エル・シャーラウィの起用法 ~ベストポジションはどこか~
今回は予告通り、エル・シャーラウィがなぜ今のミランの戦力になると私が考えるのかを書いていきたいと思います。
そのためにはまず、彼の選手としての特徴を明らかにしなければなりません。
そのためにはまず、彼の選手としての特徴を明らかにしなければなりません。
■長所
・運動量
・トップスピード
・アジリティ(敏捷性)
・シュートテクニック
最初の3つにおいてはトップクラスです。トップスピードとキレの鋭さを活かしたドリブル突破が彼の最大の武器といえるでしょう。
シュートテクニックも高水準です。カットインからのシュート、ロングシュート、巻いたシュート、アウトサイドシュートと様々なシュートを打てます。最近もヒールシュートでオシャレなゴールを決めましたね(笑)
■短所
・怪我
・密集地帯でのプレー精度
・フィジカル
・ヘディング
彼の短所はまず何よりも怪我の多さですね。今季は大きな怪我なくプレーできているのでよかったです。
プレー面での短所といえば主に、スペースの無い場所でのプレー精度が低い(換言すれば、パスミスやボールロストが多い)ことが挙げられます。
長所と短所を明らかにした上で、次に彼のベストポジションはどこかという話に移っていきたいと思います。
結論から言いますと、彼のベストポジションはサイドハーフでしょう。
トップ下やトップだとどうしても密集地帯でのプレーが多くなりますし、強いフィジカルもしくは卓越したテクニックが求められますからシャーラウィには不向きです。
一方サイドハーフは攻守に走り回れる持久力、高いボールキープ力と突破力を求められるポジションですが、彼はその内2つを得意としています(キープ力も決して低くはありません)からね。
ウイングでもほぼ同様の活躍ができるでしょうが、ウイングよりも下がり目のポジションであるサイドハーフのほうがより活躍できると個人的には思います。
以上を踏まえれば、なぜ序盤のミランで彼が必要とされなかったか、そしてなぜ今のミランに彼が必要だと私が主張するのかがわかります。
序盤のミランのフォーメーションは、中盤をダイヤモンドの形にした4-3-1-2でした。サイドハーフのポジションがありません。
無理矢理「1」か「2」の場所で起用しようにも、この戦術におけるトップ下の主なタスクは2トップへいい形でボールを配給すること、中央でのボールキープの2つ。2トップのタスクは前線でボールを収めることとゴールを決めることであり、どちらのポジションでも彼の特長を活かすことは難しいでしょうね。
※補足しますと、戦術や相方によっては彼を2トップの一角で機能させることは可能でしょう。例えばキープ力がありパスも上手い選手(理想はイブラヒモビッチ。現に彼がいた数年前にシャーラウィと2トップを組んだことがある。)が相方の場合など。
さて、そんなミランでしたがシーズン途中でシステムを変更。現在のフォーメーションは中盤がフラットな形の4-4-2です。
サイドハーフがシャーラウィの本職であることは説明した通りですし、今の戦術も、まずはしっかり守って、そこからカウンターというまさにシャーラウィが活きるシステムになっています。
しかもサイドハーフの層は非常に薄く、控えがプリンスしかいない状態であり、そのプリンスもコンディションが上がらず十分な役割を果たせているとはいえません。シャーラウィの存在は質・量ともに申し分ないものだったでしょう。
そんなシャーラウィをなぜレンタルしたのか・・・。おそらくですが、彼がまた負傷すると考えたのでしょうね。
そうなる前にどこかのクラブにレンタルで出し、年俸を浮かそうといったような考えでしょうか。
いずれにしても、ミハが来年も続投し、このシステムを続けるのであればシャーラウィは間違いなく活躍できるでしょう(もちろん怪我がなければですが・・・)
1ミラニスタとして、そして彼の大ファンとしましては、彼にもう一度ミランで輝いて欲しいと切に願っています!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
・運動量
・トップスピード
・アジリティ(敏捷性)
・シュートテクニック
最初の3つにおいてはトップクラスです。トップスピードとキレの鋭さを活かしたドリブル突破が彼の最大の武器といえるでしょう。
シュートテクニックも高水準です。カットインからのシュート、ロングシュート、巻いたシュート、アウトサイドシュートと様々なシュートを打てます。最近もヒールシュートでオシャレなゴールを決めましたね(笑)
■短所
・怪我
・密集地帯でのプレー精度
・フィジカル
・ヘディング
彼の短所はまず何よりも怪我の多さですね。今季は大きな怪我なくプレーできているのでよかったです。
プレー面での短所といえば主に、スペースの無い場所でのプレー精度が低い(換言すれば、パスミスやボールロストが多い)ことが挙げられます。
長所と短所を明らかにした上で、次に彼のベストポジションはどこかという話に移っていきたいと思います。
結論から言いますと、彼のベストポジションはサイドハーフでしょう。
トップ下やトップだとどうしても密集地帯でのプレーが多くなりますし、強いフィジカルもしくは卓越したテクニックが求められますからシャーラウィには不向きです。
一方サイドハーフは攻守に走り回れる持久力、高いボールキープ力と突破力を求められるポジションですが、彼はその内2つを得意としています(キープ力も決して低くはありません)からね。
ウイングでもほぼ同様の活躍ができるでしょうが、ウイングよりも下がり目のポジションであるサイドハーフのほうがより活躍できると個人的には思います。
以上を踏まえれば、なぜ序盤のミランで彼が必要とされなかったか、そしてなぜ今のミランに彼が必要だと私が主張するのかがわかります。
序盤のミランのフォーメーションは、中盤をダイヤモンドの形にした4-3-1-2でした。サイドハーフのポジションがありません。
無理矢理「1」か「2」の場所で起用しようにも、この戦術におけるトップ下の主なタスクは2トップへいい形でボールを配給すること、中央でのボールキープの2つ。2トップのタスクは前線でボールを収めることとゴールを決めることであり、どちらのポジションでも彼の特長を活かすことは難しいでしょうね。
※補足しますと、戦術や相方によっては彼を2トップの一角で機能させることは可能でしょう。例えばキープ力がありパスも上手い選手(理想はイブラヒモビッチ。現に彼がいた数年前にシャーラウィと2トップを組んだことがある。)が相方の場合など。
さて、そんなミランでしたがシーズン途中でシステムを変更。現在のフォーメーションは中盤がフラットな形の4-4-2です。
サイドハーフがシャーラウィの本職であることは説明した通りですし、今の戦術も、まずはしっかり守って、そこからカウンターというまさにシャーラウィが活きるシステムになっています。
しかもサイドハーフの層は非常に薄く、控えがプリンスしかいない状態であり、そのプリンスもコンディションが上がらず十分な役割を果たせているとはいえません。シャーラウィの存在は質・量ともに申し分ないものだったでしょう。
そんなシャーラウィをなぜレンタルしたのか・・・。おそらくですが、彼がまた負傷すると考えたのでしょうね。
そうなる前にどこかのクラブにレンタルで出し、年俸を浮かそうといったような考えでしょうか。
いずれにしても、ミハが来年も続投し、このシステムを続けるのであればシャーラウィは間違いなく活躍できるでしょう(もちろん怪我がなければですが・・・)
1ミラニスタとして、そして彼の大ファンとしましては、彼にもう一度ミランで輝いて欲しいと切に願っています!
最後まで読んでいただきありがとうございました。