーク)
レオン(ポルトガル)
ポベガ(イタリア)
トナーリ(イタリア)
トモリ(イングランド)
ティアウ(ドイツU-21)
ヴランクス(ベルギーU-21)
カルル(フランスU-21)

負傷者情報



此度の代表ウィークに関する話題として、真っ先に取り上げたいのが「選手の負傷」についてです。
本来、上記のメンバーにはテオ(フランス)も含まれていたのですが、何と右内転筋を負傷したとのことで代表離脱を余儀なくされました。

先日のナポリ戦ではカラブリアも屈筋を痛めて途中交代しているため、これで両SBのレギュラーが負傷したことになります。

それに加え、トナーリの状態もあまり思わしくないとのこと。イタリア代表監督のマンチーニが「大きな問題だとは思わない」とコメントし、とりあえずはコベルチャーノ(代表チームの練習施設)にて様子を見る方針だそうですが…。心配ですね。

この点について、特にテオは現在のミランで最も替えのきかないフィールドプレーヤーといって過言ではありません。能力の高さも然ることながら、全くといって良いほど負傷離脱することなくフル稼働を続けるその頑丈さにこれまでミランは頼り切ってきました。

この記事を書いている時点ですと、此度のテオの負傷状況は明らかになっていません。軽傷であることを心から願うばかりですが、もしも1カ月以上の離脱ともなれば…。これまで棚上げにしてきた「テオの控え問題」に直面せざるを得なくなりますね。




新加入選手たちの動向



視点を変えます。上記レギュラークラスのコンディションが心配される一方、彼らの負担を軽減させるためにも、この代表ウィークでは「新加入選手たちが練習を通じてチームによりフィットする」ことが期待されます。

しかしながら、最初に掲載した代表招集リストの「赤字」に注目してもらえるとわかる通り、ミランの今夏新戦力のほとんどが各国代表選手として呼ばれている、と。呼ばれていない新戦力はアドリ、オリギ(負傷中)のみです。
既にチームの貴重な戦力になっているデ・ケテラーレポベガは良いとしても、ティアウヴランクスデスト辺りはこの期間にクラブでみっちりと戦術練習を行い、加入時期の遅れを取り戻してくれると一ミラニスタとしては嬉しかったのですが…。

ただしもちろん、代表選出自体は喜ばしいことです。ティアウ、ヴランクスは直近の世代別代表戦でレギュラーとして出場しており、今回も貴重な出場経験を積めるでしょう。またデストとしても来るW杯本大会に向けた重要なテストマッチとなります。
彼らには各代表チームで充実な時間を過ごしてもらい、精神的に良い状態でミランに戻ってきて欲しいですね。

余談ですが、今回の代表ウィークで日本代表は、9月23日(金)にデストのいるアメリカ代表と親善試合を行います。その試合でデストのプレーをじっくり観られるかもしれません。
日本人ミラニスタとしてはその点でも注目したい一戦です。


それでは今回はこの辺で。

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