ミラン、チュクエメカ獲得に興味を示す
ミランの獲得候補として、最近強く報じられているのがアストン・ヴィラに所属するカーニー・チュクエメカ(チュクウェメカ)です。
ミランにとって彼は「レナト・サンチェスの代役」とのこと。
この点、サンチェスはPSGへの移籍に近づいているらしく、そのためミランはチュクエメカへの関心を強めているようです。上記のように、最初のオファーを準備しているといった報道もありますね。
さて。それではそもそもチュクエメカとはどういう選手なのかについて見ていきましょう。
チュクエメカは18歳のイングランド人選手であり、現在の所属チームは先述の通りアストン・ヴィラ。
ポジションはMFで、ボランチもトップ下もこなせるタイプのようです。
次に来歴についてですが、ヴィラでのプレミアデビュー戦は2020-21シーズンの第37節とのこと。
続く昨シーズンはリーグ戦12試合に出場(内2試合に先発)。これを出場時間に換算すると「294分」という事で決して多くはありませんが、18という年齢を考慮すればその期待度が窺えますね。
また、彼はイングランドU-19代表で主力としてプレーしており、特に今年7月に行われたU-19欧州選手権では全5試合に先発して3ゴール・2アシストを記録する素晴らしい活躍を披露。チームの優勝に大きく貢献しています。
それでは続いて、チュクエメカのプレースタイルや特徴についてざっと見ていきましょう。
上記のプレー動画を確認するに、まず「体格の良さ(フィジカル)」に目がいきます。
下部組織でプレーしている時の映像だと顕著ですが、18歳にして既にかなりの肉体強度を誇っていることが分かりますね。ちなみに身長についてはデータサイトによって数字にバラつきがありますが、『transfermarkt』によると185センチあるようです。
また、優秀なフィジカルを有していながら高水準の「テクニック」を兼備しているのも素晴らしい。しなやかなボールタッチによって相手からの寄せをいなし、そこから前方のスペースへグイグイとボールを運んでいく様子が確認できますし、決してフィジカルに頼り切ったプレースタイルではないことが窺えます。
そしてゴール前での狭いスペースにおいても、キレのある仕掛けや味方とのスピーディーな連携による崩しなど、有能さを感じさせるプレーが散見されますね。
無論、ハイライト集だけで選手の総合的なパフォーマンスを判断することはできませんが、少なくとも攻撃色の強い中盤の選手として非常に優れた資質を有していることは確かなのではないかなと思います。レナト・サンチェスの代役として獲得しようとしていたとしても納得です。
さて。そんな有望選手のチュクエメカですが、獲得の実現可能性というのはどれほどのものなのか。最後にその点について見ていきたいと思います。
まずは気になる移籍金です。
現行契約期間が残り1年というのは、彼の獲得を望むクラブにとっては朗報です。ミラン的にも2000万ユーロであれば手は出せないでしょうが、もし値段が1000~1500万ユーロ程度に落ち着くのであれば、サンチェス用の予算を回すことで移籍金の問題はクリアできるでしょう(実際に払うかどうかは別ですが…)。
ただし大きな問題が1つ残されています。それは競合クラブの存在です。
上記のバルセロナやPSGを始め、複数プレミアクラブなども興味を示していると報じられているチュクエメカ。
彼らを出し抜きチュクエメカを確保する力が今のミランにあるかは極めて疑わしいところでありますし、そのためあまり現実味のある話ではないんじゃないかというのが率直な印象です。
もしミラン移籍が実現するとすれば、それは「ミランがチュクエメカ獲得を本気で目指し、かつ他の競合クラブがチーム事情により獲得に本腰を入れない(入れられない)」場合に限られるのかなと。
個人的には彼のポテンシャルにかなり惹かれている部分もありますので、実現可能性の低さは念頭に置きつつも、続報に期待したいと思います。
それでは今回はこの辺で。
📰 @NicoSchira: #Milan prepare first bid to Aston #Villa for Carney #Chukwuemeka. pic.twitter.com/FzV3AJ4dKL
— Milan Posts 🏆🇮🇹 (@MilanPosts) July 25, 2022
ミランにとって彼は「レナト・サンチェスの代役」とのこと。
この点、サンチェスはPSGへの移籍に近づいているらしく、そのためミランはチュクエメカへの関心を強めているようです。上記のように、最初のオファーを準備しているといった報道もありますね。
ミランはサンチェスを何カ月も待っていたが、もう残された時間が少ないことでマルディーニとマッサーラは焦っているようだ。だからこそ今、ヴィラのチュクエメカがますます魅力的な名前になっているのである――calciomercato.com
チュクエメカとは何者か
さて。それではそもそもチュクエメカとはどういう選手なのかについて見ていきましょう。
1.基本情報
チュクエメカは18歳のイングランド人選手であり、現在の所属チームは先述の通りアストン・ヴィラ。
ポジションはMFで、ボランチもトップ下もこなせるタイプのようです。
2.チュクエメカの来歴
次に来歴についてですが、ヴィラでのプレミアデビュー戦は2020-21シーズンの第37節とのこと。
続く昨シーズンはリーグ戦12試合に出場(内2試合に先発)。これを出場時間に換算すると「294分」という事で決して多くはありませんが、18という年齢を考慮すればその期待度が窺えますね。
また、彼はイングランドU-19代表で主力としてプレーしており、特に今年7月に行われたU-19欧州選手権では全5試合に先発して3ゴール・2アシストを記録する素晴らしい活躍を披露。チームの優勝に大きく貢献しています。
3.チュクエメカのプレースタイル
それでは続いて、チュクエメカのプレースタイルや特徴についてざっと見ていきましょう。
上記のプレー動画を確認するに、まず「体格の良さ(フィジカル)」に目がいきます。
下部組織でプレーしている時の映像だと顕著ですが、18歳にして既にかなりの肉体強度を誇っていることが分かりますね。ちなみに身長についてはデータサイトによって数字にバラつきがありますが、『transfermarkt』によると185センチあるようです。
また、優秀なフィジカルを有していながら高水準の「テクニック」を兼備しているのも素晴らしい。しなやかなボールタッチによって相手からの寄せをいなし、そこから前方のスペースへグイグイとボールを運んでいく様子が確認できますし、決してフィジカルに頼り切ったプレースタイルではないことが窺えます。
そしてゴール前での狭いスペースにおいても、キレのある仕掛けや味方とのスピーディーな連携による崩しなど、有能さを感じさせるプレーが散見されますね。
無論、ハイライト集だけで選手の総合的なパフォーマンスを判断することはできませんが、少なくとも攻撃色の強い中盤の選手として非常に優れた資質を有していることは確かなのではないかなと思います。レナト・サンチェスの代役として獲得しようとしていたとしても納得です。
ミラン移籍の実現可能性
さて。そんな有望選手のチュクエメカですが、獲得の実現可能性というのはどれほどのものなのか。最後にその点について見ていきたいと思います。
まずは気になる移籍金です。
アストン・ヴィラは今夏のチュクエメカ売却に際し2000万ユーロを望んでいるが、チュクウェメカとヴィラの契約は2023年6月までであり、そこまでの高値がつく可能性は低いと思われる。――GdS
現行契約期間が残り1年というのは、彼の獲得を望むクラブにとっては朗報です。ミラン的にも2000万ユーロであれば手は出せないでしょうが、もし値段が1000~1500万ユーロ程度に落ち着くのであれば、サンチェス用の予算を回すことで移籍金の問題はクリアできるでしょう(実際に払うかどうかは別ですが…)。
ただし大きな問題が1つ残されています。それは競合クラブの存在です。
現在、チュクエメカには欧州各地からオファーが届いており、その中にはバルセロナとPSGもいる。選手自身はプレミアリーグからの移籍にも前向きな姿勢を見せている――GdS
上記のバルセロナやPSGを始め、複数プレミアクラブなども興味を示していると報じられているチュクエメカ。
彼らを出し抜きチュクエメカを確保する力が今のミランにあるかは極めて疑わしいところでありますし、そのためあまり現実味のある話ではないんじゃないかというのが率直な印象です。
もしミラン移籍が実現するとすれば、それは「ミランがチュクエメカ獲得を本気で目指し、かつ他の競合クラブがチーム事情により獲得に本腰を入れない(入れられない)」場合に限られるのかなと。
個人的には彼のポテンシャルにかなり惹かれている部分もありますので、実現可能性の低さは念頭に置きつつも、続報に期待したいと思います。
それでは今回はこの辺で。