コッパ・イタリア準決勝2ndレグ VSアレッサンドリア ~レビュー~

今回は、コッパ・イタリア準決勝 アレッサンドリア戦のレビューを行っていきたいと思います。


         ☆ACミラン スタメン(4-4-2)
             メネズーーーバロテッリ

  ボナヴェントゥーラーーークツカーーーポーリーーー本田

 アントネッリーーーロマニョーリーーーサパターーーデ・シリオ

               アッビアーティ


・ドンナルンマ、バッカ、アバーテ、アレックス、モントリーボといった主力選手を温存する一方で、本田とボナヴェントゥーラの2人は引き続き先発出場。

・注目は何といってもメネズ、バロテッリのコンビ。


     ☆アレッサンドリア スタメン(4-1-4-1)
           Fisehnaller

  LocoianoーーーBrancaーーーNiccoーーーMarras

             Loriso

    SabatoーーーSirriーーーMoreroーーーCeljak

            Vannucchi

(※便宜上名前は英語表記にさせていただきます)


本題に入る前に、レビューの流れを説明させていただきたいと思います・

まずは試合展開(どちらが優勢か、得点シーン等)を6つの時間(0~15、15~30、30~45、45~60、60~75、75~90分)に区切っておおざっぱに説明し、その後両チームの採った戦術などを詳しく解説していきます。そして最後に試合の感想を書いていきます。

もし試合展開レビューを読むのが煩わしくなった場合、その部分を飛ばしていただき、解説から読んでいただければと思います(笑)

それでは本題へ。

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<試合展開>


[前半]


○0~15分

ミランがボールを保持する予想通りの立ち上がりとなったが、対するアレッサンドリアはハイプレスで対抗する。

陣形をコンパクトに保ち、ミランに攻撃のスペースを与えないようにする。

しかし個人の能力差は歴然。6分には早くもクツカが中央突破し、本田に決定的なパスを供給するが、本田が外してしまう。

13分にはポーリ→本田と繋ぎ、本田が中にクロスを上げるがDFのクリア。続く1分後にはバロテッリ→本田とつなぎ、最後はメネズがシュートを打つがGKのセーブ。

アレッサンドリアも何度かカウンターからチャンスを演出するも、アッビアーティに阻まれる。


○15~30分

ミランが変わらずボールをポゼッション。アレッサンドリアはミドルプレス(ハイプレスとロープレスの中間を指す)で応戦。

そんな中20分、バロテッリからパスを受けた本田がDFラインの裏へ華麗なな浮き球パスを通し、メネズが冷静にシュートを流し込みミラン先制!

続く24分にはCKからロマニョーリが決めて追加点!

連続ゴール後はやや膠着状態に


○30~45分

アレッサンドリアが衰えない運動量で対抗するも、ミランが変わらず主導権を握り続ける。

すると39分、本田→ポーリ→メネズと繋いでミラン3点目!

この場面の崩しは見事。

理想的な展開で前半終了。


[後半]


○45~60分

45分 交代 クツカ→マウリ

ミランはすでに3点、1stレグの結果を合わせると4点取っているためか、引いて守るようになる。

ミランとしてはカウンターからできれば追加点を狙いたいところだが、コンパクトな陣形を保つアレッサンドリアの攻守の切り替えの早さに苦戦。推進力のあるクツカが下がったのが痛いか。

58分 交代 ボナベン→プリンス


○60~75分

62分 交代 Locoiano→Marconi

71分 交代 Loviso→Mezavilla

75分 交代 メネズ→バッカ

試合は膠着状態に。ボナベンが交代し更に推進力のある選手を失ったミランは攻めあぐねる。対するアレッサンドリアもラストパスの精度に欠き、なかなか決定的なチャンスは作れない。


○75~90分

80分、CKからロマニョーリが再びゴール!

83分 交代 Branca→Bocaion

86分、本田の見事なスルーパスに抜け出したバッカが1対1を迎えるも、大きく枠を外してしまう。

89分、カウンターからバロテッリが決め5点目!


試合終了 ミラン5-0アレッサンドリア


<解説>


①アレッサンドリアの守備戦術とその対応

まずはアレッサンドリアの守備戦術を見ていきましょう。

アレッサンドリアはハイプレスを仕掛けたと先ほども書きました。しかしただのがむしゃらハイプレスではなく、ボールをサイドに誘導し、そこで2,3人で囲んでボールを奪うという明確な意図をもったものでした。

サイドの本田やボナベンに対し、数人のアレッサンドリアの選手がプレスを何度も仕掛けてきていましたよね。

そんなアレッサンドリアへのミランの対応は実にシンプル。個でのごり押しです(笑)

テクニックのあるボナベンは一人でもプレスの網を掻い潜って何度もドリブル突破していましたし、フィジカルの強いクツカは彼らのプレスをものともしませんでした。

本田にはボナベンのような単独での突破力はあまりないものの、フィジカルとパス判断の正確さ(俗にいうインテリジェンスの高さ)を活かして彼らのプレスをいなしていました。


②アレッサンドリアの攻撃

アレッサンドリアの攻撃は、持ち前の運動量を活かしてサイドで数的優位を作り、主にクロスでゴールに迫っていくオーソドックスながらも強力なものでしたね。これに対しミランは4-4のミドルラインブロック(ハイラインブロックとローラインブロックの中間)を敷いて対応。何度かピンチはありましたが、決定機は作らせませんでしたね。

今でこそミランにはチーム全体に守備意識の高さが根付いていますから苦も無く大勝を収めることが出来たものの、シーズン序盤戦のグダグダの時期だったらもっと苦戦していたでしょうね。アレッサンドリアはセリエAのチームを倒して準決勝まできたわけですしね・・・。


<感想>


➊エースの不調

ここ数試合、ミランのエースストライカーであるバッカが不調に陥ってしまっています。

この試合でも本田からのパスに抜け出し1対1のチャンスを迎えたものの、放ったシュートは枠を外しました。

これまで大きな怪我もなくミランに貢献し続けてくれています。なんとか調子を取り戻してもらって、ゴールラッシュを見たいですね!


❷元エース達の復調?

この試合ではメネズが2得点、バロテッリが1得点をあげる活躍を見せてくれました。

前回の記事にも書きましたが、ニアンが交通事故により長期離脱してしまった今こそ彼らの力が必要不可欠になってきます。

まだまだ運動量やパス精度など向上すべき点は多いですが、とりあえずニアンの穴埋めはできる・・・かな?


❸カイザー圭佑

この試合で3得点を演出するなど、またも本田が素晴らしい活躍を見せてくれました!もはやチームに欠かせない選手ですね。

しかしチームに不可欠だからこそ、今後のためにも出来れば後半は休んで欲しかったところ・・・(控えがプリンスしかおらず、そのプリンスがボナベンと交代してしまった以上仕方ないといえば仕方ないのですが)

サッスオーロ戦もまず間違いなく先発出場するでしょうから、いつも通りの高パフォーマンスを期待したいですね!(できればドッピエッタ決めてくれ。笑)


❹アレッサンドリアについて

結果こそ5-0、2試合合計で6-0となりましたが、アレッサンドリアは準決勝進出に値する素晴らしいチームでしたね。

豊富な運動量、組織力の高さ、フェアプレー精神、熱心なファン(聞くところによると15000人のファンが応援に駆け付けたとか)・・・ジェノアとパレルモを倒してここまで勝ち上がってきたのも頷けます。

是非ともリーグ戦で好成績を収めてほしいチームです!



この勝利によりミランは13年ぶりのコッパ・イタリア決勝進出が決まりました。

相手はおそらくユヴェントスでしょう。極めて厳しい勝負が予想されます。

しかし!オリンピコでの1発勝負ですからね、なにが起こるかわかりません。

優勝を信じて応援していきましょう!


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[ 2016/03/02 12:17 ] 試合 | TB(-) | CM(0)

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