ミラン、イブラヒモビッチとの契約延長を正式発表!~伝説的記録への挑戦~
イブラヒモビッチがミランとの契約を1年延長することが正式発表されました。
報道では既に「決定的」とされていたこととはいえ、無事に滞りなく正式発表にまで至って何よりです。
なお、今回の契約により受け取る年俸額についても既に報じられている通りのようで、固定額を100~150万ユーロと低く抑えつつ、特定の成績(出場数、ゴール数、アシスト数など)に応じたボーナスが多めに設定されているとのこと。
以下の画像はイブラがこれまでミランで受け取った推定年俸額をシーズン毎にまとめたものですが、こうして見比べるとやはり此度の(固定)額は異例といえますね。。

――『GdS』より
イブラにとってもはや年俸額は大した問題ではなく、モチベーションの一種として機能する程度のものであることが契約内容から窺えます。
そんなイブラにとって、来る新シーズンは「自分の成績を上げ、延いてはミランに勝利をもたらすこと」に主眼が置かれているのは明白です。
昨シーズンのイブラは怪我により多くの試合を欠場することを余儀なくされており、中でもシーズン後半戦は膝に深刻な問題を抱えたまま過ごしたことで出場機会が激減。
彼がその経験とメンタリティでもってチームに好影響を及ぼし、チームのスクデット獲得に重要な役割を果たしたことは純然たる事実としても、ピッチ上でのパフォーマンスという観点では物足りないシーズンであったことは確かだと思います。
そこでシーズン終了後、問題となっていた膝を手術し、長期間のリハビリと引き換えに最大の懸案事項を取り除いたイブラ。
この点、いかにイブラといえども40歳という年齢で半年間以上の離脱を余儀なくされ、そこから再びトップコンディションを取り戻すのは相当難しいはずです。しかしながら、もしそれが出来たなら彼が再びピッチ上においても中心的な存在となることは十分に想像できますし、何より一イブラファンとしてはそんな彼の姿をもう一度見たいというのがあります。
彼の得点感覚やインテリジェンス等が今なお通用することは昨シーズンに証明済みですし、今度は出来る限り万全のフィジカルコンディションでピッチに戻ってきて欲しいですね。
そして、来る新シーズンに41歳を迎えるイブラが復帰を果たした際には、多くの「伝説的記録」を打ち破るチャンスが訪れます。
『GdS』によると、更新のチャンスがある偉大な記録は以下の通りです。
今年の1月9日に行われたヴェネツィア戦にて、40歳98日でゴールを決めているイブラヒモビッチ。その彼よりも高齢でゴールを決めているのは2人おり、それはシルビオ・ピオラ(40歳131日)とアレッサンドロ・コスタクルタ(41歳25日)です。
しかしイブラは10月3日に41歳となるため、復帰予定時期である来年1月以降にゴールを決められればコスタクルタの記録を抜いてセリエA最年長ゴールとなりますね。
また、現在コスタクルタはCLの最年長出場記録(40歳211日)も持っているようですが、イブラが次に出場した時にはその記録も更新することになります。
ただし、イブラの復帰時期は既に触れたように来年1月以降、そして今季のCLグループステージ最終節は今年の11月に開催予定とのことで、今季中にイブラが当該記録を更新するにはミランの決勝トーナメント進出が不可欠です。
続いてCLの最年長ゴール記録という点でいうと、現在のレコードホルダーはローマのレジェンドであるフランチェスコ・トッティです。彼は38歳59日でCSKAモスクワ相手にゴールを決めているとのこと。
また、CLでの最年長ドッピエッタ(2得点)記録はミランのレジェンドであるフィリッポ・インザーギです。ピッポは2010年のレアルマドリー戦で37歳86日にしてドッピエッタをマーク。ミラニスティの記憶に残るゴールでしたね。
最後に。万が一にもミランが今季のCLで優勝なんてことになれば、イブラはCLの最年長優勝選手として歴史に名を刻むようです。
現在の当該記録保持者はパオロ・マルディーニであり、2007年に優勝を果たした際の年齢38歳331日を更新することになります。
さて。このようにイブラには偉大な記録更新のチャンスが懸かっています。
後者2つは厳しくとも前者2つの記録更新は十分にあり得ますし、こういった点でも新シーズンの彼には目が離せませんね。
それでは今回はこの辺で。
Official Statement: @Ibra_official ➡️ https://t.co/8BgZOIZ2Lv
— AC Milan (@acmilan) July 18, 2022
Comunicato Ufficiale: Zlatan Ibrahimović ➡️ https://t.co/0A2sQdJppp#ReadyToLeaveAMark #SempreMilan pic.twitter.com/GN44NS1cLJ
報道では既に「決定的」とされていたこととはいえ、無事に滞りなく正式発表にまで至って何よりです。
なお、今回の契約により受け取る年俸額についても既に報じられている通りのようで、固定額を100~150万ユーロと低く抑えつつ、特定の成績(出場数、ゴール数、アシスト数など)に応じたボーナスが多めに設定されているとのこと。
以下の画像はイブラがこれまでミランで受け取った推定年俸額をシーズン毎にまとめたものですが、こうして見比べるとやはり此度の(固定)額は異例といえますね。。
Ibrahimović's salary in each of his seasons at Milan. [GdS] pic.twitter.com/3L2Zy1BW6G
— Meytar Zeevi (@RossoneriBlog) July 19, 2022

――『GdS』より
イブラにとってもはや年俸額は大した問題ではなく、モチベーションの一種として機能する程度のものであることが契約内容から窺えます。
飽くなき闘争心
そんなイブラにとって、来る新シーズンは「自分の成績を上げ、延いてはミランに勝利をもたらすこと」に主眼が置かれているのは明白です。
俺の夢はスクデット獲得だ。ミランでは勝つためにプレーするのであって、6位、7位争いなんか出来ない。絶対にね。1位かゼロかだ――イブラヒモビッチ
昨シーズンのイブラは怪我により多くの試合を欠場することを余儀なくされており、中でもシーズン後半戦は膝に深刻な問題を抱えたまま過ごしたことで出場機会が激減。
彼がその経験とメンタリティでもってチームに好影響を及ぼし、チームのスクデット獲得に重要な役割を果たしたことは純然たる事実としても、ピッチ上でのパフォーマンスという観点では物足りないシーズンであったことは確かだと思います。
そこでシーズン終了後、問題となっていた膝を手術し、長期間のリハビリと引き換えに最大の懸案事項を取り除いたイブラ。
この点、いかにイブラといえども40歳という年齢で半年間以上の離脱を余儀なくされ、そこから再びトップコンディションを取り戻すのは相当難しいはずです。しかしながら、もしそれが出来たなら彼が再びピッチ上においても中心的な存在となることは十分に想像できますし、何より一イブラファンとしてはそんな彼の姿をもう一度見たいというのがあります。
彼の得点感覚やインテリジェンス等が今なお通用することは昨シーズンに証明済みですし、今度は出来る限り万全のフィジカルコンディションでピッチに戻ってきて欲しいですね。
偉大な記録への挑戦
そして、来る新シーズンに41歳を迎えるイブラが復帰を果たした際には、多くの「伝説的記録」を打ち破るチャンスが訪れます。
『GdS』によると、更新のチャンスがある偉大な記録は以下の通りです。
1.セリエAの最年長ゴール
今年の1月9日に行われたヴェネツィア戦にて、40歳98日でゴールを決めているイブラヒモビッチ。その彼よりも高齢でゴールを決めているのは2人おり、それはシルビオ・ピオラ(40歳131日)とアレッサンドロ・コスタクルタ(41歳25日)です。
しかしイブラは10月3日に41歳となるため、復帰予定時期である来年1月以降にゴールを決められればコスタクルタの記録を抜いてセリエA最年長ゴールとなりますね。
2.CLの最年長出場
また、現在コスタクルタはCLの最年長出場記録(40歳211日)も持っているようですが、イブラが次に出場した時にはその記録も更新することになります。
ただし、イブラの復帰時期は既に触れたように来年1月以降、そして今季のCLグループステージ最終節は今年の11月に開催予定とのことで、今季中にイブラが当該記録を更新するにはミランの決勝トーナメント進出が不可欠です。
3.CLの最年長ゴール
続いてCLの最年長ゴール記録という点でいうと、現在のレコードホルダーはローマのレジェンドであるフランチェスコ・トッティです。彼は38歳59日でCSKAモスクワ相手にゴールを決めているとのこと。
また、CLでの最年長ドッピエッタ(2得点)記録はミランのレジェンドであるフィリッポ・インザーギです。ピッポは2010年のレアルマドリー戦で37歳86日にしてドッピエッタをマーク。ミラニスティの記憶に残るゴールでしたね。
4.CLの最年長優勝選手
最後に。万が一にもミランが今季のCLで優勝なんてことになれば、イブラはCLの最年長優勝選手として歴史に名を刻むようです。
現在の当該記録保持者はパオロ・マルディーニであり、2007年に優勝を果たした際の年齢38歳331日を更新することになります。
さて。このようにイブラには偉大な記録更新のチャンスが懸かっています。
後者2つは厳しくとも前者2つの記録更新は十分にあり得ますし、こういった点でも新シーズンの彼には目が離せませんね。
それでは今回はこの辺で。