来る9月の過密日程とターンオーバーの必要性について~サッスオーロ戦プレビュー~

サッスオーロ戦
(※こちらは昨日の18時に投稿予定だった記事なのですが、予約投稿をミスっていたようで、12時間遅れの公開になります。
そのため、文章の内容は全てサッスオーロ戦前の情報を基にしたものです。あらかじめご承知おきください)

今回は、日本時間で明日の1時30分に行われるサッスオーロ戦のプレビューをしていきたいと思います…といつもの前口上からプレビュー記事を始めたいところでしたが、試合開始まで時間がありません。そのため今回は、サッスオーロ戦を含めた今後の過密スケジュールについて言及し、その観点からサッスオーロ戦に少し触れるに止めます。

来る9月の過密日程



まずは日程の確認から。ミランは今晩から9月中旬までに計6試合を戦う必要がありますが、その対戦相手及び日程は以下の通りです。

サッスオーロ 8/31(A)1:30
インテル   9/4 (H)1:00
ザルツブルク 9/7 (A)4:00
サンプドリア 9/11(A)3:45
ザグレブ   9/15(H)1:45
ナポリ    9/19(H)3:45



こうして概観していくと、9月最初の2試合、第5節インテル戦とCLザルツブルク戦の2連戦は特に重要であるといえます。
ダービーマッチは言わずもがな、そしてザルツブルク戦はCLの初戦であり、GL突破を目指すミランにとっては是が非でも勝ちたい相手ですからね。

しかし、この2連戦の間に与えられた準備期間はわずか2日。その前後にも試合が詰まっており、改めて過密日程の厳しさを感じるところです。
この点について、インテル戦、ザルツブルク戦に出来る限りのベストメンバーを送り出したいと考えるのであれば、その前後に開催されるサッスオーロ戦とサンプドリア戦では大胆なターンオーバーを行うというのが妥当な選択でしょう。実際、来るサッスオーロとの一戦では以下のように控えメンバーを多く組み込んだスタメンで臨むそうです(『GdS』より)。

サッスオーロ戦予想スタメン



システム;4-2-3-1

GK;メニャン

DF;フロレンツィケアー、トモリ、テオ

MF;ベナセル、ポベガ

MF;サレマブラヒム、レオン

FW;ジルー


前節から5人(赤文字で記載)を入れ替えると予想されています。また、本来であればジルーレオンも休ませる予定だったらしいのですが、その代役となるはずだったレビッチオリギがそれぞれ負傷してしまったそうです。

ターンオーバーを実施した際に懸念されるのはもちろん「チームパフォーマンスをどれだけ維持できるか」という点です。ピオリ監督は「我々のメンバーにレギュラー・サブの区別は無い。全員がレギュラーだ」といったお世辞を口にしているものの、少なくとも現時点でそんなことはないでしょう。

ブラヒムサレマファンには申し訳ないのですが、個人的にはもうこの並びを見るとゲンナリします。ファイナルサードでの判断・精度に欠ける彼らの共演がチームパフォーマンスにどういう影響をもたらすかは昨季に嫌というほど見せられましたが、果たして今季は改善が見られるかどうか…。こうしたネガティブな印象を覆す活躍を見せてくれると嬉しいんですけどね。

ただ、仮に彼ら2人のプレーが悪くても、レオンのパフォーマンスが良ければこの試合のチャンスメイクに関してはさほど問題ないと思います。ボローニャ戦で1ゴール1アシストを記録したとはいえ、今季ここまでの彼は全体的に酷いパフォーマンスを見せているだけに、相性の良いサッスオーロ相手に復調のキッカケを掴んで欲しいですね。

他にもケアーポベガフロレンツィといったサブ組が先発予定ですが、中でも注目はケアーでしょう。予定通り出場できれば、あの大怪我をしてしまった昨年12月のジェノア戦以来となる公式戦でのプレーとなります。
33歳の彼が長期離脱後にトップパフォーマンスを取り戻すのは決して簡単ではないはずですが、今季も重要な戦力と見なされていることに変わりありません。

また、フロレンツィやポベガも同様に貴重な戦力です。彼ら3人の活躍次第では今後ターンオーバーの選択を採りやすくなりますし、是非とも良いプレーを見せてもらいたいと思います。


最後に。今回ターンオーバーを実施するのは極めて妥当な判断であるように思われますが、それでも結果という側面を疎かにするわけにはいきません。
ミランにはこの試合でも勝利が求められますし、そのためにも今回抜擢される予定のサブメンバーには奮起してもらい、勝利を呼び込むパフォーマンスを見せてもらいたいと思います。

それでは今回はこの辺で。

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