ミランについての「お題」に回答します(1)

回答コーナー
先日の「ネタをください」記事にて、多くのリクエストをいただきました。ありがとうございます。(まだまだ募集中です)。



今回は、そのリクエストの一部に対する回答をざっくりとですが行わせていただこうかなと。

リクエストの内容は大まかに「質問」と「話題提供」の2つに分かれていましたので、前者については原則としてここで回答(文章が長くなりそうな場合は後日に単独記事)、後者については後日どのような形で行うかのご報告となります。なお、質問の回答は先着順で、同一趣旨の質問はまとめて回答させていただきます。

・来シーズンミランはどうなってほしいか(ケシエが抜けたことによってどう戦うべきかetc…)。

クラッキのクラッキさん

・これからミランが向かうべき方向性(CL権をノルマとするか、スクデットをノルマorCL上位進出をノルマか)

pikaさん



こちらは先日のライブ配信の方で答えさせていただきました。ですのでこちらでは簡潔に書かせてもらうと…
・来季のミランに期待すること→攻撃力(得点力)のアップ、それでいて今季の守備レベル(失点数)を出来る限り維持すること

・向かうべき方向性→翌季のCL出場権は必ず獲れるくらいのレベルで成績を安定させること。その上でCLでの地位を再び確立し、かつ国内タイトルも毎年のように狙っていけるようになること。とりあえず来季のノルマはリーグ4位以内&CLグループステージ突破(それ以上は補強やライバルクラブの動向による)

・懐古厨なので、昔(10年ほど前)のミランとか、名選手や残念選手、珍選手(具体例は難しいですが…)の紹介とかみて見たいです。

反省の虫(オス)さん



こちらはライブ配信向きの話題かと思いますので、後日ライブの方でやらせていただきます。ブログの方でもたまにやるかもしれません。

・カカニスタさん本人の好みで、好きな選手について熱く語って欲しいです。どんなにマニアックでも構いません!!

rkさん



同じく、こちらもライブ配信の方でやらせていただく予定です。実はこういうの、結構語りたいです(笑)

・ダニエル・マルディーニは、来季どうなるか?レンタルか?
・ダニエルマルディーニがワンクラブマンでいられるか

名無しさん、猫爪さん



例え「マルディーニ」であっても第一に優先されるべきは「選手としての成長」だと個人的に思います。もちろんミランで成長を遂げ、それによって出場を積み重ねてワンクラブマンとしての地位を確立できるならそれに越したことはありません(願わくはそうなって欲しい)。
しかしながら、出場機会がほとんどなく殻を破れずにいる現状を見るに、レンタル移籍という選択は真剣に考慮されるべきだと思います。もしワンクラブマンでなくとも、彼が成長してクラブに帰還しチームにタイトルをもたらす存在となれば、ファンは彼を「マルディーニ」として讃えるはずですしね。少なくとも僕はそうです。
ですので、もし「最適なレンタル先が見つかるなら」ダニエルのレンタル移籍は十分に支持されるべき選択だと僕は考えています。

・フロレンツィのローマからの買い取りについて

seiyaroさん



以下の記事にて言及させていただきました。



また、「自由記述欄」にてseiyaroさんの熱い考えも拝見しました。大変興味深く、参考になりました。

・ミランの5ヶ年計画(これからの5年間はどうなるか)について

milanistaさん



ここからの5年間で気になることというと、まず「スタジアム問題」がどうなるかという点でしょうか。
流石に5年後まで構想段階で止まっているとは思わない(思いたくない)ですし、プロセスはかなり進行するでしょうから非常に楽しみです。

そしてスポーツ面に関しては、やはりセリエAにおける地位を確立して欲しいというのが1つ。節目となる20回目のスクデット獲得の瞬間は是非とも経験したいものです。
それと同時にCLでも躍進に期待しています。milanistaさんは優勝もあり得るとの見解をお持ちですが、僕としても「どんなサプライズを起こしてくれるか分からない」というのが今のミランに抱く正直な気持ちです。それこそ、エリオット体制下になってこんなに早くスクデットを獲得できるとは思っていませんでしたしね。

・セリエA、CLの登録枠についての解説をお願いしたいです!
・セリエAとCLにおける登録リストの条件について。

ホリデイ山脈さん、tonimiさん



セリエAの登録枠については別記事にて言及致しました。



続いてCLの登録リストについてですが、こちらは「Aリスト」、「Bリスト」と呼ばれるものがあり、Aリストの枠はセリエAの「登録ルール(最大25名、内8名は育成選手)」と同様です(多分)。一方、BリストはセリエAの「21歳以下の例外ルール(登録無制限)」に相当するものであるのですが少々基準が厳しくなっており、「該当する年齢であり、かつ過去2年間、自クラブに在籍していた選手」が登録の対象となっています。

今季のミランの登録メンバーを例にもう少し掘り下げると、今季のミランはトナーリカルルが21歳以下のためセリエAでは登録枠の対象とならない選手だったのですが、ミラン在籍期間は登録時点で「1年間」だったためCLのBリストには組み込めず、Aリストに入ることになりました。そこで、セリエAの登録メンバーには入っていたカスティジェホコンティが、CLでは2人分の枠を空けるためにリストから外されてしまった、と
また、ペッレグリは21歳以下のためセリエAにおいては問題にならなかったのですが、CLではミラン在籍期間の問題でBリストには入れられず、またAリストに入れられる枠も無いので登録メンバーから外れていました。

ミランの例は明確なソースを基に書いたわけではないのですが、多分合っているかと思います。もしミスがあればご指摘くださると助かります。



とりあえず今回はこの辺で。
このような感じでどんどん答えさせていただきます。

(※ブログへのコメント返信はちょっと遅れます。すみません)

4Comments

猫爪

返信

ご返信ありがとうございました!
ワンクラブマンでなくてもマルディーニ家の1人ですもんね、自分もレンタルして戻って来てもリスペクトできると思いました!!

  • 2022/06/16 (Thu) 08:58
  • REPLY
カカニスタ22

カカニスタ22

To 猫爪さん

コメントありがとうございます。こちらこそ、お題を提供していただき感謝です。

ワンクラブマンというのはもちろん素晴らしい称号ですが、パオロの偉大さの本質はやはり選手としての圧倒的な実力とミランへの実質的な貢献の高さにあったと思います。ですので、仮にダニエルがワンクラブラマンでなくとも、仰るようにレンタル復帰後に偉大な選手として称えられる可能性は十分にあると思います。何にせよ、まずは選手として大成して欲しいですね。

  • 2022/06/16 (Thu) 21:03
  • REPLY

tonimi

 更新お疲れ様です。改めて、ご返答ありがとうございました。
目標に掲げられていた毎日更新をされており頭が下がります。ご苦労様です。ここ最近、色々と関わらせて頂いている中で、改めてコメントを書くだけでも時間を要する事を痛感していますので尚更ですね。

 さて、この中であれば、やはり私もダニマルことダニエル・マルディーニの去就に非常に興味があり、注目しています。配信でも言及されているのをお聞きしましたが、セリエA初先発で初ゴールを決めたスペツィア戦の後にスタメンだったヴェローナ戦。本当にここで連続して結果を出せていれば…違った未来も開けたかもと想って仕方ないです。
何にしても、継続性と云う観点では補強対象になっているボトマンやデ・ケテラーレが1~2歳年上とは云え既に30~40mの価値が示されている状況です。日本とかでみると大学生の年齢でこれからとも捉えれますが、世界の潮流で観たら若手の台頭は著しく、ここでワンクラブマンで育てあげたいのか一選手として育てたいのか決断するターニングポイントだと勝手ながら想っています。その大きな理由が2点。

①想定より早くミランがスクデット獲得した事
⇒来シーズンのCLのポッド1確定。GL突破が現実的な目標となりえるアドバンテージ。
 それを叶える戦力の質&層を整える補強を進めており、今シーズン以上に出番が減ると予想される。

②ベルルスコーニ&ガッリアーニがフロントのACモンツァがチーム史上初のセリエA昇格を決めた事

 この②が大きいですね。選択に困る中で非常に関わりの深い2人が率いるモンツァが、昨シーズン昇格本命と想われた中逃し。今シーズンも最終節で逃しつつも、劇的なプレーオフを制してこのタイミングで初昇格をしてくる訳ですよね。そういった中で、個人的にモンツァ移籍へのメリットとデメリットを挙げてておきます。

【 メリット 】
①セリエAの昇格組チームな為、戦力的に現状よりは出場機会が得やすい。
②モンツァが、来シーズンもセリエAに残留していない可能性がある。
③ミラン&マルディーニ家と関わりの深い2人がフロントのチームで話題性も込みで補強を希望しそう。
 そんな中で獲得した場合、余程低調なパフォで無ければベルさんの一言で継続起用がされそう。
 また、成長した際のミランでの活躍も期待している可能性もあり、ドライローンでの放出も比較的通りそう。
④上記の歴史的繋がりのエピソードがあり、多くのミラニスティが受け入れそうな貴重な移籍先。
 ※同様の足跡を歩んでいるのは、パオロと同世代に活躍したコスタクルタがいますよね
⑤モンツァがミラノ郊外にあり、場合によっては現環境より通えるので環境変化が少ない。
 ※この両都市の間にあるのが、新スタジアム候補地のセスト・サン・ジョヴァンニですね

【 デメリット 】
①ワンクラブマンと云う経歴を失う。
②登録枠を埋めていた枠を失い、新たに必要になる。
③現行フォメが3-5-2である為、ミランのシステムと違う。
④パオロとガッリの間に確執があり、解消されているか不明。
 ※デメリットっと云うより、交渉や起用法においての際の不安要素
⑤現環境から通える範囲の為、親元を離れて武者修行と云った劇的な環境変化になりにくい。
⑥必ず起用されると云った保証が無いので、起用されなかった時のミラニスティの反応。
 また、ベルお得意の色々と注文を付けてくる可能性(笑)

 パッと個人で想い付いた内容が上記で、列挙して改めて想う事はワンクラブマンを放棄して武者修行させるとなった場合においても、これ程理想的なクラブは無いと想いました。他の国内クラブも仮にローンして受け入れた際に色々と無駄な気を遣う羽目になると想いますし。やはり、ローン先としてドラマティックではありますよね。なので、私はモンツァが劇的に昇格した今シーズン。ダニマルをローン出す決断をするのは今回しか無いと想いました。メリット、デメリット点においても、今後を考えるとメリットから得られる事の方が圧倒的に多いと想っています。カカニスタさんが思い付く点でありましたら、是非ともご意見をお聞かせ下さいませ。
勿論、選手本人。ピオーリの希望や各クラブ、それぞれの事情や思惑があると想いますが、数十年後においてミランで活躍しているダニマルを観たいと想った時、今シーズントナーリが飛躍した要素の一つに自信を持って臆せずプレー出来た点は大きいと想いました。そういう点で、今のダニマルが出場した際に力不足以外にやはり遠慮やプレーにエゴに近い自己主張が足りていないと想っていたので。その点で何か殻を破るきっかけとそれ以上に成長するには試合に出るのが一番だと想うので、セリエAで出場経験と結果を積んできて欲しいと想っています。

 以上、今回も長々とコメントして申し訳ないと想いつつ、この件はモンツァを二人が買収した際から想っていたのである種、現状のダニマルの状況も鑑みて個人的に満を持しての展開なので、今後どうなるか非常に注目しております。そして、来シーズンモンツァに注目している中で、仮にダニマルの移籍が決まり他にもミラン関係の選手が加入したら、尚更に観ないといけないクラブが一つ増えてしまうのは嬉しい悲鳴ですかね(笑)

  • 2022/06/17 (Fri) 08:36
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カカニスタ22

カカニスタ22

To tonimiさん

コメントありがとうございます。

ダニエルの移籍先候補として、モンツァというのはかなり理想的な選択肢だなぁとしみじみ思いました。
理由についてはtonimiさんが全てを書いてくださったのでそれに乗っからせていただくとして(笑)。モンツァにはあのお二方がいますし、来季以降もセリエAに残って話題を提供して欲しいので、移籍したダニエルが成長・活躍して残留の立役者になってくれたら個人的には凄く嬉しいです。

一方モンツァの戦術的な部分はどうかというところで、これもまた既に言及していただいていますが、ダニエルを3-5-2(来季も継続するとして)のどこに組み込むのかは興味深いです。2トップの一角か攻撃的なインサイドハーフか…。
それと、戦力的な差によって劣勢の試合が多くなり、チームとして守備に奔走するみたいな展開ばかりになりますと、ボール保持時における技術面の向上が十分に図れないリスクはあるかもしれませんね。

何にせよダニエルの去就は本当に気になりますし、この夏の注目の一つですね。

  • 2022/06/17 (Fri) 22:22
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