ボトマンのミラン移籍の噂、直近まとめ
今回は改めて、それについての現時点の情報を整理して見ていきたいと思います。
既に具体的な取引内容を報じているメディアもあり、それによれば移籍金は「3000万ユーロ+ボーナス」を基本線に両クラブ間で交渉が進行中。そしてボトマン本人とは年俸「約300万ユーロ」の「5年契約」で既に合意に達しているとの事です。
この点、ボトマン個人についてもう少し掘り下げると、彼は先日の『ESPN NL』によるインタビューにて改めてリールからのステップアップを希望していることを示唆。そして、ミラン移籍の噂に話題が移ると彼は破顔する(顔をほころばせる)という意味深な態度を見せています。
Een veelzeggende glimlach van Sven Botman als het gaat over AC Milan 🤭
— ESPN NL (@ESPNnl) June 6, 2022
(※当該シーンは30秒から)
また現時点で、ボトマンに対してはミランの他にニューカッスルが獲得に熱心だと報じられていますが、各報道を見てもボトマンがミラン移籍の方を優先している印象は強いです。
さて。ここまではミラン側に有利といえる最近の報道をまとめさせてもらいましたが、これらのほとんどは既知の情報といってもいいものです。目新しさはあまり無く、現在ミランとリールの交渉が停滞している様子が窺えます。
この点、1週間前にミランはレッドバードによる買収成立が正式に発表され、近々フロントの去就(の正式発表)やそれに伴う具体的な補強方針など色々な面がクリアになるでしょう。おそらくはその後にボトマン獲得に対して決定的なアプローチが行われるものと予想されます。
しかしながら懸念材料が1つ。それは新たな競合クラブが発生する可能性です。
リールのボトマンとミランは数カ月前から交渉を行っており、その繋がりは具体的なものだ。しかしミランはマンチェスター・ユナイテッドとトッテナムの動向に注意する必要がある。
両クラブは左利きのCBを探しており、現在はインテルのバストーニを主要なターゲットとしている。しかし今後ボトマンにも目を向ける可能性があり、CBの補強用にかなりの資金を持つ彼らを注視しなければならない――Di Marzio
現時点ではミランが大きくリードしていそうなボトマン獲得レースですが、もしそこにユナイテッドやトッテナムが本格参戦となれば話は変わってくるでしょう。
また、ここにきてリールの財政的な部分にもフォーカスが当たっており、経済状況が芳しくないリールにとって「オークション」の開催は望ましいところ。そのため、時間が経てば経つほどややこしいことになる可能性は高まります。そこでボトマン個人の意思に頼ろうにも、移籍先がユナイテッドやトッテナムとなれば心変わりする可能性は考えられますしね。
ボトマンは既にミランと5年契約で合意済みであり、現在はニューカッスルを始めとする他からのオファーを全て拒否している
しかし、リール側はより高い金額でプレミアのクラブに売却することを望んでいるため、ボトマンの意思が明確だとしても、関係者全員の合意を得るには更なる交渉が必要になる――Milannews
報道をざっと見ているだけだと雲行きは若干怪しくなってきた印象がありますが、意外と来週にも各メディアで「ボトマンのミラン移籍決定的!」なんて報じられることもあるかもしれません。もうこれに関しては良く分からないというのが正直な感想です。
という訳で当ブログでは、噂段階におけるボトマンについての記事は今回で最後にします。次に記事にするのは移籍が(ほぼ)完全に決まった時か完全に破断した時という事で、どうか前者の内容の記事を書けることを願いたいですね。
それでは今回はこの辺で。