移籍の噂、情報アップデート;ベルトラッチ、ハリロビッチ、チャルハノール



ベルトラッチ

 『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、ベルトラッチとジェノアとの間の交渉が合意に達したようです。

 ミランとの契約は今年の6月までですから、おそらくフリーでの放出が濃厚でしょうね。

 
ハリロビッチ

 『スカイ』によると、トルコのベジクタシュがハリロビッチ獲得に近づいているようです。
 これまでは主にエスパニョールなどのスペイン方面からの興味が噂されていただけに、意外な移籍先ではありますかね。

 彼の場合はまだ契約が数年残っているため、移籍金はいくらか入りそうですね。



チャルハノール


 チャルハノールに対しては、依然としてライプツィヒが強い関心を示しているようです。
 『カルチョメルカートドットコム』の最新の報道によれば、ライプツィヒは移籍金1500万ユーロでオファーしたものの、ミランは最低でも2000万ユーロを要求しているとか。

 ちなみにこの移籍に関してはガットゥーゾ監督が反対しているそうです。



 いくら不調とは言え2000万ユーロは安過ぎる気がしますし、彼に代わる選手が今のチームにいない以上僕もこの移籍には反対です。

 仮にチャルハノールを出した場合は、現在噂されているセンシの獲得は絶対として、ウイングの獲得も必須になるでしょう。

 果たして2000万ユーロで彼らを獲得することができるのか…僕には甚だ疑問です。
 それに何より、監督が重要視している選手を放出するべきではないでしょうしね。
 

ようやく左インサイドハーフで起用され始め、持ち味が発揮できそうな状況になりつつある現在。

 昨季後半戦のような輝きを、今季後半戦もミランで見せてほしいですね。


[ 2019/01/09 19:00 ] 移籍情報 放出 | TB(-) | CM(0)

アクイラーニ、ミラン移籍の噂があるセンシを絶賛



 かつてミラン、サッスオーロの両クラブで活躍したアクイラーニが『ガゼッタ・デッロ・スポルト』に対し、ミラン移籍が噂されるサッスオーロのステファノ・センシについて語りました。


「センシは若く、有望な選手だからミランにとって適切だ。それにここ数カ月で彼は大きく成長した。そのプレースタイルはヴェラッティを想起させるね。」

「センシはレジスタでもメッザーラでもプレー可能だ。レジスタとして、彼はゲームを組み立てるための素晴らしいビジョンを備えている。もしドリブルを多用するチームを作りたいなら、彼はメッザーラとして最適な選手だね。」

「センシはとても礼儀正しく、おおらかで、賢い男だ。印象に残っていることは、トレーニング中に私がアドバイスした時の彼の注意力だ。彼は少し無駄走りすることがあったけど、そういう時に私は彼の個性を最大限に発揮できるポジショニングを提案したんだ。」


ソース;calciomercato.com




 前にも書きましたが、個人的には左WGこそが1番の要補強ポジションだと思いますし、そこに比べると中盤の優先度は大分下がると思います。

 しかしセンシは紛れもなく良い選手ですし、仮に獲れるチャンスがあるとすれば是非とも獲って欲しい選手ではありますね。

 アクイラーニ曰く、素直で真面目な成年のようですし、レジスタとしてもメッザーラとしても起用できるプレーの幅の広さは非常に魅力的です。



 ただ今のミランでプレーするとすれば、おそらく左インサイドハーフでの起用が妥当でしょうね。中盤の守備を組織力ではなくバカヨコのボール奪取能力に大きく依存している現状では、センシのアンカー起用は現実的ではありませんしね。



 ところで、センシやティーレマンスといった選手が獲得候補に上がっているところを見るに、やはりガットゥーゾ監督は現在志向しているポゼッションサッカーを継続していくつもりなのでしょうか。
 
 ポゼッションを蔑ろにしろというつもりは微塵もありませんし、確かにセンシのような選手が加入すれば大分ポゼッションの質も向上するとは思いますが…。それでもメンバー的には縦に速いシンプルなサッカーを主軸にした方が間違いなく機能する気がするんですよね…。


 まぁセンシの獲得自体には賛成ですし、今後も彼についての報道には注視していきたいと思います。


[ 2019/01/08 19:00 ] インタビュー OB等 | TB(-) | CM(0)

クトローネ代理人、他クラブからの関心を認めるも「彼はミラン希望」



 今シーズンここまで公式戦7ゴールを挙げているパトリック・クトローネ。
 その代理人が先日『Milannews』にて、彼について語りました。

「海外のチームから多くの関心を寄せられている。スペインやドイツのクラブからは問い合わせがあったよ。しかしパトリックはミランで成功し続けることを望んでいる。」

「2019年も、クトローネが昨年と同等のチャンスを貰えるよう期待している。そこからピッチ上で良いパフォーマンスを披露し、ゴールを決めるかどうかは彼次第だ。」



ソース;calciomercato.com




 クトローネのボックス内でのプレーは既にセリエAでも十分に通用するレベルですし、獲得を望むクラブは国内問わず多いでしょうね。

 今のミランにおけるクトローネはイグアインの控えといった扱いがメインですが、戦力的に重要な選手であることは間違いありません。2トップ時はレギュラーですしね。


 今年は去年ほど多くの出場機会は得られないかもしれませんが、ファンとしては是非とも今後もミランで活躍してほしいです。

[ 2019/01/08 15:30 ] インタビュー 代理人 | TB(-) | CM(0)

冬の新加入選手①ルーカス・パケタ


 先日、ルーカス・パケタのACミラン加入が正式発表されました!



 数カ月前から加入が決まっていたためあまり新鮮味はありませんが、やはり嬉しいですね(笑)

 この冬のミランの(おそらく)1番の目玉補強でしょうし、ミラニスタ達の期待は日に日に高まっているように思われます。

 そんな本人は、イタリアに来て間もなくの頃に以下のように語っています。

「僕の夢はカカのように上手くやることだ。彼は僕のアイドルの1人だし、ミランに来るのは夢だった。ただ、自分とカカを比べることはしない。目の前の自分の仕事に集中しなければいけないね。」

ソース;calciomercato.com




報道によれば、ガットゥーゾ監督はパケタを左インサイドハーフで起用しようとしているらしいです。

 4-3-3の場合はそこがベストだと僕も思いますし、まずはチャルハノールの控えとして徐々にセリエAに慣れていくことになるのかなという気がします。

 パケタが想像以上の適応と成長を見せた場合は、チャルハノールを左ウィングに回して2人で流動的な攻撃を見せるといったパターンも期待できるかもしれませんね。少し気が早いかな(笑)


 カカとは異なるプレースタイルではありますが、いずれはかつてのカカのようにパケタにも攻撃の要としての活躍を期待したいですね。


[ 2019/01/07 18:55 ] 移籍情報 獲得 | TB(-) | CM(0)

移籍の噂についての私見



 ここ最近の移籍の噂について、目についたものに片っ端から私見を述べていきます(笑)

 まずは獲得の噂について


セスク(チェルシー)

 かねてからミラン移籍が噂されていたセスクでしたが、どうやらモナコへの移籍が濃厚だそうです。

 タイプ的には欲しい選手ではあったのですが、年俸500万ユーロ×3年半はあまりに(ミランにとって)高すぎますし、失敗したときのリスクが大きすぎたのでまぁ仕方がないかなと。

 欲しかったですけどね…。



カラスコ(大連一方)


 欧州時代のキレを取り戻せるならば、完璧な補強になり得る存在だと思います。

 しかし、クラブ側は移籍金数千万ユーロでの完全移籍、そして本人は1000万ユーロの年俸を要求しているというとてつもない噂が出ています。
 
 これが事実なら夢物語ですね…。



ガッビアディーニ(サウサンプトン)

今のミランには必要なし。



センシ(サッスオーロ)

 アンカーポジションもできるみたいですし、本職はインサイドハーフの選手のはず。
 チャルハノールがいて更にパケタに大金を費やした以上ウイングに比べて優先順位は下がるかなと。
 アンカーとして計算する場合もミランにはケシエ、ビリア(今月末復帰予定)といますから同上。

 まぁ獲れるなら是非とも獲得してほしい逸材ではあるのですが(笑)



続いて放出の噂について


ケシエ

 プレミアのチェルシーやトッテナム、中国のクラブが興味を示していると報じられており、ミランもFFPの問題があるため、相応の移籍金が提示されれば1月の移籍にも応じる可能性があるとか。

 完全な僕の主観ですが、ケシエは上手く育成できれば数年後にはポグバクラスの移籍金で売却され得る逸材だと思います。しかし現時点では4000~6000万ユーロが精々でしょう。

 早急に資金を捻出する必要があるのはわかりますが…非常に勿体ないですね。
 好きな選手というのもあり、僕はこの移籍には反対です。

 しかし、彼の売却金で(今の)彼以上の即戦力を獲れるというのであれば話は別ですけどね。
 ボールが運びが巧みで、守備にも献身的な選手が来てくれるのであれば一考の余地はあるかもしれません。

  

ベルトラッチ

 実質的な構想外となっている彼に対し、古巣のジェノアが興味を持っているとか。
 ネックとなるのは現在の年俸(200万ユーロ)ですね。移籍の際には相当の減俸が必要とされるでしょう。

 チームにとっても本人にとっても良いと思います。



ハリロビッチ

 報道によればスペインとクロアチアのクラブが彼に興味を示しているとのこと。
 レンタルならセリエAのクラブが良いと思いますが、完全移籍でしょうかね。

 確か以前スペインでレギュラーとして活躍していたみたいですし、本人にとっても良いかもしれませんね。

[ 2019/01/05 19:15 ] 移籍情報 | TB(-) | CM(2)

今季前半戦の選手たちを振り返る~FW編~



サム・カスティジェホ

セリエA;16試合(途中出場11) 2ゴール
EL;4試合

評価;6




試合時間や全体的なプレー内容を踏まえると5.5が妥当な気がしますが、サッスオーロ戦、SPAL戦とガットゥーゾ監督の去就すなわちチームの状態が危うくなってきた頃の試合で点を取るため非常に印象が良いです。

 本職らしい右サイドにはスソがいるため今後も右での出番は少ないでしょう。しかし左WGは実質的に誰もいません(チャルハノールがようやく左インサイドハーフで起用され始めた)ので、補強がなければ今後は左のスタメンで出られるでしょうね。

 個人的に好きな選手ですし、後半戦からは継続的に結果を残してほしいです。



スソ

セリエA;18試合 4ゴール 8アシスト
EL;4試合(途中出場2) 1ゴール

評価;7.5




 僕の考える今季前半戦のMVPは紛れもなくスソです。
ミランのリーグ前半戦の総得点は26。スソのゴール・アシスト数の合計が12。これだけで彼の貢献度は明らかですね。

 確かに守備をほとんどしない(効果的ではない)ことやスピードが足りないこと、また足元で受けたがり過ぎるといった短所は存在しますが、現チームの崩しの中心は間違いなく彼であり、実際に圧倒的な数字を残している以上は褒めるしかないでしょう。

 最近は彼へのマークも厳しくなっていますが、後半戦は最低でも6ゴールは決めてもらって2桁得点を達成してほしいですね。

 ちなみにイグアインと並び、今季後半戦の鍵を握る(と僕が勝手に考えている)1人です。



ゴンサロ・イグアイン

セリエA;15試合 6ゴール 1アシスト
EL;5試合 2ゴール 1アシスト

評価;6




 ユヴェントス戦より前(7)と以後(5)を平均して6点にしました。
 彼もまたチャルハノールに似ており、本人にも悪いところがあるがそれ以上に使われ方が悪いというパターンだと思います。

 ただイグアインのユーヴェ戦以降の低パフォーマンスの原因は本人によるところも大きいですけどね。
 背中とか腰を痛めながらのプレーでしたから当然なのですが。なぜ休ませなかったのか。

 SPAL戦で待望のゴールが決まったことで精神的には楽になったと思いますし、後半戦は大爆発してほしいですね。具体的には最低でも9ゴール決めてもらって、せめてシーズン15ゴールは達成してほしい。




ファビオ・ボリーニ

セリエA;7試合(途中出場4) 1アシスト
EL;5試合(途中出場2) 1ゴール

評価;5.5



 今季も様々なポジションでプレーするも、どのポジションでも及第点以下という感じでしょうか。

 個人的にはWG起用で、逆サイドからのクロスに対してエリア内へ飛び込ませる役割しかないと思いますけどね(つまりドリブルとかでボールを持ち運ばせるのはダメ)。

 そんなボリーニですが、どうやら中国クラブへの移籍が濃厚のようです。




パトリック・クトローネ



セリエA;17試合(途中出場9) 3ゴール 1アシスト
EL;5試合(途中出場2) 4ゴール

評価;6




少ないチャンスでゴールへと結びつける素晴らしい決定力を披露してくれました。イグアインとの相性もかなり良いです。

 後はもう少しプレーの幅を広げて欲しいところですね。具体的にはポストプレーやサイドに流れてのプレーなど。

 

アレン・ハリロビッチ

セリエA;出場なし
EL;3試合(途中出場2)

評価;5




 現時点では「ファイナルサードでの輝きを失ったスソ」のような選手でしょうか。つまり巧いことは巧いのですが、相手にとっては全く脅威ではないといった印象です。

 レンタルでの武者修行が既定路線でしょうが、彼を欲しがるセリエAのクラブは果たしてあるのか…。




終わりに


 以上、4回に渡ってミランのトップチームに所属する全選手の今季前半戦について見てきました。
 やや辛口になってしまった選手のファンの方には本当に申し訳ないです。あくまで僕の私見ですので、その点をご理解いただけたらと思います。


 後半戦ではすべての選手に前半戦を上回るパフォーマンスを期待したいですね。
仮にそれが実現したら、ドンナルンマやスソのパフォーマンスがとんでもないものになりそうですが(笑)


[ 2019/01/04 18:23 ] 試合 | TB(-) | CM(0)

今季前半戦の選手たちを振り返る~MF編~



ホセ・マウリ

セリエA;3試合(途中出場1)
EL;2試合(途中出場1)

評価;5.5




 気迫のこもったプレースタイルでいかにもガットゥーゾ監督好みの選手ですが、どうにも適切な起用法が見えてこないですね…。

 アンカー起用の場合、少しプレスがかかると全く縦パスを通せなくなりますし、展開力も守備力も低い。

 インサイドハーフ起用の場合、プレスの早さや鋭さは活きますがボールを運べませんし、エリア付近でチャンスを作れるわけでもない…。


 加入当時は滅茶苦茶期待したので、何とか大成してほしいのですが…現時点ではスタメンは厳しいですね。



ジャコモ・ボナベントゥーラ

セリエA;8試合 3ゴール 1アシスト
EL;2試合

評価;6




 「スコアラー」の1人として非常に重要な戦術的役割を担っていただけに、彼の離脱がチームの得点力不足に直結しました。

 評価は6点としましたが、継続的に出てくれていればおそらく6.5ないし7になっていたと思いますね。



ハカン・チャルハノール

セリエA;17試合(途中出場1) 3アシスト
EL;5試合(途中出場2) 1ゴール 3アシスト

評価;5.5




 これまで何度も当ブログで言及しているチャルハノールですから詳細は省きます(これ「ハカン・チャルハノールの苦境 ~不調の原因とその解決法~ 【本編】」とかこれ「チャルハノール・システム(仮)、遂に誕生か?」とか)。
 簡潔に言うと、彼のファイナルサードでの精度も酷かったがそれ以上に起用法が悪かったというのが僕の持論です。

 とにかく今後はチャルハノール中心のシステム作りをしてくださいってことと本人は早く決定力を取り戻してくださいってことの2つですね(笑)



バカヨコ

セリエA;14試合(途中出場5)
EL;6試合(全試合フル出場)

評価;6.5




 前半の序盤~中盤(ジェノア戦まで。5.5点)と終盤(7.5点)のパフォーマンスを平均して6.5という感じでしょうか(笑)

 開幕のナポリ戦はめまいがするほどのパフォーマンスでしたが、確かウディネーゼ戦辺りからグングン良くなっていきましたね。

 そして今では中盤の守備の要を務めるまでに成長しました。

 彼が覚醒しなければ、ビリアが長期離脱した時点でミランのCL圏フィニッシュの目標は早くも潰え、今頃ミランの指揮官としてピッチサイドに立っているのはドナドーニだったでしょう(笑)


 バカヨコの覚醒に関しては紛れもなくガットゥーゾ監督の功績ですし、あの名将コンテでも成し得なかったことです。素直に称賛されるべきでしょうね。もちろんその期待に応えたバカヨコ本人も。




アンドレア・ベルトラッチ

セリエA;出場なし
EL;4試合(途中出場2)


評価;5




 うーん…期待していただけに何と言うかがっかり感が拭えませんね。
 デュドランジュ戦2試合でのパフォーマンスが全てでしょう。

 残念ながらミランではどうにも上手くいかなさそうですし、新天地で心機一転図った方が賢明な気がします。



〇リカルド・モントリーボ

セリエA;出場なし
EL;出場なし

評価;―




 出場機会ゼロのため採点不可。

 どう考えても移籍した方が本人のキャリアにとってはいいはずなのですが、本人は冬の移籍に乗り気でない様子。
 まぁ夏にフリーで出た方が好条件の契約を結べるでしょうし、オファーも増えるでしょうからそれ狙いですかね。後は250万ユーロの年俸、それと家庭の都合もあるのでしょうか。



ルーカス・ビリア

セリエA;9試合
EL;2試合

評価;6



 ボナベンと同様の理由で6としました。

 バカヨコが覚醒した今でもプレースタイル的にはチームにとって極めて貴重な存在ですし、一日でも早い復帰を祈りたいです。



フランク・ケシエ

セリエA;18試合 3ゴール 1アシスト
EL;3試合(途中出場1)

評価;6.5




 とんでもない酷使のされ方だったミランの4-3-3システムの3MF唯一の生き残りにして、その後も(サスペンションとELの数試合を除き)起用され続けた鉄人。

 前にも書きましたが、彼の頑丈ぶりは異常なレベルです。よく怪我しないなと。とても有り難い話ではあるんですけどね。


 ただしピッチ上のプレーに関していえば、やや伸び悩んでいる感はあるかなと。
 ボナベンと同様に「スコアラー」としての役割も担っていたと思うのですが、ファイナルサードでの精度が低すぎましたね…。チャンスの量に比べて3ゴールというのは少ないと思います。

 まぁ彼の運動量だからこそ作れた決定機もたくさんありましたし、前半戦終盤の得点力不足を彼1人に押し付けるのは不当ですけどね。


 プレー内容に関しては改善の余地は大いにありつつも、怪我もせずチームのために走り続けてくれたという点を大きく評価して6.5としました。


[ 2019/01/03 20:13 ] 試合 | TB(-) | CM(0)

今季前半戦の選手たちを振り返る~DF編~



ダヴィデ・カラブリア

セリエA;15試合(途中出場2) 1ゴール
EL;4試合

評価;6




 積極果敢なオーバーラップで相手DFを引き付け、同サイドのスソにスペースとパスコースを継続的に提供。
 去年から頻繁にコンビを組んでいることもあってか、かなりの連携を見せてくれていますし、スソが得点とアシストを量産できた1つの要因でしょう。

 しかし、ファイナルサードでのプレー判断やクロス精度にまだ難があったり、守備においてもポジションニングが悪く相手を自由にさせてしまったりと悪い点も目につきました…。

 今後の更なる成長に期待です。


アンドレア・コンティ

セリエA;2試合(途中出場2)
EL;出場なし

評価;―




1年以上の離脱期間を経て遂に復帰を果たし、先日2試合に出場しました。
 しかしいずれも途中出場で、試合への関与も極めて少なかったため評価はできません。

 リーグ後半戦からは、やや単調さが目立つ攻撃陣に活力を注入する存在として期待したいですね。


アレッシオ・ロマニョーリ



セリエA;15試合 2ゴール
EL;4試合(途中出場1)

評価;6.5




 今季から新カピターノ(キャプテン)としてプレーしているわけですが、おおむねそれに相応しいパフォーマンスを披露してくれたのではないかと。

 特に1対1の強さに磨きがかかった印象がありますね。中でも一番印象的だったのが、ミラノダービーでイカルディとの1対1を止めたこちらの場面です。



 このシーンは本当に盛り上がりました(笑)


 そしてもう1つ特筆すべきはジェノア戦、ウディネーゼ戦と2試合連続でアディショナルタイムに決勝ゴールを奪った点です。

 あれが無ければ今頃勝ち点マイナス4で9位か10位ですからね…。ストライカーとしても見事な活躍ぶりでした。



クリスティアン・サパタ

セリエA;9試合
EL;5試合 1ゴール

評価;6




 シーズン序盤は出番がほとんどなかったものの、CBに故障者が続出してからはフル稼働。

 試合勘の欠如が心配されましたが非常に安定したパフォーマンスを披露し、チームの非常事態を救ってくれました。

 安定しているときのサパタは本当に頼りになりますね。


イグナツィオ・アバーテ

セリエA;13試合(途中出場4)
EL;3試合(途中出場1)

評価;6




 序盤はカラブリアの控えということで出番は少なかったわけですが、CBに故障者が続出したことでまさかのCBとして起用されることに。

 そしてまさかまさか、その起用に応えました(笑) スピードを活かしたカバーリングやボールホルダーへの鋭い寄せで地上戦(かつ1対1)ではほぼ完璧なパフォーマンスを披露してくれましたね。

 サパタ同様、チームの危機を救ってくれた頼りになるベテラン選手ですね。




マテオ・ムサッキオ

セリエA;11試合
EL;1試合

評価;6




 良くも悪くも安定したパフォーマンスという印象でしたね。
 致命的なミスも少ない一方、1対1(地上戦・空中戦問わず)でやられたりするシーンもちらほら。

 多分戦術的なチーム(≒組織で守るチーム)ではかなり活きる選手だと思います。ビジャレアル時代の堅守はおそらく戦術が良かったのでしょう。

 今のチームだとサパタ(好調時)の方が良いかもしれません。


イヴァン・ストリニッチ

セリエA;出場なし
EL;出場なし

評価;―



一切出場していないため評価できず。

練習復帰おめでとうございます。試合復帰後はまずリカロドの控えとしてどれだけの価値を示せるかですね。



マッティア・カルダーラ

セリエA;出場なし
EL;1試合

評価;5




 怪我のため1試合(それもデュドランジュ戦)しか出場できず。
 こう言っては何ですが、現時点で最も期待外れに終わった選手だと個人的には思います。

 まぁ別に好きで怪我しているわけではないですし、怪我前も3→4バックへの適応に時間がかかって出場できなかったという最もな理由もあるわけですが…。

 とはいえ昨季のDFリーダーであったボヌッチの代役として来たわけですからね…その穴を完璧に埋めるのは無理でも、準レギュラーとしてもっと出場してチームに貢献してほしかったというのが正直なところです。



ステファン・シミッチ

セリエA;出場なし
EL;1試合

評価;5.5




 彼もまた出場はデュドランジュ戦のみ。しかしカルダーラとは元の期待値が違うため評価に差を付けました。

 CBがサパタ以外不在となった時にもっと出番が増えるかと思いきや、ガットゥーゾ監督はアバーテをコンバートするという方法でこの難題に対処。

 まぁ正直出場機会を求めるならば移籍した方が賢明でしょうね…。


リカルド・ロドリゲス

セリエA;18試合 2アシスト
EL;3試合 1アシスト

評価;6.5




 ロマニョーリと並びDFラインの中心人物として君臨。

 今季は元々の強みであったキック精度だけではなく、安定した守備で対面の選手を抑え込み(フィオレンティーナのキエーザを抑え込んだのは驚きました。笑)、攻撃では足元の技術を活かしてビルドアップに貢献。また3バックの一角を務めるなどのポリバレント性も発揮。しかも怪我をしないというのも素晴らしいですね。

 強いて課題を挙げれば、ビルドアップにおいて右足にボールを持ち変えた時にもたつく所でしょうか。

 キック精度は申し分ないものを持っているだけに、それを活かし切れていない感はありますね。


 まぁ全体としてみれば今季前半戦のMVP候補の1人といって良いでしょう。




ディエゴ・ラクサール

セリエA;13試合(途中出場9)
EL;5試合(途中出場1)

評価;5.5




 イマイチ強みを発揮できていない印象です。
 スピードを活かしたオーバーラップが武器の選手ですが、一方でボールを持ったときのプレーがあまり得意ではないのかなと。

 ミランの左SBのレギュラーであるリカロドはビルドアップに積極的に参加していますし出来ているのですが、ラクサールはこれが出来ない。それにも関わらず代役時に同じ役割を課されているものですから、低パフォーマンスになってしまっているということでしょう。

 現状では4-4-2の際の左サイドハーフでの途中投入がベターな起用法だと思います。


[ 2019/01/03 12:47 ] 試合 | TB(-) | CM(0)

今季前半戦の選手たちを振り返る~GK編~



はじめに

 今回から4回(GK、DF、MF、FW)に分け、18-19シーズン前半戦におけるミラン選手の個人的評価をしていきたいと思います。

 評価基準はピッチ上でのプレー内容出場時間を主体とし、ピッチ外での振る舞いなどについては基本的に対象外とします。

 なお評価方式はガゼッタ式(最高点10)でいきます(笑)



ホセ・マヌエル・レイナ

セリエA;出場なし
EL;6試合(全試合フル出場)

評価;5.5



 あくまでピッチ上のプレー内容に関していえば可もなく不可もなくといった印象です。
 致命的なミス(少なくとも一度あったが失点には至らず)もほとんどない一方で、チームを救う印象的なスーパーセーブも少なかったかと。

 チームがELのグループステージで敗退したことで、出場機会は更に減少すると思われます。今季後半戦はドンナルンマの育成やチームのまとめ役といった、目立たないものの超重要な裏方の仕事がメインになりそうです。


アントニオ・ドンナルンマ

セリエA;出場なし
EL;出場なし

評価;―




 第3GKということで出場時間ゼロは致し方無し。正GKのジャンルイジが有り難いことに健在ですしね。

 ただそんな彼に年俸100万ユーロというのは払い過ぎかと。ミランは財政に余裕のあるクラブではないですしね。

 

ジャンルイジ・ドンナルンマ



セリエA;19試合(全試合フル出場)
EL;出場なし

評価;7




 今季前半戦のMVP候補の1人。
 序盤こそは、監督の求める「ショートパスでの繋ぎ」に大苦戦し、それが影響してかパフォーマンスもやや不安定でした。インテル戦でのミスはメディアやサポーターからも大分叩かれていましたね。

 しかし、前半戦終盤のセービングに関してはまさに最高の一言。スーパーセーブを連発し、チームの勝ち点獲得にとてつもない貢献を果たしてくれました。

記憶に新しいSPAL戦アディショナルタイムでのこのセーブはまさに象徴的ですね。



 残る最大の課題はやはり足元の技術ですね。途中からバカヨコというビルドアップの「逃げ道」ができ、ロングボールの頻度が増えたことで序盤戦に比べミスは減りました。しかし、これは本質的な解決にはなっていません。

 今後も継続的に「後方からボールを丁寧に繋いでいく」サッカーを志向するのであれば、この課題への取り組みは避けては通れない道でしょう。

 個人的に滅茶苦茶好きな選手なので本当に頑張って欲しいです。これさえ何とかなれば、将来性を抜きにしても年俸600万ユーロを受け取るに相応しいレベルの選手になれると思いますしね。


[ 2019/01/02 16:28 ] 試合 | TB(-) | CM(0)

【セリエA19節】 ミラン対SPAL 【マッチレポート】


スタメン

SPALミラン1


前半

好調の滑り出し


 開始前から既に尻に火の付いていた状態のミランが積極的に攻撃を仕掛けます。
 SPALはハイプレスの頻度・程度ともに少なく序盤から5-3-2のミドルブロックで対応した一方、ミランはスソにボールが渡った時をスイッチに周りの選手が積極的に動き回って相手の守備をかく乱する形が目立ちました。

 後は単純なDFライン裏への飛び出しですね(SPALはガッツリ引いていたわけではなかったので)。足元でボールを受けるのが大好きなあのスソも積極的に裏抜けをしていましたからね(笑) 怪我明けであのパフォーマンスは素晴らしいです。


 その後何度も惜しいチャンスを作ったミランでしたが、なんと13分にロングボールを完璧に収めた元ミランのペターニャにゴールを決められまさかの失点。


 しかしそれで気落ちしなかったミランは16分、カスティジェホが素晴らしいシュートを決めてすぐさま同点に追いつきました。



 このゴールの起点になったのもスソの裏抜けでしたね。カスティジェホのボール奪取→ゴールの流れも本当に素晴らしかったです。



エースストライカーの絶不調

 今回の試合の前半は相手の守り方やミランのモチベーションの高さ、そしてチャルハノールが実質司令塔のような形でのプレー(こちらの記事「チャルハノール・システム(仮)、遂に誕生か?」にて詳述)するなど様々な要因がありその後もミランが完全にゲームを支配しましたが、追加点を奪うには至らず。

 ケシエのファイナルサードでのプレー精度の低さも要因の1つでしたが、何よりもこの試合(の特に前半)ではイグアインの不調がとにかく痛かったですね。

 動きが極端に少ないため相手のマークもほとんど外せず、いい形でボールを持っても無理にドリブルしては奪われてといったように明らかに精彩を欠いていました…。

 普段と違いボールはかなりの頻度で来ていましたし、彼のコンディションさえ良ければ前半の段階で最低でも1点は取っていたのではないでしょうかね。


 というわけで前半は1-1で終了。


後半

SPALの戦術的修正


 後半からSPALはメンバーを交代し、システムを4-4-2に変更。さらにDFラインの位置も下げたと思います。

 これは、前半に突かれまくったWB(特に左)の裏のスペースを消すためでしょうね。前半はチャルハノールからスソへのロングフィードがズバズバ決まっていましたしね。

 この変更でその分中央が手薄になるわけですが、中央に主に陣取るのがイグアイン(絶不調)とケシエ(ボールを持って崩すプレーが苦手)でしたからさほど問題にはならず。

 頼みのスソサイドにボールを集めますが、前述の通り相手がシステムを変更しサイドに人を集めたことで上手くいかず、前半と打って変わり攻めあぐねる展開になりました。



待望の瞬間

 これに対し、ガットゥーゾ監督は決断。62分にアバーテ、カスティジェホに代えてカラブリアとクトローネを投入し、SPAL同様4-4-2に変更します。

 イグアイン交代じゃないのかよ!と思った方もおられるかと。少なくとも僕はそうです(笑)すみません。

 4-4-2同士の対戦ではシステムの噛み合わせ上1対1がピッチ上で起こりやすく、基本的には戦力が上のチームの方が有利に試合を進めやすい傾向があります(今回の場合はミラン)。そういった戦術的判断によるものだったのか…はたまたイグアインへの全幅の信頼の表明か…。

 いずれにせよ、この選択は大正解でありました。64分、スソのスルーパス→カラブリアのクロス→チャルハノールの折り返しと見事な繋ぎを見せ、最後はイグアインがゴールを決めてミランが逆転に成功しました。



 ゴール後の各選手、監督、コーチ、そして何よりイグアインの喜びっぷりは本当に感動的でした…。2カ月ぶりの、待望のゴールでしたね。



 その後の試合展開についてですが、審判の不可解な判定やスソの退場などいくつかの見どころはあったものの、基本的には両チームともに攻めきれない展開が続きました。

 しかし後半アディショナルタイム、SPAL側が決定機を迎えたもののドンナルンマがスーパーセーブでチームを救い、試合終了。

 ミランが5試合ぶりの勝利を収めました。



まとめ

 完勝とは言えないまでも5試合ぶりの得点&勝利、そして何よりイグアインにゴールが生まれたということで非常に良い形で前半戦を終えることが出来ました。

 試合開始の選手たちの気迫のこもったプレー、イグアインのゴール後のチームメイトやコーチ陣の行動などからも、チームが1つにまとまっている印象も強く受けましたしね。

 後はとにかく戦術面の向上ですね。チームの一体感という点では申し分なさそうですし、後はここさえ向上できれば4位フィニッシュが現実味を帯びてきそうです。


 さて。次のリーグ戦はカップ戦を挟んでジェノアとの1戦になります。

 前回の対戦ではロマニョーリのアディショナルタイムでのゴールで辛くも勝利を収めましたが、相手も監督がプランデッリに代わって非常に戦術的な対策を施してくるでしょう。

 まずはしっかりと休んでコンディションを回復してもらい、次戦は万全の状態で挑んで欲しいですね。


Forza Milan!


最後まで読んでいただきありがとうございました。

[ 2019/01/01 20:30 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(0)