デ・ケテラーレ、ミラン移籍の噂まとめ1
今回はそんなデ・ケテラーレ関連の報道を整理して見ていこうと思います。
というのも報道によれば、ミランは既に所属先のクラブ・ブルッヘに公式オファーを出しており(詳しくは後述)、また選手側ともピオリ監督が直接電話で会話したとのことです。
ここ数日、ピオリとデ・ケテラーレの間で電話会談が行われ、監督がピッチ上に関するクラブのプランについて説明した。今後10~15日の間に取引が加速する可能性が高そうだ――GdS
そこで、次なる関心事として「獲得の実現可能性」が挙げられますが、そのことを考えるにあたり今回重要になる要素は「所属先の設定する移籍金」と「競合クラブの存在」、そして「選手の意思」といったところでしょうか。
クラブ・ブルッヘはデ・ケテラーレの移籍に際し少なくとも3000万ユーロを要求している。だが他クラブとの競合が必至なことから実際の額は3500万ユーロほどかかる見込みであり、エリオットもこの額を投資するつもりである――La Repubblica
3000~3500万ユーロというのはミランにとってかなりの高額ではありますが、かといってオファー不可能な額でもないと思います。それにボーナスや分割払いといった手法を用いるなどして、落とし所は探れそうな印象です。
まして、補強戦略を変更しアタッカー補強に注力することに決めた以上、将来的なチーム力の大幅向上ためにもこの位の投資は許容範囲であって欲しいところです。
続いて競合クラブについてです。
リーズ・ユナイテッドとサウサンプトンの両チームが、デ・ケテラーレ獲得に向け大金をオファーしている。またサウサンプトンは選手側にも非常に競争力のある年俸を提示している――GdS
やはりというべきか、この一件でもミランにとって壁として立ちはだかりそうなのはプレミアのクラブです。
各報道を見るに、特にリーズはデ・ケテラーレ獲得に向け具体的に動いていることが濃厚な要注意クラブといえるかと思います。
さて。そんな中でミランも動きを強めているようで、クラブ・ブルッヘに対しオファーを提出する段階に至ったようです。
ミランはデ・ケテラーレ獲得交渉に際し、最初の公式オファーとして2000万ユーロを提示するもすぐに拒否された。だがすぐに次のオファーに向けて動き出している。というのもミランはオークションに引きずり込まれるのを望んでおらず、リーズ・ユナイテッドが提出した3000万ユーロ+ボーナスのオファーを超える額を出したくはないからだ。そんなミランにとってプラス材料といえるのは、デ・ケテラーレが当該プレミアクラブ勢への移籍を望まず、ミランの一員になることを望んでいるという事実だ――CdS
最初のオファーはあくまで「ジャブ」ということで、ここからボーナスを含めるなどして3000万ユーロ前後のオファーを出すことはケテラーレ獲得のために必須といえますし、そのことはミランも想定済みのはずです。
その際に他の競合クラブが提示額を引き上げるなどした場合はお手上げになりそうですが、そのまま同条件ないし近い額での競合となれば、「選手の意思」というのが移籍における非常に重要なファクターになるでしょう。
この点、デ・ケテラーレはミラン移籍を希望しているとのことです。
今のデ・ケテラーレはミランにしか目がないようで、既にミラン監督のピオリ、TDのマルディーニと話を行い、ミランを次の移籍先にすることを決心しているようだ――HLN(ベルギーメディア)
ボトマンに関する報道の時にも散々見たフレーズではありますが、これ自体はポジティブに捉えて良い話だと思います。先述の通り、選手の意思が重要になったときに移籍の決め手になるわけですからね。
また、ファン心理としてもこのようにミラン移籍を希望して加入してくれる選手を応援したくなるものですから、報道が事実であることを願うばかりです。
最後に。以下のソースによれば今回の交渉において、ミランの若手選手が取引に含まれる可能性が取り沙汰されています。
クラブ・ブルッヘはミランのプリマヴェーラに所属する2人の若手、GKのアンドレアス・ユングダルとFWのエミール・ロバックに強い関心を示している。だが、現時点でミランはこの2選手を取引に含める気があるかどうか定かではない――Gianluca Di Marzio
ブルッヘの要求額を下げるにはうってつけの方法ではありますが、有望な若手選手の放出には賛否両論ありそうな印象がありますね。
上記の可能性も含め、ミランのデ・ケテラーレ獲得に向けた動きはここから加速していきそうです。そのため、今後の報道には更に注目して見ていきたいと思います。
それでは今回はこの辺で。