【アタランタ戦】 ガットゥーゾ監督試合後インタビュー&雑感


 セリエA24節アタランタ対ミランの1戦は、1-3でミランの勝利に終わりました。

 そして試合後、ガットゥーゾ監督は以下のように答えました。

「この試合のミランには多くのクオリティが伴っていた。だが、より重要なのはチームのために全員が惜しみなく働いたことだ。それが最も重要だ。」

「ピョンテクとパケタは今の状況に満足しているだろう。だが、彼らの好調の理由はチームメイトのおかげでもあるだろうし、2人もそれに気づいていると思うよ。チーム全体が上手く機能している。我々はこのメンタリティを失ってはならないね。」

「ハーフタイム直前に同点になったのは非常にラッキーだった。そうでもなければ、あのアタランタを相手に得点を奪うことは非常に難しくなっていただろうからね。ピョンテクはゴールを熱望しているが、同時に素晴らしい動きも見せてくれる。」

「ここ2試合でチャルハノールは我々に更なるクオリティをもたらしてくれている。今のチームはこれまでとは違うね。」



ソース;Sky Sport




 ただただ素晴らしく、そしてとてつもなく大きな勝利をミランが挙げてくれました!!


 まぁ僕は一つ前のプレビュー記事で「結果予想ですが、順当にいけばアタランタ勝利でしょう」などと予想し無様に外したわけですが(笑)


 ただ情けない言い訳をさせていただくとすれば、「順当にはいかなかったからミランが勝った」と言えるのではないかと。

 まず1ゴール目のピョンテクのゴールは純粋にスーパーゴールですし、2点目は今季リーグ戦でゴールのなかったチャルハノールの強烈なミドルシュート。そして3点目は今季ここまでで1つしかなかったセットプレーからのゴール。


 後者の2つに関しては今季のミランが抱えていた大きな課題でしたし、まさかその2つが(少なくともこの試合に限っては)一挙に解決されるとは完全に誤算でした(笑)こういう嬉しい誤算は大歓迎ですけどね。


 ピョンテクに関しても、決定機を確実にモノにしてくれる選手であるとは思っていましたが、まさか決定機ではない局面でもゴールを決めてくれる選手だったとは…(笑)こちらも(嬉しい)誤算でしたね。


 こう言うと「まぐれで勝ったと言いたいのか」と思われかねないのですが、失点を「1」に抑えた守備を始め、試合内容的にもミランに相応しい勝利であったと個人的には考えています(詳しくは次のマッチレポート記事にて)。



 さて。こうなってくるといよいよCLが否が応でも頭に浮かんでしまいますが…

 今節ローマとラツィオが勝利すれば、勝ち点1差でミランの背後にピタリと付いてくることになりますし、まだまだ油断はできません。

 しかし、堅守とカンピオーネFWを擁する今のミランならばCL出場に値するイタリアのクラブだと思いますし、いつも言っていますが4位以内に入れるメンバーは十分に揃っています。
油断はできませんが、CLの可能性は着々と高まっていると思いますね。


 この調子を維持してもらい、ここから目標である4位以内フィニッシュにまで突っ走って欲しいですね!


[ 2019/02/17 08:37 ] 試合 試合後インタビュー | TB(-) | CM(0)

アタランタ戦プレビュー



予想スタメン



システム;4-3-3

GK;ドンナルンマ

DF;カラブリア ムサッキオ ロマニョーリ リカロド

MF;ケシエ バカヨコ パケタ

FW;スソ ピョンテク チャルハノール


 ミランもアタランタも現状のベストメンバー。



直近成績


アタランタ;4勝1分0敗 14得点 4失点
ミラン;3勝2分0敗 8得点 1失点



 どちらも直近5戦は無敗であり、得失点数を見ても両チームのスタイル・強みがはっきりしていますね(アタランタは攻撃、ミランは守備)

 なお、両チームの直接対決の成績はミランの0勝4分1敗。どうりでここ数年勝った記憶がないわけです(笑)



キープレーヤーについて

 
 先述のようにアタランタは攻撃力に特長があり、チームのエースストライカーのドゥバン・サパタはここまで16ゴールを決める大活躍を見せています。

 そんな彼とイリチッチ、ゴメスで構成されたトリデンテの破壊力は凄まじく、セリエAナンバーワントリオといっても全く過言ではありません。

 この凄いトリデンテの中でもとりわけ凄いのがゴメスですね。完全にチームの中心ですし、流動的に動き回って組み立て、崩し、フィニッシュの全局面に絡みますからね。

 彼を抑えずしてミランの勝利はないでしょう。



試合展開・結果予想


 ベルガモであることや、ここ最近の試合内容からしてアタランタがポゼッションしてミランが引いて守る展開になることはほぼ間違いないでしょう。

 アタランタは前述のトリデンテによる中央突破、そして長身の中盤やWB、果てはCBが積極的にエリア内に侵入してクロスのターゲットになるサイド攻撃の両方が組織として確立されていますし、相手にリトリートされてもチャンスを強引に作り出す力があります。

 ムサッキオ、ロマニョーリの両CBが空中戦を譲らないことが必須ですし、加えて普段は守備をサボるスソや空中戦に難のあるカラブリアがどれだけ頑張れるかもカギになりそうです。
 とりあえず先に失点することだけは何としても避けたいですね。


 攻撃に関しては、マンツーマンで守る傾向の強い相手に対し、どれだけ個の力で上回れるかが重要ですね。
 
 いつもの戦術でいくならば守備時に前線に残るのはピョンテクのみになりますし、カウンターになった際に彼がどれだけボールをキープできるか(チームとしてもどうカウンターに繋げるか)も重要になると思います。



 さて。最後に結果予想ですが、まぁおそらく順当にいけばアタランタが勝つのではないでしょうか(あくまで「結果予想」であって「願望」ではありません。もちろん願望であればミラン勝利です)。

 とは言えミランには幾度となくチームを救ってきた偉大な守護神がいますし、前線にはワンチャンスをものにできるストライカーが今はいます。

 粘り強い守備で無失点に抑えつつ相手を疲弊させ、カウンターから1点をもぎ取り勝利を収める。

そういう展開になれば最高ですし、勝つとしたら十中八九こういう展開かなという気がしますね。



 厳しい試合になると思いますが、この試合に勝てればCL圏獲得に向け大きな一歩になることは間違いありません。

 何とかして勝利を収めて欲しいですね!


Forza Milan!

[ 2019/02/16 07:30 ] 試合 プレビュー | TB(-) | CM(0)

ボナベントゥーラ復帰後のシステムについて~4-3-1-2の可能性~


はじめに

 数日後にアタランタとの1戦を控えるミラン。

 アタランタと言えば、ケシエ、コンティを始め今のミランには元アタランタの選手が多数在籍しています。


 その中の1人がジャコモ・ボナヴェントゥーラです。

 現在膝の負傷で長期離脱中。今シーズン中の復帰はおろか来シーズンの開幕にも間に合わない可能性が噂される彼ですが、復帰を果たせばチームの大きな戦力になることは間違いないでしょう。

 
 今回は、ボナベンが復帰し、今のチームに組み込む場合のミランの最適と思われるシステムについて考えていきたいと思います。


 なお、考える上での前提として…

・特に言及のない限りは、前線と最終ラインはいつもの(スソ、ピョンテク、チャルハノール、カラブリア、ムサッキオ、ロマニョーリ、リカロド)メンバー

・ボナベントゥーラのコンディションが戻っている

・復帰は来シーズン以降のため補強・放出でメンバーはほぼ間違いなく入れ替わっているでしょうが、今季のメンバーを基準に考えます



ボナベントゥーラ、ビリア、ケシエ(4-3-3)

ボナベントゥーラ1


 今季序盤、彼とビリアが離脱するまでは不動であった構成。
 8試合で3ゴール1アシストという数字からも分かる通り、このシステムでのボナベンはかなり活き活きとしていました。

 1トップのため飛び出すスペースがありますし、しかも当時は下がってくるプレーを好みペナルティエリア内への侵入が消極的だったイグアインがそこを務めていたこともあり、ボナベンが積極的に前線・ペナルティエリア内へと飛び出すことができましたね。


 ポゼッションサッカーに極度に拘っていた当時ですら比較的機能していましたから、この構成で裏抜け主体の縦に速いサッカーをすればかなり強力でしょうね。



ボナベントゥーラ、バカヨコ、ビリア(4-3-3)

ボナベントゥーラ

 そして、今ならばビリアを一列上げてバカヨコアンカーでも十分に機能すると思います(志向する戦術はもちろん①と同じ)。

 今の1トップはエリア内での積極的な駆け引きに特長のあるピョンテクですし、ボナベン・ピョンテクの2人と片方のウィンガーがエリア内でクロスのターゲットとなり、ビリアがそのこぼれ球対策も兼ねてバイタルエリアに構えるという形は中々良いのではないでしょうか(ビリアは強烈なミドルを持っていますし)。



バカヨコ、ビリア、ボナベントゥーラ、チャルハノール(4-3-1-2)

ボナベントゥーラ3


 4-3-1-2をこよなく愛する僕が個人的に1番見てみたいシステムがコチラです。

 ポゼッション時は主に左サイドでボナベン、チャルハノール、パケタが流動的に動いて相手守備陣を打ち崩します。
 
 チャルハノールはライン間でボールを引き出すのが上手く、前線には原則2つのパスコース(パケタ、ピョンテク)があるため得意のパスも活きるでしょう。

 ボナベンはドリブルでボールを運べますし、サイドに流れてクロスを上げることも(彼は地味にクロスも上手い)パケタが空けたエリア内に飛び出すこともできるのでかなり適任。

 パケタはサイドにも流れられるし下がってボールを受けることもでき、かつフリーランの質も高そうなので上記2人のポジションを見た上で気の利いた動きをすることができるでしょう。もちろんFWとしてアシストや得点も期待できます(ただし2トップの1角としてのプレーを未だ見ていないのでやや未知数ですが)。

 ピョンテクはスピードを活かした裏抜けと、フィニッシャーとしての仕事がメイン。


 そもそも4-3-1-2が機能しないチームの大半は攻撃に流動性が全くなく、中央から無理やり攻めてボールを奪われ、挙句に手薄なサイドをカウンターで破られて決定機を作られて……といったパターンに大いに苦しみます(バッカ・ルイスアドリアーノコンビ、バッカ・バロテッリコンビ時代のミランがその典型)。

 その点、上記の中盤と前線の組み合わせなら流動性という面に関しては何の問題もありませんし、ビリアとバカヨコがバランスを取ってくれるのでカウンターケアという側面もクリアできるはずです。



 守備に関しては、相手が戦力的に格下であればローラインで4-3ブロックを作り、ボール奪取からの素早いロングカウンターで粉砕できるはずです(守備と守→攻の切り替えがしっかりと組織されていれば)。
前線にテクニックと走力のあるパケタとチャルハノール、スピードと決定力のあるピョンテクがいますからね。

 ただし相手が同格以上であれば、トップ下のチャルハノールが中盤に下がって4-4の守備ラインを作るなどの工夫が必要になりそうです(それでもピョンテク、パケタがいるのでカウンターはある程度機能するでしょう)。



 さて。ここまで願望と想像を垂れ流してきましたが(笑)最後にこのシステムの問題点について考えます。

 1つはチャルハノールです。ご存知の通り、今の彼はファイナルサードでのプレーにとてつもない課題を抱えており、今よりも更に決定的なプレーが求められるトップ下のポジションで機能するかという問題があります。

 本来であれば十分機能すると思うんですけどね。この点に関しては本人のコンディション次第だと思います。


 もう1つはパケタですね。先述したように2トップの一角としてのプレーを僕は観たことがないので、実際にどうなるかは未知数です。あのワンタッチパスのスキルやテクニック、運動量なら能力的に十分に可能だと思っているんですけどね。
 パケタに代わるFWがいればトップ下で起用するのも面白いですね。


 3つ目の問題として、このシステムだとスソの起用が不可能だという点です。
 おそらくこれが最大の問題ですし、それゆえにこのシステムが実現することはないでしょうね…。



まとめ


 以上、3つの構成を見てきましたが、一番実現可能性の低いシステムについての説明が記事の大半を占めてしまいました(笑)

 まぁ最初の2つは無難なシステム(それ故に実現可能性も高い)ですからね。一見、突飛に思える3つ目のシステムについて僕の考える事を詳述させていただきました。

 3バック時の構成も考えたりしたのですが流石に冗長かなと思ったので割愛します。



 中盤の選択肢が増えてきた現状においても、ボナベントゥーラが今なお重要な戦力であることは変わらないでしょう。
 1日でも早く怪我を治して欲しいですね。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

[ 2019/02/15 19:00 ] 考察 選手 | TB(-) | CM(6)

セードルフ「レアルマドリーの監督になる可能性があった」



 元ミランのクラレンス・セードルフが『マルカ』に対し、古巣であるレアルマドリーの監督就任の可能性について答えました。

「レアルマドリーを我が家のように思っている。正直、マドリーの監督を引き受けようとしていたよ。しかし何度か連絡はあったけど、物事は違う方向へ進んだ。私はまだ若いし、いつの日か戻れたらと願っているよ」


 おそらく具体的な話にまでは発展していなかったと思いますが、セードルフがマドリーの監督になる可能性があったとは…。かなり意外でしたね。

 ちなみにセードルフの監督歴ですが、ミランの後はスペインのデポルティーボ(ミラニスタにとっては思い出深いクラブですね……)、中国の深センを率い、現在はカメルーン代表監督を務めているそうです。

 僕はミラン時代の彼しか実際に見ていないので他チームでの成績などを調べましたが、デポルでは降格の憂き目に遭い、深センでは数カ月で解任と、どうやらここまではうまくいっていないご様子です。現役時代の順風満帆なキャリアとは正反対ですね…。


 ミラン時代に関しては同情の余地は大いにありましたけどね。チームが完全に機能不全に陥っていたことに加え、ベルルスコーニ会長の要求通りのサッカーをしなければいけないということで、現役引退してすぐの素人監督にどうにかできる状況ではありませんでした。


 それでも彼が務めた19試合(つまり最高獲得可能勝ち点数は57)で勝ち点35を獲得。この勝ち点数は後半戦のみに絞ればリーグ4位だった(英語版ウィキより)とのことで、途中就任の監督として一応の結果は残せていたのかなという気が今思うとしますね。

 ただ結果はともかく内容は終始安定せず(良い試合もあれば酷い内容の試合もあり)、同郷であるエマヌエルソンをあからさまなまでに重用するなど、全体としては手放しに褒められるものではなかったかなと。



 現在はカメルーン代表監督を務めているセードルフ。個人的に選手としてのセードルフは大好きでしたし、本人は監督としても成功を目指しているようなので頑張って欲しいですね。

 まずは現在のカメルーン代表で好成績を残してもらって、いつの日かマドリーに凱旋する前にセリエAに戻ってきてくれたら最高です(笑)

[ 2019/02/14 12:30 ] インタビュー OB等 | TB(-) | CM(0)

ケシエに複数の強豪クラブが興味?



 冬の移籍市場が閉じでまだ2週間も経っていませんが、早くも次の夏のマーケットでの獲得・放出選手の噂について様々な報道がなされています。

 中でも個人的に気になったのが、ミランの主力中の主力であるフランク・ケシエの移籍の噂。どうやら他リーグの強豪クラブから関心を寄せられているようです。


 『カルチョメルカートドットコム』によれば、PSGとアーセナルとチェルシーがケシエの動向を注視しているとのこと。そしてこの中でもPSGが最も彼に興味を示しているらしいです。

 また別の報道ですと、バカヨコの完全移籍に必要な金銭の代わりに、チェルシーがケシエを要求するといった話もあります(『デイリースター』)

 そして各報道を見るに、ケシエの移籍金はおおむね3000~4000万ユーロだと考えられているようです。




 さて。この件についての個人的見解ですが、やはり移籍はして欲しくないですね。
そもそも3000~4000万ユーロという額はケシエの移籍金にしては安価ではないかと。

 また、バカヨコとの実質的なトレード案についても賛同しかねます。バカヨコも素晴らしい選手ですが、ケシエとは大分タイプが違いますしね(ケシエにバカヨコほどのボール回収能力は無く、バカヨコにケシエほどの機動力は無い)。



 ケシエは異次元の怪我耐性、無尽蔵のスタミナ、圧倒的なフィジカルを備えた可能性の塊のような選手ですし、パス精度自体はあると思うので適切なポジショニングさえできれば攻守における大活躍は間違いないでしょう。

 これほどの逸材をこんなに早く手放すのは金銭的にも戦力的にも非常に勿体ないですし、ケシエ本人としても意中のクラブであるマンチェスターユナイテッド以外からのオファーならばミラン残留を望んでくれるのではないかと。


 しかし、そうは言ってもFFPの問題で売却を余儀なくされる場合もあるわけで、そうならないためにも何とかして4位以内に入って来季はCLに出てもらわないといけませんね。


 今の戦術ならば現状のケシエでも十分に持ち味を発揮できますし、彼のパフォーマンスでミランをCL出場へと導いて欲しいと思います。


[ 2019/02/13 17:30 ] 移籍情報 放出 | TB(-) | CM(0)

戦術Gの功罪


はじめに;失点減の要因

 リーグ後半戦が始まり、早くも4試合が消化されました。

 そんな中、ミランが喫した失点はわずか「1」。この4試合の中にナポリ戦とローマ戦が含まれていることを考えれば非常に素晴らしい結果であると言えるでしょう。


 では、かつては毎試合のように失点していたミランがなぜ好守を見せるようになったのでしょうか。様々な原因が考えられますが、自チームに関連するものとしては

守備戦術の変更
②ドンナルンマが凄い

の2つが主に挙げられるかと思います。

 ②について詳しい説明はいらないでしょう。単純にドンナルンマが凄すぎます。彼がいなければ何失点喫していくつの勝ち点を失っていたかわかりません。


 そこで、今回は①について詳しく述べていきたいと思います。



戦術Gについて

 ここ最近のミランの守備戦術(便宜上これを「戦術G」とこの記事では呼称します。Gは「Gattuso」のGです。安直です。笑)はピョンテクを除く8.5人(スソが忠実に守備タスクをこなしていないことが多々あるため0.5人分として計算)がミドル~ローラインで一端ブロックを作り、それからプレスをかけるというもの。
 もちろんトランジション時などにボールの即時奪回を目指してハイプレスをかける場面もありますが、基本はミドルプレスです。

 そしてそのプレスもそこまで激しくなく、直接ボールを奪いにいくというよりは相手のパスミスやロングボールを誘う形が多めの印象です。ですから割とあっさり自陣ペナルティエリア付近までリトリートすることも多いです。



戦術Gのメリット

 戦術Gのメリットは大きく分けて2つ。1つはほとんど機能していなかった継続的なハイプレスをやめたことで前線と中盤の選手が無駄な体力を使わずに済むようになったこと。


 そしてもう1つは、戦術Gが今のメンバーの個性におおむね合っていることです。

 例えばケシエ。最近の彼のパフォーマンスは素晴らしく、フースコの採点によれば先日のカリアリ戦のMOTMは得点を決めたピョンテクやパケタではなくケシエとのことです。

 戦術Gでは引いて守ることの裏返しとして、必然的にロングカウンターの局面が増えることになります。スプリントと運動量とスピードが要求される戦術Gとケシエの能力との親和性が高いことは言うまでもありませんね。

 他にも1トップに位置するピョンテクの裏抜けやスピード、チームのほぼ全員に見られる惜しみない献身性など、戦術Gを機能させる上で必要な要素はかなり揃っています。



戦術Gのデメリット①


 戦術Gのデメリットについても大きく2つに分けます。1つは守備にかなりの比重を置いているため、相手によっては攻撃がかなり機能しにくくなる点です。

 例えば、前回のローマ戦では守備の後のロングカウンターが上手くいきませんでした。スソがちゃんと守備に参加している場合、ミランは9人が引いて守っていますから前線にはピョンテクしかいません。

 つまりローマのように同格以上の相手や、トランジションやハイプレスに優れたチームを相手にする場合ですと、孤立したピョンテクへのロングパスやショートパスでの平面突破がかなり難しくなるので上手く守備から攻撃に転じることが出来ず、結果として押し込まれる展開になる恐れが現状かなり存在します。

 僕がローマ戦のマッチレポート記事でこの戦術を酷評した理由の1つがこれでした。引き分け狙いならともかく、勝利を目指していたなら適切な戦術(とスタメン選考)ではなかったなと。


 こういった問題を解決するためには、前線にもう1人残す、カウンターの練度を上げることなどが要求されますね。



戦術Gのデメリット②


 先ほどメリットについて言及した中で、「戦術がメンバーにおおむね合っている」と書きましたが、残念ながら全く合っていない選手が存在します。

 何を隠そう、チームのエースであるスソです。

 今シーズン前半戦のスソは紛れもなくチームのMVPだと思いますし、ファイナルサードで得意の形を作れたときの破壊力は相変わらず他の追随を許しません。

 しかし彼の抱える弱点として、運動量が少なく、守備に関してかなり緩慢です。またスピードがなくスプリントも得意ではない。つまり下がって守備ブロックに参加し、攻撃時にはスピードとスプリントが求められる今の役割には全く適していないわけです。

 この点に関しては本人も自覚があるのでしょう。先日、ガットゥーゾ監督が以下のように語ったそうです。




 確かにスソからしてみれば、自分の適正とは程遠い役割を課されるのは納得がいかないかもしれません。

 しかし、監督が指示している以上はそれに従ってもらう他ないですし、実際に彼の怠慢守備が原因で毎試合のように相手に決定機を作られている事実は決して見過ごせません(ドンナルンマがそれを尽く防いでくれているので現状そこまで問題視されてはいませんが)。


 ガットゥーゾ監督には今の曖昧な状況をすぐにでも何とかしてもらいたいですし、この露骨なまでの弱所を放置するのであれば遅かれ早かれ痛い目に遭う可能性は十分に考えられます。
 早ければ次節のアタランタ戦にも…。


 具体的な改善策としては、スソが下がらずに済むよう可変システムを採用する、説得して精力的に守備に参加させる、はたまた思い切ってスタメンから外すなどなど…。

 どれも一長一短ですが、とにかく何かしらの対応はして欲しいですね。



まとめ


 現在の戦術Gには上記に挙げたような明確な弱点が存在し、それゆえに手放しで褒められるものではないと個人的には思います。

 しかし、チームとして目指すべき方向性自体は間違っていないとも思いますし、ガットゥーゾ監督及びメンバーの能力を考慮すればこの戦術を突き詰めていくべきだと考えています。

 当面は上記2つのデメリットの改善に期待したいですね。


 最後まで読んでいただきありがとうございました。

[ 2019/02/12 13:00 ] 考察 戦術 | TB(-) | CM(2)

【セリエA23節】 ミラン対カリアリ 【マッチレポート】

スタメン

ミランカリアリ1


前半

カリアリの拙攻とミランの好守


 プレビュー記事にてカリアリの不調ぶりについて言及しましたが、実際は想像以上でしたね…。

 まず攻撃は前線に張るパヴォレッティへの雑なロングボールと、左サイドからの単調な放り込みクロスのみ。
 ボランチのイオニタとバレッラが中央でほとんどゲームを組み立てることが出来ず(前方にほとんどパスコースがないので可哀そうでしたが)、サイドにボールを流すだけの非常に単調な攻撃に終始しました。

bandicam 2019-02-11 17-44-23-429

 上図はこの試合におけるカリアリのヒートマップ(左攻め。WhoScoredより)ですが、これを見るとバイタルエリアでボールを持つことはほとんどできず、サイド(特に左)からの攻めに頼り切りであることがわかります。



bandicam 2019-02-11 18-07-43-815

こちらはミランのヒートマップ(右攻め。WhoScoredより)ですが、こうして見比べると違いは一目瞭然ですね。


 カリアリの拙攻に関しては、ミランの守備戦術もその原因の1つでしょうね。ミランはここ最近やっている4-5-1のミドルブロックを継続し、プレスは控えめで引いて守る守備でした。つまりロングボールを放り込んでもその周囲にはミランの選手が多くいるので、セカンドボールを拾ってからの二次攻撃がまるで機能しませんでしたね。


 ちなみに、この試合で2トップの一角に入ったパヴォレッティさんが空中戦に挑んだ回数は驚愕の14回(守備時を含めれば15回)でした。

bandicam 2019-02-11 17-50-02-473

 両チーム合わせたランキングはこのようになっています(WhoScoredより)。さらに言うとパヴォレッティさんは空中戦勝利も7回と断トツの数字を誇っていました。チャンスにはほとんど繋がらなかったものの、彼の奮闘ぶりは素晴らしかったですね。



ミランの攻撃とカリアリの拙守

 上記のカリアリの拙攻とミランの攻守により、継続的に良い形でボールを奪うことに成功したミランはカウンターを連発。ケシエが普段よりも活き活きとしていました(最後の精度はいつも通りでしたが。笑)

 ポゼッション時もピッチを幅広く使いつつ、サイドチェンジを織り交ぜながら相手を押し込んでいく安定したものでした。前にも書きましたがパケタとチャルハノールの関係性が素晴らしく、このコンビなら流動的にスペースに動いて相手守備ブロックを崩してくれるのでポゼッションも機能しますね。


 ただしこの点に関してはカリアリの守備も酷かったです。まずリトリート後のライン設定が低いように感じましたし、プレスも緩いのでミランとしては比較的自由にパスを回すことが出来ました。下がり目に位置するスソに対するマークも甘く、そこで起点を作られたのも大きかったですね。

 そんな中12分、スソが得意のコースからシュート。一度はキーパーに弾かれるも、そのこぼれ球がDFに当たってオウンゴール。ミランが先制に成功しました。

 更に22分、ドフリーのカラブリアが右からファーサイドへ完璧なクロスを送ると、走りこんできたパケタがダイレクトで合わせて追加点。正直この時点で勝手ながら勝利を確信しました(笑)


 その後もピョンテクが決定機を迎えるなどしてカウンターから惜しいチャンスを作ったミラン。対するカリアリは徹底的に左サイドから攻め、SBのペッレグリーニと中央から流れてきたペドロが何とか頑張ってクロスを入れていきますが1つを除き決定機を作れず。


前半はミランの2-0リードで終了。


後半

 後半は取りたてて書くことも少ない内容でしたのでサラッと流します(笑)


3試合連続ゴール

 試合展開はほとんど変わらず。カリアリは相変わらず徹底的に左サイドから攻めていきましたし、ミランはカウンター主体でチャンスを作っていきました。

 そして60分、遂にカリアリが左サイドをぶち破っていい形でクロスを供給し、中央のペドロに繋がりましたがシュートはバーに嫌われゴールならず。

 すると62分、ゴール前でのゴタゴタから最後はピョンテクが決めてミランが決定的な3点目を奪い、実質試合終了。

 ピョンテクはこれで3試合連続ゴール。少ないチャンスをものにできる彼の決定力の高さは本当に素晴らしいですね。



後半中盤~終盤の攻防

 ミランはカラブリア、ピョンテクに代えてコンティ、クトローネを投入。
右サイドを中心に攻め、スソやチャルハノールが決定機を迎えますが決めきれず。

 カリアリは終盤になってようやくブラダリッチを投入し、4-3-1-2に変更。すると途端にバランスが良くなりました(笑)

 しかし一矢報いるには時間が足らず、試合はそのまま終了。



まとめ


 ミランが3-0の大勝を収め、順位も4位に浮上しました。

 ドンナルンマ様が相変わらずのハイパフォーマンスでクリーンシート達成に貢献してくれましたし、ピョンテクとパケタもゴールを決めるなど好調を維持してくれています。

 相手のパフォーマンスの悪さにも大いに助けられた感はありますが、こうして素晴らしい結果を収められたのは今後に向け大きな自信に繋がるのではないでしょうか。



 さて。次節の相手は好調アタランタです。
ミランとは勝ち点差わずかに「1」の5位につけるチームであり、彼らの強さはチームの総得点数がリーグNO1であるという事実が証明しています(50得点。ちなみにミランは32得点)。


 とは言えCL権獲得のためには絶対に負けられない1戦であり、ミランの真後ろにはアタランタだけではなくローマとラツィオ(いずれもアタランタと同勝ち点)が迫っていることを踏まえれば、アウェーとは言え勝利が求められるでしょう。

 厳しい戦いになることは必至ですが、ミランには何とかして勝利を収めて欲しいと思います。


Forza Milan!


最後まで読んでいただきありがとうございました。

[ 2019/02/11 18:30 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(4)

【カリアリ戦】 ガットゥーゾ「素晴らしいプレーだった」



ミラン対カリアリの1戦は3-0でミランが勝利を収めました。

そして試合後、ガットゥーゾ監督は以下のように答えました。
.

「今夜の我々のプレーは素晴らしかった。もう2、3ゴール決めることが出来たかもしれないが、この結果にとても満足しているよ。非常にソリッドな形で攻撃も守備も出来ていた。」

「チャルハノールはクオリティを備えているだけでなく、チームのために走り回ることが出来る。本当のウィンガーではないが、中盤と前線を繋げることのできる選手だ。彼の役割は気に入っているよ。ドンナルンマは先月から素晴らしいパフォーマンスを見せている。ビリアはこれまで3カ月間離脱していたんだ。正しいフォームを見つけるための時間が必要だ。」



ソース;calciomercato.com




 久しぶりに観ていて安心できる試合でしたね。
 カリアリのパフォーマンスが悪かったのもありますが、ミランも攻守ともに集中できていたと思いますし、何より3-0と結果を出しましたからね。自信に繋がったと思います。



 チャルハノールに関しては……まぁ確かにファイナルサードでのプレー精度はずーっと酷いですし、多くのサポーターから叩かれるのもわかります。

しかし流動的にスペースへと動いてパスを引き出しチャンスに繋げることの出来る選手であり、今のミランでは非常に貴重な選手です。

この試合でも中央、果ては右に流れてスソから縦パスを引き出して決定機に持ち込むなど、彼だからこそできるプレーというものを見せてくれています。

代役候補がボリーニということも踏まえると、現状のシステムならチャルハノールのスタメンが揺らぐことはないでしょうね。

1点でも取れれば一気に改善に向かう気配はありますし、その1点が早く訪れることを願いましょう。



 ドンナルンマに関しては、この試合がセリエA150試合目の出場だったらしいです。
 今日も素晴らしいパフォーマンスを見せてクリーンシート達成に貢献してくれましたし、つくづく19歳とは思えませんね。

 今のミランの失点が減っている最大の要因であることは間違いないですし、今後もこのプレーを続けてくれたら最高です。



 ビリアに関してですが、この試合展開ならば数分でも良いので観たかったのが本音ですね~…。
 次節のアタランタ戦は激戦必至ですし、できればこの試合で状態を確認しておきたかったところです…。


[ 2019/02/11 10:00 ] 試合 試合後インタビュー | TB(-) | CM(0)

カリアリ戦プレビュー



予想スタメン



 前節と同じ顔ぶれとなっています。

まぁ内容はともかくとして結果は残しているだけに、メンバー・システムを変えないで臨むという選択は妥当かなと。



 ただしスタメンはいつも通りですが、この試合ではビリアが招集メンバー入りを果たしています。

中盤に何らかのアクシデントでもない限りいきなり多くの時間出番が回ってくる可能性は低いと思われますが、実戦復帰間近というのは非常に嬉しいですね。



直近成績

ミラン;2勝2分1敗 5得点 2失点

カリアリ;0勝1分4敗 2得点 10失点




 ミランの1敗はユヴェントスとのスーペルコッパであり、かつ残りの4戦がローマ、ジェノア、ナポリ×2であることを考えればかなり良い成績ですね。

一方のカリアリは5戦勝ちなし、加えて降格圏エンポリとのドローを除けば4連敗と絶不調です。

 ちなみに直近5試合の直接対決の結果は3勝1分1敗とミランが勝ち越しています。



怪我人

 上記の通り不調のカリアリですが、加えて怪我人も続出しています。
カストロ、ブラダリッチ、クラヴァンを始め、ビルサやカッチャトーレといった新加入選手も負傷中です。

 それでもバレッラ、パヴォレッティを筆頭に怖い選手が多数いるものの、かなり苦しいチーム状況と言えそうです。



試合展開・結果予想


 ミランが主にポゼッションする展開になることは間違いないでしょう。
そして数カ月前に僕が観たカリアリと同じならば、彼らは(序盤は)ハイプレスで守り、攻撃ではロングボールを主体としてパヴォレッティを中心にエアバトルを仕掛けてくるはずです。

 まず重要なことはハイプレスに捕まらないこと。前回の対戦ではまんまとこれにハマってズタズタにされましたからね(笑)
ポゼッションに固執し過ぎず、時には意図的にロングボールを蹴り込むことも必要かと。


 守備はとにかく空中戦を頑張ることと、セカンドボールの回収に気を配ること。
この点は前回と違ってバカヨコがいることもあり、そこまで心配はしていません。



 最後に結果予想ですが、流石にミランが勝つと思いますし、勝たないといけないでしょう。

 開催地はホームのサンシーロ、相手は5戦勝ち無しの絶不調の下位クラブ。
決して相手を侮るわけではありませんが(むしろカリアリはアッレグリが率いていた時から結構好きなクラブです。笑)、4位フィニッシュを目論むチームが勝利以外に許される相手及び状況ではないでしょう。

 確実に勝利を収め、勝ち点3を手に入れて欲しいと思います。


Forza Milan!

[ 2019/02/10 15:10 ] 試合 プレビュー | TB(-) | CM(0)

ビリア復帰後の中盤の構成について考える


 数カ月間の離脱を経て、ビリアが遂に実戦復帰間近とのことです。
カリアリ戦で実戦復帰するかどうかは未定ですが、いずれにせよ中盤にクオリティをもたらしてくれる選手が帰ってきてくれたのは非常に大きいですね。

 今回は、そんな彼を中盤に組み込む場合のベストと思われる構成を考えていきたいと思います。


 考えていく上での前提として、特に言及のない限りは前線と最終ラインはいつもの(スソ、ピョンテク、チャルハノール、カラブリア、ムサッキオ、ロマニョーリ、リカロド)メンバーを想定しています。また、ビリアのコンディションが戻っていることも前提とします。



パケタ ビリア バカヨコ(4-3-3)

ビリア1

 現状の基本フォーメーションである4-3-3を崩さないならば、おそらくこれが最も無難な構成になるかと思われます。

 問題としては、バカヨコのインサイドハーフが機能するかという点と、あのガットゥーゾ監督がケシエを戦術・技術的理由でベンチに座らせるかという点ですね。



バカヨコ、ビリア、ケシエ(4-3-3)

ビリア2

 パケタが疲労等でスタメンから外れた場合に十中八九採用するであろう構成。

し かしポゼッション時にあまり機能するとは思えませんから(両インサイドハーフに展開力がないため)、ロングカウンター狙いや試合途中からなど、状況に応じて部分的に採用するのが良いかなという印象です。



パケタ、バカヨコ、ビリア(4-3-3)

ビリア3

 ①からバカヨコとビリアの位置を変えた構成。
 個人的にはこれが1番見てみたいですし、機能した場合の破壊力も凄いかなと。

 バカヨコを従来のアンカーの位置において守備力を担保し、1列前のビリアが組み立て→崩しを担う形。10-11シーズンに見られたアンブロジーニ(アンカー)とピルロ(インサイドハーフ)の関係に若干近いと言えそうです。

 問題は、ビリアがインサイドハーフで機能するかという点ですね。特に今のミランのインサイドハーフは運動量と機動力が要求されますから、これらの点をビリアが満たせるかどうか…。攻撃性能自体はインサイドハーフでも十分に通用するレベルだと思うのですが、ケシエの機動力・運動量には間違いなく劣る(この点に関してケシエに優るのは世界的にも稀でしょうが)ので、このギャップをチームとして受け入れられるかも未知数です。



パケタ、ビリア、ケシエ(4-3-3)

ビリア4

 バカヨコが欠場する場合に十中八九採用するであろう構成。

 これならかつてのボナベン、ビリア、ケシエの3MFとほぼ同じ構成ですし、攻撃面においては申し分ないのではないかと。

 問題は守備面ですね。バカヨコのボール回収能力に大きく依存している現状、彼を失えばただでさえ堅守とは言い難い(失点こそ少ないですが)今の守備が更に危うくなることは想像に難くありません。
人数をかけ、引いて守っている現状であれば当時ほどズタズタにやられる心配はないでしょうが…。



ビリア、パケタ、バカヨコ(4-2-3-1)

ビリア5

 パケタをトップ下に配置し、ビリアとバカヨコでダブルボランチを組む3角形の構成。
 必ず一度は観たい構成ですし、理論上は間違いなく機能すると思います。

 バカヨコとケシエのダブルボランチの場合、ボールを有効に運べず結局パケタがサポートに下りて実質4-3-3のようになる展開が容易に想像できますが、ビリアとバカヨコならばビリアがボールを運べるので機能するでしょう(つまりビリアとケシエのダブルボランチも良)。

 また、パケタをピョンテクの近くでプレーさせられればチャンスも今以上に作れるでしょうしね。

 問題は、エースであるスソの起用法ですね。一応このフォーメーションでも右サイドハーフで起用可能ですが、あの守備力での起用はかなり心許ないですね…。おそらく4-2-3-1ならカスティジェホの方が適正だと思います。

 しかし、かといって実際にベンチに座らせるわけにもいかないでしょう。ですので、このシステムは攻撃的にいく際のオプションの1つというのが現実的なところでしょうか。

 仮にこれまでと違ってハイプレスを導入してショートカウンターを志向し、スソも守備タスクを忠実にこなしてくれるなら非常に強力なフォーメーションになると個人的には思っていますが…。



まとめ


 理論上はまだまだ多くの組み合わせが考えられますが、実現可能性や機能性を踏まえるとこの辺りが妥当かなという気がします。
個人的なお薦めはやはり③、⑤、①でしょうか。

書き忘れましたが、②の派生形であるバカヨコアンカー、ケシエとビリアの両インサイドハーフとかも(ビリアのパフォーマンスによっては)中々良さそうです。



 ビリアの存在が如何に重要かは、彼が離脱する前後でチームのパフォーマンスが大きく変化したことを見れば明らかです(同時期に離脱したボナベントゥーラの存在も大きかったでしょうが)。

 彼の復帰はCL権を目指すチームにとって間違いなく追い風ですし、念願の内容面の向上にも期待がかかります。今後が楽しみですね。


[ 2019/02/09 14:30 ] 考察 選手 | TB(-) | CM(0)