ミラン、ヴォルフスブルク所属のヴランクスに興味か
ミランのボランチの補強候補について、直近の報道によるとこれまで獲得に動いていたオニェディカ(ミッティラン)の獲得可能性が大幅にダウンしているようです。
その一方、オニェディカと同じく有力候補として挙がっていたオナナ(ボルドー)には引き続き熱視線を送り続けているようですが、他方でここ最近はヴォルフスブルクに所属するアステル・ヴランクスの名前も浮上しています。
オナナについては別記事にて言及済みのため、本日はこのヴランクスについて見ていきたいと思います。
ヴランクスは現在19歳のベルギー人MFです。身長は183cmで、これまでの獲得候補と同様に優れた体格を有しているように見られます。
続いて来歴について見ていくと、昨シーズンにベルギーのKVメヘレンからドイツのヴォルフスブルクに加入。シーズン開幕当初は出番が無かったものの、リーグ第8節にてデビューを果たすとその後は継続的に出場機会を確保していたようです。CLにも4試合に先発し、リーグ戦を含めて当シーズンは28試合(うち先発16試合)に出場と19歳ながら上々の成績を残しています。
ただし、昨シーズンは終盤にプレー機会を結構減らしており、第24節の先発を最後に10試合連続のベンチスタートとなる等やや評価を落としていたようにも見受けられます。
また、今季からヴォルフスブルクの新監督となったニコ・コバチ監督の下でも現時点で十分な出番は得られておらず、公式戦4試合を消化した段階で7分のプレー時間に止まっているようです。
さて。お次はヴランクスのプレースタイルや特徴について、データも参照しつつ軽く見ていきましょう。
上記のプレー集を観ると、タックルやインターセプトによるボール奪取などのディフェンシブなプレーがその多くを占めていますね。
また、データを見ても守備に特長のある選手であることは良く分かります。守備に関するスタッツを参照していくと、以下のようにタックル(データ1)やプレッシング(データ2)において良い数値を出しているようです

――データ1

――データ2
まぁ彼の場合は途中出場も割と多く、1試合平均のデータというのは良くも悪くも鵜呑みにできないところはありますけどね。
一方で攻撃面に関しては、上記のプレー集やデータを見る限りだと個人的に特筆すべき点は見当たらないかなぁと。この手のタイプですと、攻撃時の評価はビルドアップ時のポジショニングセンスやボールを受けてからの安定かつ素早いプレー選択の有無が重要なウェイトを占めると思いますが、そういった部分というのはやはり90分トータルで観ないことには判断し辛いですしね。
最後にヴランクスの獲得可能性についてです。
この点を考えるに辺り重要となる要素の1つが「移籍金」ですが、昨シーズンにヴォルフスブルクは800万ユーロで彼を獲得したため、転売に際してはそれと同程度の額を要求すると報じられています(具体的な額はおそらく現時点で不明?)
ちなみにヴランクスの市場価格は『transfermarkt』ですと1000万ユーロとされているものの、ミランがその額を払うとは思えません。そのため、ヴォルフスブルクの要求額はポイントの一つになるでしょうね。
もう一つのポイントは「オナナ(ボルドー)との交渉の行方」です。
最初に述べた通りオナナとヴランクスはミランの補強候補として二者択一の関係にあり、現時点だとミランの興味はどうやらオナナの方により傾いている模様です(『Sky』より)そのため、オナナの獲得交渉が順調にまとまった場合には必然的にヴランクス獲得の話は流れるでしょう。
両者は報じられる移籍金やこれまでの出場数、また特徴など共通点が少なくなく、どちらがよりミランにとって望ましい選手なのかは正直言って判断が難しいと思います。個人的にはオナナかなぁとか漠然と考えてはいますが、選手登録枠に悩む必要のないヴランクスの年齢は確かに魅力的であるわけで…。
詳しい話は獲得が決まってからしていきたいですね。
それでは今回はこの辺で。
その一方、オニェディカと同じく有力候補として挙がっていたオナナ(ボルドー)には引き続き熱視線を送り続けているようですが、他方でここ最近はヴォルフスブルクに所属するアステル・ヴランクスの名前も浮上しています。
オナナについては別記事にて言及済みのため、本日はこのヴランクスについて見ていきたいと思います。
基本情報・来歴
ヴランクスは現在19歳のベルギー人MFです。身長は183cmで、これまでの獲得候補と同様に優れた体格を有しているように見られます。
続いて来歴について見ていくと、昨シーズンにベルギーのKVメヘレンからドイツのヴォルフスブルクに加入。シーズン開幕当初は出番が無かったものの、リーグ第8節にてデビューを果たすとその後は継続的に出場機会を確保していたようです。CLにも4試合に先発し、リーグ戦を含めて当シーズンは28試合(うち先発16試合)に出場と19歳ながら上々の成績を残しています。
ただし、昨シーズンは終盤にプレー機会を結構減らしており、第24節の先発を最後に10試合連続のベンチスタートとなる等やや評価を落としていたようにも見受けられます。
また、今季からヴォルフスブルクの新監督となったニコ・コバチ監督の下でも現時点で十分な出番は得られておらず、公式戦4試合を消化した段階で7分のプレー時間に止まっているようです。
プレースタイル・特徴
さて。お次はヴランクスのプレースタイルや特徴について、データも参照しつつ軽く見ていきましょう。
上記のプレー集を観ると、タックルやインターセプトによるボール奪取などのディフェンシブなプレーがその多くを占めていますね。
また、データを見ても守備に特長のある選手であることは良く分かります。守備に関するスタッツを参照していくと、以下のようにタックル(データ1)やプレッシング(データ2)において良い数値を出しているようです

――データ1

――データ2
まぁ彼の場合は途中出場も割と多く、1試合平均のデータというのは良くも悪くも鵜呑みにできないところはありますけどね。
一方で攻撃面に関しては、上記のプレー集やデータを見る限りだと個人的に特筆すべき点は見当たらないかなぁと。この手のタイプですと、攻撃時の評価はビルドアップ時のポジショニングセンスやボールを受けてからの安定かつ素早いプレー選択の有無が重要なウェイトを占めると思いますが、そういった部分というのはやはり90分トータルで観ないことには判断し辛いですしね。
獲得可能性
最後にヴランクスの獲得可能性についてです。
この点を考えるに辺り重要となる要素の1つが「移籍金」ですが、昨シーズンにヴォルフスブルクは800万ユーロで彼を獲得したため、転売に際してはそれと同程度の額を要求すると報じられています(具体的な額はおそらく現時点で不明?)
ちなみにヴランクスの市場価格は『transfermarkt』ですと1000万ユーロとされているものの、ミランがその額を払うとは思えません。そのため、ヴォルフスブルクの要求額はポイントの一つになるでしょうね。
もう一つのポイントは「オナナ(ボルドー)との交渉の行方」です。
最初に述べた通りオナナとヴランクスはミランの補強候補として二者択一の関係にあり、現時点だとミランの興味はどうやらオナナの方により傾いている模様です(『Sky』より)そのため、オナナの獲得交渉が順調にまとまった場合には必然的にヴランクス獲得の話は流れるでしょう。
両者は報じられる移籍金やこれまでの出場数、また特徴など共通点が少なくなく、どちらがよりミランにとって望ましい選手なのかは正直言って判断が難しいと思います。個人的にはオナナかなぁとか漠然と考えてはいますが、選手登録枠に悩む必要のないヴランクスの年齢は確かに魅力的であるわけで…。
詳しい話は獲得が決まってからしていきたいですね。
それでは今回はこの辺で。