アンドレイ・クービスに懸かる期待~ミランプリマの新キャプテン~

今季からアバーテが指揮を執るミランのプリマヴェーラ。
ここ数年の成績不振から抜け出しつつ、トップチームで通用する若手選手を育成することを目標に新シーズンを迎えています

そんなミランプリマで現在、高い注目を集めている選手の1人がCBのアンドレイ・クービスです。

基本情報・来歴


クービスは18歳のルーマニア人DF。189cmの長身で、今季からミランプリマヴェーラのカピターノを務めています。

来歴を見ていくと、クービスは20-21シーズンにプリマベーラに昇格。リーグ13節のフィオレンティーナU—19戦にてデビューを果たすとすぐさまレギュラーに定着し、その後の18試合で15試合に先発しています。
昨シーズン(2021-22)も主力として、公式戦38試合に出場。ちなみに過去2シーズンのミランプリマでのメインポジションは右SBだったようです。

【21-22】クービス_主な起用ポジション
――参考1:2021-22シーズンにおけるクービスの主な起用ポジション

一方、今シーズンここまでのクービスは5試合全てで4バックの右CBとしてプレーし、いずれもフル出場。昨季の終盤からCBでのプレーが増えているようですので、今後はこのまま主にCBとして出場機会を積んでいくことが予想されますね。


――参考2:クービスのプレー集

ポテンシャルの披露


この点に関し、先日のUEFAユースリーグ(※ユース版のチャンピオンズリーグみたいなもの)で披露したクービスのパフォーマンスは高い評価を得ています。

対戦相手はトップチームと同様にザルツブルク(の下部組織)で、彼らは昨季のユースリーグで準優勝した強敵です。そんな相手に対してクービスは印象的なパフォーマンスを披露し、1-1のドローに大きく貢献したとのこと。

ザルツブルク戦でクービスは10分にPKを決め、その後にFKで2点目に迫った。それだけでなく、守備面では何度も相手の攻撃を阻み、ボールを持ってのプレーでも個性を発揮した





こうしたクービスのパフォーマンスにはアバーテ監督だけでなく、トップチームのピオリ監督も大いに注目しているそうです。

確かに、長身かつ筋骨隆々としたクービスの姿(フィジカル)には一見しただけでも非常にポジティブな印象を抱きますし、加えてスピードがありプレースタイルもアグレッシブであるという事で、そのポテンシャルには大きな期待を寄せたくなります。将来的にミランのトップチームに定着することも十分にあり得る話ではないかなと。

もちろん「今すぐに」とはいかないでしょうが、僕のようにプリマベーラへの関心が高くないミラニスタであってもしっかりと覚えておくべき名前だと感じます。今後が非常に楽しみですね。

それでは今回はこの辺で。

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