開幕戦で生まれた印象的な「記録」6選 【2022-23シーズン】
本日は、今シーズン開幕戦のミラン対ウディネーゼにて生まれた様々な記録について、気になったものをピックアップしてご紹介していきたいと思います。
「プレッシャーをかけたことによるボール回収数」というスタッツにおいて、開幕節のミランは「32回」を記録。これはトリノの34回に次いでリーグ2位の数値だったそうです(『GdS』)。
ピオリ・ミランがプレス主体のアグレッシブな守備を志向しているのは周知されているところで、引き続き今季も同様の原則の下で堅守を維持することが期待されます。開幕戦はクロス対応が十分でなく2失点を喫したものの、チームの志向する守備スタイルの効果はスタッツにしっかりと反映されていますね。
一方で攻撃面については、ミランはこの試合で4点を奪取。
この4得点というのはミランの開幕戦では非常に珍しかったようで、ミランにとって2010-11シーズンのレッチェ戦以来となる今世紀2度目の出来事だそうです。
また、この開幕戦にミランはセリエA王者として臨み勝利したわけですが、同様に王者として臨んだ過去3回の開幕戦はいずれも「2-2」で終えていたそうな(『milannews』)。
奇しくも、このウディネーゼ戦でも前半終了時のスコアは「2-2」でした。後半開始から数十秒での3点目が命運を変えましたし、その意味でブラヒムの得点は正に値千金だったといえるかもしれませんね。
大勝の要因の一つには「サポーターによる熱烈な応援」もあったでしょう。
この試合の観客数は70197人という事で、ミランのホーム開幕戦にこれほど多くの観客数が集まったのは2009-10シーズン以来とのこと。当時はインテルとのダービーマッチだったことで約78000人もの観客が集まったそうですが、試合結果は0-4と大敗しています。
一方、今回のように大観衆の中で結果を出せると何よりのファンサービスになりますし、それと同時にリピート効果にも期待できるため商業的なメリットも大きい、と。スポーツ面の結果という点でも申し分ないですし、良いことずくめですね。
昨シーズン終盤から現地を始めとするミラニスティの盛り上がりは尋常ではないですし、その期待に応えるチームも素晴らしい。願わくはこの理想的な状況がいつまでも続いて欲しいですね。
続いては選手個人の注目データについてです。
まずはカラブリア。彼はこのミラン対ウディネーゼで最も多くのボールタッチを行った選手となり、その数は実に「107回」。2位のカルルが「76回」ですのでその差は明白です。
ミランが右サイド重視の攻撃を企図したことで、右SBのカラブリアがその攻撃の起点として多くのボールに触れたのはある種必然といえます。結果的にも1アシスト+1PK奪取という素晴らしいパフォーマンスを披露し、チームの勝利に大きく貢献してくれました。
また、カラブリアにとってはこの試合が正カピターノとしての初の公式戦でした。プリマ出身の選手がそのままトップチームで成長を遂げ、カピターノ就任にまで至ったというのは実に感慨深いものがありますね。
今回の開幕戦でドッピエッタをマークしたレビッチ。実は彼のミランでの初ゴールもウディネーゼ戦でした。
2020年1月、3-2でミランが勝利した試合においても彼はドッピエッタを記録。ウディネーゼ戦における通算得点を「4」とし、トリノと並び暫定で最もゴールを奪えたクラブとなりました。
トリノ、ウディネーゼ共に難敵であるだけに、今後もレビッチが彼ら相手に結果を残し続けてくれるとチームとしては助かりますね。
最後にユニークな記録を紹介します。
この試合で途中出場し、ミランデビューを果たした新加入のオリギ。これにより、彼はミランでプレーした1000人目の選手になったとのことです。
これまでもリバプールなどで数々の印象的なプレーを見せ、「意外性のある男」として定評のあったオリギですが、新天地ミランでも速攻で(意外な)記録を残しましたね。
ちなみにミランでプレーした「999人目」の選手はデ・ケテラーレです。こちらもゾロ目という事で印象的ですし、背番号「90」と相まって何だか9という数字に縁があるように感じます。
これから2人がミランでどのような歴史を紡いでいくのか。注目していきたいですね。
それでは今回はこの辺で。
1.ボール回収数
「プレッシャーをかけたことによるボール回収数」というスタッツにおいて、開幕節のミランは「32回」を記録。これはトリノの34回に次いでリーグ2位の数値だったそうです(『GdS』)。
ピオリ・ミランがプレス主体のアグレッシブな守備を志向しているのは周知されているところで、引き続き今季も同様の原則の下で堅守を維持することが期待されます。開幕戦はクロス対応が十分でなく2失点を喫したものの、チームの志向する守備スタイルの効果はスタッツにしっかりと反映されていますね。
2.4得点
一方で攻撃面については、ミランはこの試合で4点を奪取。
この4得点というのはミランの開幕戦では非常に珍しかったようで、ミランにとって2010-11シーズンのレッチェ戦以来となる今世紀2度目の出来事だそうです。
また、この開幕戦にミランはセリエA王者として臨み勝利したわけですが、同様に王者として臨んだ過去3回の開幕戦はいずれも「2-2」で終えていたそうな(『milannews』)。
1999-2000:レッチェ2ー2ミラン
2004-2005:ミラン2ー2リボルノ
2011-2012:ミラン2ー2ラツィオ
奇しくも、このウディネーゼ戦でも前半終了時のスコアは「2-2」でした。後半開始から数十秒での3点目が命運を変えましたし、その意味でブラヒムの得点は正に値千金だったといえるかもしれませんね。
3.観客数
大勝の要因の一つには「サポーターによる熱烈な応援」もあったでしょう。
この試合の観客数は70197人という事で、ミランのホーム開幕戦にこれほど多くの観客数が集まったのは2009-10シーズン以来とのこと。当時はインテルとのダービーマッチだったことで約78000人もの観客が集まったそうですが、試合結果は0-4と大敗しています。
一方、今回のように大観衆の中で結果を出せると何よりのファンサービスになりますし、それと同時にリピート効果にも期待できるため商業的なメリットも大きい、と。スポーツ面の結果という点でも申し分ないですし、良いことずくめですね。
昨シーズン終盤から現地を始めとするミラニスティの盛り上がりは尋常ではないですし、その期待に応えるチームも素晴らしい。願わくはこの理想的な状況がいつまでも続いて欲しいですね。
4.ボールタッチ数
続いては選手個人の注目データについてです。
まずはカラブリア。彼はこのミラン対ウディネーゼで最も多くのボールタッチを行った選手となり、その数は実に「107回」。2位のカルルが「76回」ですのでその差は明白です。
ミランが右サイド重視の攻撃を企図したことで、右SBのカラブリアがその攻撃の起点として多くのボールに触れたのはある種必然といえます。結果的にも1アシスト+1PK奪取という素晴らしいパフォーマンスを披露し、チームの勝利に大きく貢献してくれました。
また、カラブリアにとってはこの試合が正カピターノとしての初の公式戦でした。プリマ出身の選手がそのままトップチームで成長を遂げ、カピターノ就任にまで至ったというのは実に感慨深いものがありますね。
5.ウディネーゼ・キラー誕生?
今回の開幕戦でドッピエッタをマークしたレビッチ。実は彼のミランでの初ゴールもウディネーゼ戦でした。
2020年1月、3-2でミランが勝利した試合においても彼はドッピエッタを記録。ウディネーゼ戦における通算得点を「4」とし、トリノと並び暫定で最もゴールを奪えたクラブとなりました。
トリノ、ウディネーゼ共に難敵であるだけに、今後もレビッチが彼ら相手に結果を残し続けてくれるとチームとしては助かりますね。
6.1000人目のミランデビュー
最後にユニークな記録を紹介します。
この試合で途中出場し、ミランデビューを果たした新加入のオリギ。これにより、彼はミランでプレーした1000人目の選手になったとのことです。
これまでもリバプールなどで数々の印象的なプレーを見せ、「意外性のある男」として定評のあったオリギですが、新天地ミランでも速攻で(意外な)記録を残しましたね。
ちなみにミランでプレーした「999人目」の選手はデ・ケテラーレです。こちらもゾロ目という事で印象的ですし、背番号「90」と相まって何だか9という数字に縁があるように感じます。
これから2人がミランでどのような歴史を紡いでいくのか。注目していきたいですね。
それでは今回はこの辺で。