ミラン、レンヌ所属のバティスト・サンタマリアに興味か
ミランのボランチ補強候補の1人として、レンヌに所属するバティスト・サンタマリアの名前が浮上しています。
今のミランがリーグアン市場をかなり注視しているのは周知されているところで、近年はレオンやメニャン、アドリなど次々と同リーグから選手を獲得しています。
そのため、上記フランスメディア『レキップ』の話にも信憑性が感じられますし、マルディーニが高く評価しているという事で一層気になる存在ですね。
それではまず基本情報を抑えておきましょう。
サンタマリアは中盤を本職とする27歳の選手です。昨季はレンヌでリーグ戦34試合に出場(うち28試合に先発)して2ゴール1アシストを記録。
また、ピッチにおける主戦場はハーフウェイライン付近となっており、攻守のバランスを取る役割に重きをおいていたことが窺えますね。

――21-22シーズン、サンタマリアのヒートマップ
続いてはサンタマリアのプレースタイルや特徴について、以下のプレー動画やデータを参照しながらピックアップしていきたいと思います。
上記のプレー集を観ていてまず目を引くのが「パスレンジ」の広さです。
中・長距離のパスによってサイドに張るチームメイトや裏へ抜けだす味方にボールを届けるといったシーンが散見されており、サンタマリアの好むプレーの1つであることが窺えますね、
この点に関しデータを参照すると、その特徴が反映されていることが分かります。

――データ1
上記は21-22シーズンにおけるサンタマリアの平均パススタッツ、及びリーグアンの中盤選手を対象としたパーセンタイルです。これを見るとサンタマリアは中・長距離(Medium/Long)のパスの頻度・精度共にリーグ内で高めの数値を記録しており、特にロングパスの方はかなりのものとなっています。
こうしたパスレンジを活かし、後方からボールを捌いていくのが彼の特徴の一つといえそうです。
一方、ミランの補強候補として考えたときに肝心といえる守備面についてはどうか。
この点は所属チームの守備スタイルにも影響を受ける部分でありますが、データを見るに昨季のサンタマリアはレンヌでそこまで積極的な守備を行っているようには見受けられません。

――データ2
しかしながら3シーズン前に所属していたアンジェではアグレッシブなスタイルを披露していたようで、昨季と比べてタックル数やプレッシャー数に顕著な違いが見られます。

――データ3
このことから、複数の守備スタイルに適応できる選手であると考えられますね。
また、昨季のサンタマリアは中盤の選手としては数多くの空中戦をこなしていたようで、その数値も高く出ています。加えてボール回収数も多く、ルーズボールに対する反応に定評があると。

――データ4
あくまでデータに基づく判断に過ぎないため過信は禁物ですが、こうして見ていくと今のミランが求めるボランチのタイプであると考えることはできそうですね、
さて。サンタマリアの選手としての特徴をざっくりと抑えたところで、最後に獲得の実現可能性について言及していこうと思います。
この点、最初に引用した『レキップ』による報道内容においては、ミラン移籍の可能性は「低いだろう」と判断しています。
サンタマリアの市場価格は『transfermarkt』によると1400万ユーロであり、加えてレンヌとの契約が2025年まで残っていることを考えると、彼の移籍金はそれより高めに設定されてもおかしくありません。
そしてレキップの指摘するようにミランの補強予算はほとんど残っておりませんので、確かに獲得の現実味はかなり薄いと言わざるを得ませんね。
個人的にもジャン・オナナ辺りの安価で若い有望株を獲れればとりあえずOKかなとも思いますし、今回の一件は興味止まりで終わりそうな印象です。
それでは今回はこの辺で。
ミランTDのパオロ・マルディーニはサンタマリアの資質を高く評価しており、実際に昨シーズンは何度もスカウトを送り込みサンタマリアを視察していた――L'Equipe
今のミランがリーグアン市場をかなり注視しているのは周知されているところで、近年はレオンやメニャン、アドリなど次々と同リーグから選手を獲得しています。
そのため、上記フランスメディア『レキップ』の話にも信憑性が感じられますし、マルディーニが高く評価しているという事で一層気になる存在ですね。
基本情報
それではまず基本情報を抑えておきましょう。
サンタマリアは中盤を本職とする27歳の選手です。昨季はレンヌでリーグ戦34試合に出場(うち28試合に先発)して2ゴール1アシストを記録。
また、ピッチにおける主戦場はハーフウェイライン付近となっており、攻守のバランスを取る役割に重きをおいていたことが窺えますね。

――21-22シーズン、サンタマリアのヒートマップ
プレースタイル・特徴
続いてはサンタマリアのプレースタイルや特徴について、以下のプレー動画やデータを参照しながらピックアップしていきたいと思います。
上記のプレー集を観ていてまず目を引くのが「パスレンジ」の広さです。
中・長距離のパスによってサイドに張るチームメイトや裏へ抜けだす味方にボールを届けるといったシーンが散見されており、サンタマリアの好むプレーの1つであることが窺えますね、
この点に関しデータを参照すると、その特徴が反映されていることが分かります。

――データ1
上記は21-22シーズンにおけるサンタマリアの平均パススタッツ、及びリーグアンの中盤選手を対象としたパーセンタイルです。これを見るとサンタマリアは中・長距離(Medium/Long)のパスの頻度・精度共にリーグ内で高めの数値を記録しており、特にロングパスの方はかなりのものとなっています。
こうしたパスレンジを活かし、後方からボールを捌いていくのが彼の特徴の一つといえそうです。
一方、ミランの補強候補として考えたときに肝心といえる守備面についてはどうか。
この点は所属チームの守備スタイルにも影響を受ける部分でありますが、データを見るに昨季のサンタマリアはレンヌでそこまで積極的な守備を行っているようには見受けられません。

――データ2
しかしながら3シーズン前に所属していたアンジェではアグレッシブなスタイルを披露していたようで、昨季と比べてタックル数やプレッシャー数に顕著な違いが見られます。

――データ3
このことから、複数の守備スタイルに適応できる選手であると考えられますね。
また、昨季のサンタマリアは中盤の選手としては数多くの空中戦をこなしていたようで、その数値も高く出ています。加えてボール回収数も多く、ルーズボールに対する反応に定評があると。

――データ4
あくまでデータに基づく判断に過ぎないため過信は禁物ですが、こうして見ていくと今のミランが求めるボランチのタイプであると考えることはできそうですね、
獲得の可能性
さて。サンタマリアの選手としての特徴をざっくりと抑えたところで、最後に獲得の実現可能性について言及していこうと思います。
この点、最初に引用した『レキップ』による報道内容においては、ミラン移籍の可能性は「低いだろう」と判断しています。
サンタマリアのメルカート終了までのサプライズ移籍はあり得るか?そのようなシナリオが現実になる可能性はほとんどない。ミランは状況を注視してはいるが、取引を成立させるのに必要な現金を持ち合わせていないと見られる――L'Equipe
サンタマリアの市場価格は『transfermarkt』によると1400万ユーロであり、加えてレンヌとの契約が2025年まで残っていることを考えると、彼の移籍金はそれより高めに設定されてもおかしくありません。
そしてレキップの指摘するようにミランの補強予算はほとんど残っておりませんので、確かに獲得の現実味はかなり薄いと言わざるを得ませんね。
個人的にもジャン・オナナ辺りの安価で若い有望株を獲れればとりあえずOKかなとも思いますし、今回の一件は興味止まりで終わりそうな印象です。
それでは今回はこの辺で。