コロンボとダニエル・マルディーニのレンタル移籍について

ロレンツォ・コロンボダニエル・マルディーニ
先日、ロレンツォ・コロンボのレッチェ移籍が正式発表されました。



移籍形式はレンタルですが、オプションとしてレッチェは買取OPを、一方のミランは買戻しOPをそれぞれ有しているとのことです(ミラン公式からの発表)。
ここ最近のミランはポベガ、プリッツァーリを始め、期待の若手の放出に際してはドライローンという形式を採ることが多かったのですが、今回は(買戻しOPがあるとはいえ)買取OP付きでの放出となりました。
これはミランが方針を少し変えたのか、単にコロンボを放出可能な選手と見なしているのか現時点ではハッキリしませんが、いずれにせよ興味深い事例でありますね。

こうした形式でのレンタルというのは、ドライローンと比べて当該選手を起用する「インセンティブ」をより多く相手クラブにもたらすものだと思います。
例えば当該選手を積極的に起用して育成・活躍させられれば、買取OPを行使することで自クラブの中・長期的な主戦力にすることが可能となりますし、仮に買戻しOPを行使されても見返りに一定の資金が得られます。どちらにしてもメリットはありますし、このことがレンタル選手を積極的に育成する動機づけになる、と。

他方、選手側からしても出場機会の確保の観点からより望ましい移籍形式だと考えられます。ですからコロンボには是非ともレッチェで伸び伸びとプレーして成長を遂げてもらい、ミランにノータイムで買戻しOP行使を決断させる位の活躍を見せてもらいたいですね。



ところで、報道によるとダニエル・マルディーニもまた、コロンボと同様の形式でレンタル移籍する可能性が取り沙汰されています。



スペツィアやクレモネーゼなども興味を示していると報じられていたダニエルですが、現在はエラス・ヴェローナへの移籍が濃厚となっています。

ヴェローナというとここ3シーズンしっかりとセリエAで結果を残しており、昨季は9位でシーズンを終えている好チームです。
一方で出場機会の確保という観点からすると、他の移籍先候補と比べハードルは高いように個人的には感じます。また、監督が交代するという点もダニエルにとってプラスとなるかマイナスとなるかハッキリせず、気になるところではありますね。

ただし、新シーズンのヴェローナもトランジション重視のスタイルであると仮定した場合、攻守のインテンシティやフィジカルといった部分が集中的に鍛えられ易い環境となります。そういった中でダニエルの強みとされる判断力に磨きをかけ、そこに技術と自信が伴えば選手として一皮剥けることに成功するのは間違いなく、活躍も十分に望めるのではないかなと。

何にせよ今のダニエルに最も必要なのは出場機会でしょうから、彼にとって最良のレンタル先が見つかり成長することを願うばかりです。無論、その後はミランに戻ってきて活躍してもらいたいと思います。


それでは今回はこの辺で。

0Comments