ビリア復帰後の中盤の構成について考える


 数カ月間の離脱を経て、ビリアが遂に実戦復帰間近とのことです。
カリアリ戦で実戦復帰するかどうかは未定ですが、いずれにせよ中盤にクオリティをもたらしてくれる選手が帰ってきてくれたのは非常に大きいですね。

 今回は、そんな彼を中盤に組み込む場合のベストと思われる構成を考えていきたいと思います。


 考えていく上での前提として、特に言及のない限りは前線と最終ラインはいつもの(スソ、ピョンテク、チャルハノール、カラブリア、ムサッキオ、ロマニョーリ、リカロド)メンバーを想定しています。また、ビリアのコンディションが戻っていることも前提とします。



パケタ ビリア バカヨコ(4-3-3)

ビリア1

 現状の基本フォーメーションである4-3-3を崩さないならば、おそらくこれが最も無難な構成になるかと思われます。

 問題としては、バカヨコのインサイドハーフが機能するかという点と、あのガットゥーゾ監督がケシエを戦術・技術的理由でベンチに座らせるかという点ですね。



バカヨコ、ビリア、ケシエ(4-3-3)

ビリア2

 パケタが疲労等でスタメンから外れた場合に十中八九採用するであろう構成。

し かしポゼッション時にあまり機能するとは思えませんから(両インサイドハーフに展開力がないため)、ロングカウンター狙いや試合途中からなど、状況に応じて部分的に採用するのが良いかなという印象です。



パケタ、バカヨコ、ビリア(4-3-3)

ビリア3

 ①からバカヨコとビリアの位置を変えた構成。
 個人的にはこれが1番見てみたいですし、機能した場合の破壊力も凄いかなと。

 バカヨコを従来のアンカーの位置において守備力を担保し、1列前のビリアが組み立て→崩しを担う形。10-11シーズンに見られたアンブロジーニ(アンカー)とピルロ(インサイドハーフ)の関係に若干近いと言えそうです。

 問題は、ビリアがインサイドハーフで機能するかという点ですね。特に今のミランのインサイドハーフは運動量と機動力が要求されますから、これらの点をビリアが満たせるかどうか…。攻撃性能自体はインサイドハーフでも十分に通用するレベルだと思うのですが、ケシエの機動力・運動量には間違いなく劣る(この点に関してケシエに優るのは世界的にも稀でしょうが)ので、このギャップをチームとして受け入れられるかも未知数です。



パケタ、ビリア、ケシエ(4-3-3)

ビリア4

 バカヨコが欠場する場合に十中八九採用するであろう構成。

 これならかつてのボナベン、ビリア、ケシエの3MFとほぼ同じ構成ですし、攻撃面においては申し分ないのではないかと。

 問題は守備面ですね。バカヨコのボール回収能力に大きく依存している現状、彼を失えばただでさえ堅守とは言い難い(失点こそ少ないですが)今の守備が更に危うくなることは想像に難くありません。
人数をかけ、引いて守っている現状であれば当時ほどズタズタにやられる心配はないでしょうが…。



ビリア、パケタ、バカヨコ(4-2-3-1)

ビリア5

 パケタをトップ下に配置し、ビリアとバカヨコでダブルボランチを組む3角形の構成。
 必ず一度は観たい構成ですし、理論上は間違いなく機能すると思います。

 バカヨコとケシエのダブルボランチの場合、ボールを有効に運べず結局パケタがサポートに下りて実質4-3-3のようになる展開が容易に想像できますが、ビリアとバカヨコならばビリアがボールを運べるので機能するでしょう(つまりビリアとケシエのダブルボランチも良)。

 また、パケタをピョンテクの近くでプレーさせられればチャンスも今以上に作れるでしょうしね。

 問題は、エースであるスソの起用法ですね。一応このフォーメーションでも右サイドハーフで起用可能ですが、あの守備力での起用はかなり心許ないですね…。おそらく4-2-3-1ならカスティジェホの方が適正だと思います。

 しかし、かといって実際にベンチに座らせるわけにもいかないでしょう。ですので、このシステムは攻撃的にいく際のオプションの1つというのが現実的なところでしょうか。

 仮にこれまでと違ってハイプレスを導入してショートカウンターを志向し、スソも守備タスクを忠実にこなしてくれるなら非常に強力なフォーメーションになると個人的には思っていますが…。



まとめ


 理論上はまだまだ多くの組み合わせが考えられますが、実現可能性や機能性を踏まえるとこの辺りが妥当かなという気がします。
個人的なお薦めはやはり③、⑤、①でしょうか。

書き忘れましたが、②の派生形であるバカヨコアンカー、ケシエとビリアの両インサイドハーフとかも(ビリアのパフォーマンスによっては)中々良さそうです。



 ビリアの存在が如何に重要かは、彼が離脱する前後でチームのパフォーマンスが大きく変化したことを見れば明らかです(同時期に離脱したボナベントゥーラの存在も大きかったでしょうが)。

 彼の復帰はCL権を目指すチームにとって間違いなく追い風ですし、念願の内容面の向上にも期待がかかります。今後が楽しみですね。


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[ 2019/02/09 14:30 ] 考察 選手 | TB(-) | CM(0)

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