ミラン、タンガンガ獲得に向け動く
AC Milan like Tanganga, they’ve made the first contacts with Tottenham 🔴⚫️👀
— Italian Football TV (@IFTVofficial) July 15, 2022
📰 via Sky Italia pic.twitter.com/Z06zspiIx2
『Sky』を始めとする各報道によれば、ミランはタンガンガ獲得のため所属元のトッテナムにコンタクトを取り始めたとのこと。単なる興味関心以上のものになっていることは確かなようですね。
また、移籍形式についてミランは買取OP付きのレンタルを希望していると言われています。
ミランはタンガンガを非常に気に入っており、CBの陣容を完成させるのに相応しい選手であると考えているようだ。そして彼をかつてのトモリと同じ手法で連れてくる可能性を模索している、すなわち、買取OP付きのレンタルで獲得することだ――GdS
タンガンガの出場歴
それでは次に、タンガンガ自身について言及していきましょう。
19-20シーズンにトップチームデビューを果たしたタンガンガは、それからの3シーズンで公式戦43試合に出場。メインポジションはCBと右SBで、チーム事情に応じて両方のポジションをこなしていたようです。

――タンガンガ、19-20シーズンの起用ポジション(『transfermarkt』より)

――20-21シーズンの起用ポジション

――21-22シーズンの起用ポジション
そして昨シーズン。タンガンガは開幕からリーグ戦3試合連続でフル出場を果たす素晴らしいスタートダッシュを見せ、その後はベンチスタートが増えつつも準レギュラーとしてプレーしています。
しかしながら2月にひざを負傷してしまいシーズンアウト。そのため、昨シーズンの公式戦出場数は19試合に止まっています。
現在は膝の負傷も癒え、新シーズンに向けたプレシーズンツアーにもしっかりと帯同しているらしい23歳のタンガンガ。インタビュー記事を読むにスパーズに残る気満々といった感じで、正直ミラン移籍を進んで受け入れてくれるかを不安に思ってしまうところです。
タンガンガのプレースタイル
続いて、タンガンガのプレースタイルについても軽く言及しておきます。
上のプレー集やいくつかの記事・データを参照するに、まず「アグレッシブネス」という部分に注目したいところです。
フィジカルやスピードといった身体能力を基に、積極的に前に出てディフェンスアクションを行うことが可能な機動力・パーソナリティーを持った選手であることは確かでしょう。
これは今のミランでCBを務めるにあたり必須といっても良い特徴でありますが、その点についてタンガンガは十分なモノを持っているんじゃないかなと。
その一方、判断(インテリジェンス)面についてはじっくりとプレーを見てみないことには評価が難しいところです。この点、サポーターによる評価を僕がざっと確認した限りでは概ねあまり高くなく、中でもパスの判断や集中力といった部分は大きな課題であるそうな(ちなみに先ほど載せた動画のコメント欄にて、スパーズサポの方が長文でタンガンガを酷評しているコメがあるので、気になる方はご覧ください)。
最後に。上記の特徴や怪我による戦線離脱が目立つ点を踏まえると、レンタルで獲得し一旦様子を見るというのはリスク回避の観点から非常に重要であると感じます。
このまま無事に買取OP付きレンタルで取引がまとまれば良いのですが、もし交渉が難航するようなら別の候補に移る方が賢明かもしれませんね。
それでは今回はこの辺で。