ミランのシーズン最終順位、冬の補強が重要説 【検証】


今回から始まった間違いなく打ち切りになるであろう検証シリーズ。

記念すべき第一回目となる今回は、冬の移籍市場後に加入した選手がミランの試合内容や順位にどのように変化を与えたかを各シーズンごとに振り返ることで、冬の新加入選手の影響力延いては冬の移籍市場の重要性がどの程度のものであるかを検証したいなと。

各シーズンの試合内容に関しては僕の主観がかなり入っていますので、予めご了承ください。

それとかなりの長文です(笑)



10-11シーズン

・順位(左が1月終了時点の順位、右が最終順位)

1位→1位

・主な冬加入選手

カッサーノ
ファン・ボメル
エマヌエルソン
ヴィラ
レグロッターリエ


最高クラスの補強を敢行。
ぶっちゃけ主戦力となったのは最初に書いた2人だけですが、それでも各選手ともに格安での獲得ですし、何よりその2人が本当に素晴らしい最高の活躍を見せてくれました。

カッサーノの狭い局面を打開できるテクニックと創造性はイブラ、ロビーニョ、パトを擁していた当時のミランでもずば抜けており、「ローラインブロックでガチガチに引いて守り、2トップにボールが入ったら素早くプレスをかけて潰す」という当時出来上がりつつあった「対ミラン戦術」を攻略する存在として君臨。

加入当初は文字通りの「スーパーサブ」として短い時間で決定機を創出する役割でしたが、コンディションを上げてからはスタメン出場も増え始めてチームに継続的に貢献。

中でもイブラヒモビッチとのコンビは目を見張るものがあり、たった2人だけで相手の決死の守備ブロックを軽々と崩していくシーンは鳥肌ものでした。



続いて、ファン・ボメルは層が薄く役割も難解だったミランのアンカーポジションにすんなりと適応し、的確な潰しとリズムを生みだす積極的な縦パスでチームに貢献。

当時のミランのアンカーは(役割的な意味で)アンブロジーニしか務めることができなかったわけですが、その肝心の彼がちょくちょく怪我で離脱してしまったものですから大分困った状況だったんですよね(役割を変えればもちろんピルロもできるわけですが、そのピルロも怪我でちょくちょく離脱していたため)。

そんな中、ボメルが来て層が厚くなったことでチームの安定感が飛躍的に向上しました。


結局のところ、このシーズンのミランは第10節から一度も首位を譲ることなくスクデットを獲得したため、順位からこの冬の移籍市場を評価するのは難しいところがあります。

しかし、内容からすると上記の2人がいなければスクデット獲得は限りなく難しかったと断言できます。それに、レオナルドが新監督に就任したインテルが息を吹き返して猛追撃してきていましたしね。

素晴らしい市場での立ち回りでした。



11-12シーズン

・順位

2位→2位

・主な冬加入選手

ムンタリ
マキシ・ロペス
メスバー


信じられないレベルで負傷者が続出し、ベストメンバーが揃った試合が数えるほどしかないこのシーズン。

元々スカッドは十分過ぎるほど揃っていた(間違いなくここ10年で最強)こともあってか冬の補強は控えめなものに。

そんな補強選手の中で活躍したのは意外(?)にもムンタリ。インテル所属時代、途中投入からわずか1分も経たない内に退場するなどといった行動によりネタ的な意味で愛されることも多い彼ですが、通常時はフィジカルとテクニックを一定以上のレベルで兼備した優秀な選手です。

ミランに来てからも怪我人続出で崩壊していた中盤で奮闘し、途中加入ながら4ゴール(記録上は3ゴールですが、間違いなく4ゴール。「あの」ゴールを覚えている人は僕以外にも多いでしょう)をマークする活躍を披露。


一方でマキシ・ロペスやメスバーといった選手は控えの域を出ず、効果的な補強とはいえませんでした。


このシーズンの市場における「やらかし」は何といっても2つ。1つは夏のピルロ放出で、もう1つは冬のテベス獲得失敗ですね。

怪我でまともにプレーできなかったパトを売却する代わりにテベスを獲得するというオペレーションは具体的なところまで進んでいたわけですが、ベルルスコーニ会長の鶴の一声により中止。

この取引が成立していればスクデット連覇は固かったのに…とタラレバながら今でも悔やんでしまいます。テベスが如何に優秀な選手であったかは、皮肉にも13-14シーズンに加入したユヴェントスでのパフォーマンスを見れば明らかですしね。

冬の移籍市場の重要性を物語る1エピソードではないでしょうか。


順位に関してはユーヴェと終盤まで首位争いを繰り広げたものの、最後に力尽きて2位に。



12-13シーズン

このペースだととんでもない文量になるため飛ばしていきます(笑)

・順位

5位→3位


・主な冬加入選手

バロテッリ


即戦力として獲得できたのはバロテッリ1人ながら、その効果は絶大。
13試合に出場して12ゴールを叩き込む破格の活躍により、ミランの3位フィニッシュにとてつもない貢献を果たしてくれました。

圧倒的なフィジカルとテクニック、ポストプレーでミランの攻撃の中心を担い、ファールを受けてはそのセットプレーで自らがゴールを決めるなどとにかく印象的な活躍が多かったです。

モチベーションMAX状態のバロテッリはやはり素晴らしいものがありましたね。このやる気が維持できればもっと違うサッカー人生だったと思うんですけどね…。


閑話休題。順位に関しては5位から3位にジャンプアップ。補強の成果がしっかりと表れていますね。



13-14シーズン

・順位

9位→8位

ここから順位を書くのが辛くなってきます(笑)


・主な冬加入選手

ラミ
本田
ターラブ
エッシェン


補強に関しては質・量ともに中々のものだったわけですが、最大の問題は監督交代などでチーム内が混乱していたこと。

まぁ当時のチームは完全に機能不全に陥っていましたし、アッレグリ解任は致し方ないとしてもセードルフはないですよと…。

この新加入メンバーをアッレグリがどうチームに組み込むか見たかったです。タラレバですが。

順位に関しては9位から8位とさほど変わらず。補強以前の問題ですしね。



14-15シーズン

・順位

9位→10位

・主な冬加入選手

チェルチ
ボッケッティ
デストロ
アントネッリ
パレッタ

層の薄かったトップ、ウイング、SBにそれぞれ選手を獲得したのは良かったわけですが、メンバーの質に関しては何とも言えないところ。
どの選手も格別の働きをしたとはいえませんでした。

順位に関しては9位から10位に後退。こちらも補強以前の問題のため然もありなんといった印象です。



15-16シーズン

・順位

6位→7位

・主な冬加入選手

ケヴィン・プリンス・ボアテング


近年でも最低の移籍市場でした。
攻撃の要であったニアンには質的に控えがおらず(いるのはバロテッリと長期離脱明けのメネズのみ)、両サイドのボナベントゥーラと本田に至っては数的にも控えがいないという危機的状況の中、獲得したのはコンディション最悪のプリンスのみ。

最低でもニアンの控え(ドリブル、キープ力のある選手)と両サイドの控え(走力があり、クロスが上手い選手)の計2枚は必須だったわけですが…。

夏に大金を費やした結果として冬に金欠に陥ったというのは紛れもない事実であるものの、ここまでのやる気のなさは純粋にベルルスコーニ会長のミハイロビッチ嫌いが理由と邪推したくなるものでしたね。


そして冬の移籍市場閉幕後は案の定というべきか、ニアンが離脱してからチームは急降下。ミハイロビッチは敢え無く解任されました。

順位に関しては、6位から7位に後退。当然の結果です。



16-17シーズン

・順位

7位→6位

・主な冬加入選手

デウロフェウ
オカンポス


ニアンの追放に加え、ボナベントゥーラが長期離脱に見舞われたことで層が非常に薄くなったウイングポジションにデウロフェウとオカンポスを獲得。

デウロフェウは持ち前のスピードとドリブルでサイドを切り裂き、チームに多大な貢献を果たしてくれました。

後は中盤に補強ができていれば違った結果になったと思うんですけどね。

順位に関しては7位から6位に。戦力的にも補強的にも妥当なところだと思います。



17-18シーズン

・順位

7位→6位

・主な冬加入選手

特になし

夏に大量に選手を獲得したこともあり、冬の即戦力加入はゼロ。



18-19シーズン

・順位

4位→5位

・主な加入選手

パケタ
ピョンテク


10-11シーズンに次ぐ素晴らしい補強を敢行。

パケタはチームに不在だったボールの運び役として中盤ポジションに瞬く間に君臨。また、副次的効果としてチャルハノールの復活にも貢献(流動的に動けるパケタの存在により、チャルハノールがサイドに縛られることがなくなったため)。

ピョンテクは圧倒的な決定力によりゴールを量産。守備にリソースを割きまくっていた後半戦のガットゥーゾ・ミランにとって、彼の決定力は勝利のために欠かせないものでした。


確かに最終順位からは彼らの貢献度をはかることはできませんが、前半戦終盤の内容も結果(直近5戦で1勝3分1敗)も酷かったチームが数カ月間蘇ったのは間違いなく彼らの力に依る部分が大きいですし、最終節までCL権争いをする上で絶対に欠かせない補強であったことは間違いありません。




まとめ

補強以前の問題であった13-14、14-15を除いて考えると、順位が大きく改善した12-13シーズン、そして順位は変わらずも内容が劇的に改善した10-11シーズンと18-19シーズンはいずれも素晴らしい補強を行っている(=チームの弱点をしっかりと補っている)ことがわかります。

逆に、冬補強を怠った15-16シーズンは素晴らしいチーム状況から一転して急降下しましたし、冬補強が少なかった(全くなかった)シーズンはそこから浮上することなく終わっています。


要はここから何が言えるかというと「シーズン前半戦で露呈した弱点はしっかりと補いましょう」ということですね。

当たり前といえば当たり前のことですが、金欠だったり希望するタイプの選手が市場に中々出回っていなかったりで、その「当たり前」ができないことが頻繁にありますからね。

そういう状況下で如何に上手く立ち回れるかがフロントには求められますし、その観点からすると10-11シーズンは本当に素晴らしかったです。
金欠の中、格安でカッサーノとボメル(=チームの弱点を完璧に補う選手)を獲ったわけですからね。ガッリアーニは最高です。


補強だけが全てを決めるわけではもちろんないですが、冬の補強がチーム状況の改善延いては最終順位に大きく影響することは間違いありません。

マルディーニ、ボバン、マッサーラの3人には是非とも10-11シーズンを超えるような巧みな補強を見せてほしいと思います。


…「12月にでも書いとけ」という内容でしたが、せっかく酔った勢いで今日書いたので夏の移籍市場真っ只中の今載せます(笑)


滅茶苦茶長くなった上にグダグダになりましたが、最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。


 
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[ 2019/08/17 20:50 ] 検証シリーズ | TB(-) | CM(1)

放出が必要なポジションを今一度考える



今夏も数々の補強を敢行したわけですが、その一方で放出に関してはここまでほとんど進んでおらず、残り数週間で陣容のスリム化が求められます。

今回は、今一度ポジションごとに現有戦力を見ていき、過剰に戦力を抱えているポジションを確認していこうかなと。



GK

ドンナルンマ
レイナ
アントニオ

ここは特に問題なし。
このメルカート終盤にきてドンナルンマ放出なんてことになれば一大事ですが…多分大丈夫でしょう。



CB

ロマニョーリ
ムサッキオ
ドゥアルチ
カルダーラ
ガッビア

ロマニョーリとムサッキオという昨季のレギュラーコンビ2人に加え、今季新加入のドゥアルチの3人がシーズン序盤はメインになるでしょう(もし残留したらガッビアも)。
ここに、シーズン途中からカルダーラがレギュラー争いに食い込んでくるという形が理想かと。

ガッビアはまだ去就が不透明ですが、少なくともCBは4人確保されているため数的には全く問題ないですね。


右SB

カラブリア
コンティ
(ドゥアルチ)

メインはカラブリアとコンティの2人で、聞く所によればドゥアルチも右SBで起用できるかもしれないとのことで、緊急事態においては彼が務めることもあるかもしれないですね。
移籍の噂のあるコンティが残るとすれば、ここも特に問題なし。



左SB

テオ・エルナンデス
リカルド・ロドリゲス
ストリニッチ
ラクサール


明らかに過剰戦力を抱えたポジション。
ただし、ここに関してはラクサールとロドリゲスに移籍の噂があり、特に前者に関しては移籍濃厚といった感じのためそこまで心配する必要はないかなと。

それと、スタメン有力候補のエルナンデスがシーズン最序盤は怪我で欠場するということで、できればロドリゲスは戦力的に確保しておきたいというのが本音ですかね。まぁ適正価格によるオファーが届けば売却も致し方ないかもしれませんが。



アンカー

ベナセル
ビリア
(チャルハノール)


ベナセルを軸に、ビリアが控えるというまずまずの構成。
ビリアはこのプレシーズンでアピールに成功し、戦力たり得ることを証明したため一応は一安心です。
ベナセルは先日チームに合流したばかりで少し未知数な部分もありますが、元の実力を考えれば適応は時間の問題でしょう。

現時点で言えばインサイドハーフ起用の方がプレースタイル的に合っている気がしないでもないですが、どちらのポジションでも伸びしろは十分ですし、ミランの選手層的にアンカーポジションを務めることになるのが極めて濃厚です。

また、緊急時はチャルハノールが務めることになるでしょう。



インサイドハーフ

※サイドを問わず兼用される選手が多々いるため、左右で分けません。

パケタ
ボリーニ
チャルハノール
クルニッチ
ケシエ
(ボナベントゥーラ)
(ベナセル)


ボリーニが驚異的な適応を見せた結果、層が厚くなったこのポジション。
そのため少し多い印象ですね。

現在移籍の噂が浮上しているのがチャルハノールとケシエ。しかし後者に関してはトーンダウンしており、現在はブンデス勢が強い興味を示すチャルハノールの方が実現可能性は高そうです。できれば残って欲しいですが…。

緊急時にはボナベントゥーラやベナセルが起用されるでしょう。



トップ下

スソ
ボナベントゥーラ
(パケタ)

現時点では特に問題のないポジションですが、根強く獲得が噂されるコレアが実際に来た場合は別。トップ下に3人は多いですからね。

まぁコレアを2トップの一角メインとして計算すれば話は変わりますが、そうなると今度は2トップのポジションが多すぎることになりますね。



トップ

ピョンテク
レオン
カスティジェホ
アンドレ・シウバ


アンドレは構想外らしく、現在も必死に移籍先を探しているという状況だということで、このポジションは実質ピョンテク、レオン、カスティジェホの3人ですね。

前述の通りこちらもコレアの加入とその起用法によって話が変わってくるポジションであり、もし彼が加入し2トップメインで計算するのであればカスティジェホは放出するべきではないでしょうか。



まとめ

現時点で確実に整理すべきは左SBとトップのポジション。そしてインサイドハーフも1人放出してもおかしくないですね。

またコレアが加入した場合は、メインとなる起用ポジションに応じてトップ下もしくはトップの選手を(アンドレ以外で)最低1人放出するべきだと思います。


今季は欧州カップ戦がなく、日程も例年より緩いわけですからね。あまり多くの選手を抱えても財政的に良くないですし、不満分子の発生する要因にもなりかねませんしね。

そして何より、冬の移籍市場で身動きの取れない状況になることは避けたいですからね。個人的には夏と同じか場合によってはそれ以上に大事な移籍市場だと思っているので、そのために予算や人員の空きというのを確保しておきたいところです。


さて。残り数週間となった移籍市場期間ですが、個人的に今後は獲得以上に放出の動向に注視していこうと思います。


 
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[ 2019/08/16 10:45 ] 移籍情報 放出 | TB(-) | CM(1)

コンティの去就はどうなる?



今回はコンティについて。

当初はアンタッチャブルな選手の1人として数えられていたコンティですが、プレシーズンマッチでのパフォーマンスが影響してか、にわかに移籍(といっても単年レンタル)の可能性が報じられるようになりました。
最近はパルマやブレーメンといったクラブが獲得に興味を示しているとの報道がありますね。


元々コンティはその圧倒的な攻撃性能が高く評価されていたわけですが、守備に関してもタックル等の積極性には定評があり、そこまで問題視されてはいませんでした。

しかし、約1年もの長期離脱を経て復帰してからというもの、彼の守備は明らかに許容できるレベルを超えてしまっており、それはこのプレシーズンマッチでも改善されることはありませんでした。


この点については試合勘の問題という面も否定できませんし、対面する相手との間合いや周囲の味方との適切な距離間などを思い出せれば改善する可能性は十分にあると思います。

そう考えると、よりスタメンとして出られる可能性の高いクラブへとレンタル移籍して感覚を取り戻すという選択も十分に考慮されるべきものかなと。特に、パルマが出場機会を保証してくれているというのが本当であればなおさらです。

今のミランだとカラブリアの控えとして出場機会が制限されますしね。カラブリアも小さい怪我をちょくちょくするので出番はあるとは思うんですけどね。



しかし、そうしたレンタル移籍の実現に当たっては主に2つの問題があります。1つはコンティ自身の意思、そしてもう1つは右SBの選手層の問題です。

まず前者について、代理人によればコンティはミラン残留を希望していると言うことで、あまりレンタル移籍に乗り気ではないらしいです。

続いて後者について、現有右SBの戦力はカラブリアとコンティの2人だけであり、当然ながらコンティを放出すれば代役となる選手の獲得が必須となります、
以前の報道によれば、その場合サンプドリアのサーラを獲得するかもといった話がありましたが信ぴょう性は不明です。
そういえば、スクデット獲得経験もある百戦錬磨の右SBが今フリーらしいですが、コンティ移籍の場合は獲りにいったらどうですかね(笑)


まぁいずれにせよ、以上の問題により移籍の可能性は高くないだろうというのが個人的な見解です。ただし移籍市場はまだ多くの国で開いていますから、最終的にどうなるかはわかりません。

今後の報道にも注目していきたいです。


 
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[ 2019/08/14 18:27 ] 移籍情報 放出 | TB(-) | CM(2)

ラクサールに複数クラブが興味を示す



最近になって報道が活発化しているラクサール移籍の噂。

負傷したテオ・エルナンデスの代わりには左SBとしてリカルド・ロドリゲスが継続的に起用され、その控えにはストリニッチがいるというミランの現状において、コパ・アメリカによりチーム合流が遅れたことで新体制下でのアピールの機会を著しく減らしてしまったラクサールにとってはかなり分が悪い状況となっています。


そんな中、セリエA内で人気銘柄の彼に対してはSPALやパルマ、トリノといったクラブが興味を持っているらしく、中でもパルマは獲得に熱心なようです(ちなみにパルマはコンティ、ストリニッチにも興味を示しているとか)。

更に、ここにきてアタランタがラクサール獲得レースに参戦したということもあり、ミランで構想外になりかけている彼の移籍は決定的かなという感じです。

では、具体的にどこに移籍することになるのか。


ミラン側としては、要求移籍金の約1200~1300万ユーロを一括で払ってくれればどのクラブでも良さそうですが、今のところ一括で払ってくれそうなクラブはないですね。
買取オプション付のレンタルオファーですとか、そういうクラブが多いようです。

ではラクサールにとってどの移籍先が良さそうなのかを考えると、プレースタイル的にはトリノやアタランタ辺りがお薦めですかね。

特にトリノは攻守にアグレッシブな動きが求められるチームで、守備もマンツーマン志向が強いですから彼のタイプともマッチするかなと。
ただし問題としてトリノ、アタランタ共に強力な選手が既にいるため、スタメン奪取が難しいというのはあるでしょうね。

その点を踏まえると、パルマ辺りが良いのかなーと。
昨季と同様のロングカウンター戦術がメインであればラクサールの走力とスピードが活きますしね。


なんであれ、噂に上がっているチームはいずれも彼のプレースタイルとの相性的に悪くないと思いますし、少なくとも今のミランにいるより間違いなくチャンスは貰えると思うので移籍は双方にとって十分アリでしょう。


 
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[ 2019/08/13 15:00 ] 移籍情報 放出 | TB(-) | CM(0)

フェロニケリ戦、選手寸評


先日行われたフェロニケリとの一戦にて、0-2で勝利を収めたミラン。

今回は、その試合における各選手の個人的寸評を行おうかなと。
ただし、出場選手が多いこともあり、先日のマッチレポート記事にて既に詳しく言及した選手(ボナベントゥーラ、パケタ、レオン、ボリーニ)については割愛します。



○ドンナルンマ

ピンチが訪れることもなく、無難に対処(主にクロスボール)。



○カラブリア

自陣に戻りながらの守備に関してやや危うさは見られたものの、それ以外はこれまで通りの安定したパフォーマンス。
というかDF陣は、この試合ではほとんど出番がなかったのであまり語ることがないですね。



○ガッビア

安定したパス出しとハイボール処理でチームの無失点に貢献。



○ロマニョーリ

同上



○ロドリゲス

同上



○ビリア

地味にここまでのプレシーズンマッチのすべてで先発出場していますが、コンディションも良さそうですし安定したパフォーマンスを披露し続けてくれています。
積極的な縦パス供給と、範囲はそこまで広く無いものの粘り強い守備は特に印象的です。



○チャルハノール

彼は連携で活きるタイプのため、この試合ではアンドレやクルニッチなどのあまり組んだことのない選手が周囲にいたこともあってかそこまで目立ったパフォーマンスは見せられず。



○クルニッチ

無難にプレーしていましたが、少し窮屈そうな印象を受けましたね。
彼の場合は積極的に前線に飛び出すのが持ち味ですから、もう少し中央のスペースを空けてくれる選手がトップ下にいてくれると良いんですけどね。

それこそボナベントゥーラがトップ下にいる時に観てみたい選手です。



○スソ

見事なFKで先制点を奪取。
彼に関しては良い所も気になる所もこれまでと全く同じため、これ以上は言いません。



○カスティジェホ

彼もまたこれまでと同じ。
流石にこのパフォーマンスでは次辺りからベンチ行きが極めて濃厚でしょうが、果たして残留するのでしょうか。



○アンドレ・シウバ

カスティジェホよりは良いですが、フロントに放出を思いとどまらせるようなパフォーマンスではなかったかなと。
本人が残留を希望しているといった報道はないですし、移籍した方が双方にとって良いのかもしれませんね。

問題はプレミア市場が閉まった今、買い手が付くかどうかですが。



○アントニオ・ドンナルンマ(※20時半頃追記)

後半から出場し、無失点に貢献。
あまり彼の出番はありませんでしたが、致命的なミスというのもありませんでした。

シーズン後に出番があるかは微妙なところですが、なにがあるかわかりませんし、チームに所属する以上はしっかりと調整を続けて欲しいですね。



○コンティ

この試合で特に印象に残った選手の1人。
これまでと違い、積極的な攻め上がりでゴール前に侵入し、バー直撃のシュートなどでゴールを脅かしました。
かつてのアタランタ時代の面影が少し見られましたね。

今回のように相手を押し込める(守備力の低さが露呈しない)展開であれば彼の持ち味が活きますし、そう考えると1点が欲しい時に相手の守備をこじ開けるためのスーパーサブとしてなら今の状態でも貴重な存在になれるかなという感想です。



○ムサッキオ

ガッビア等守備陣と同じ感想。



○ストリニッチ

パケタやボナベントゥーラといった、狭いスペースであろう前方のスペースにパスを通せる選手がいると彼の走力も活きますね。
なかなか良かったのではないでしょうか。



○ピョンテク

この試合ではネットを揺らしましたが惜しくもオフサイドとなりノーゴール。
「9番のジンクス」と相まって、結果が出ていない現状は確かに不安要素ではあるのですが…まぁ大丈夫でしょう。

ただし、今プレシーズン最後の試合となるチェゼーナ戦では是非ともゴールを決めて欲しいですね。



○ラクサール

プレーについては特に印象に残っていません。
ここ最近移籍の報道が活発化していますが、果たしてどうなりますかね。



○マルディーニ

やはりスペースのある場所では正確なプレーを見せられますし、できればもう少し長く観たい選手なんですよね。


○ブレッシャニーニ

前回までと違いビリアとの交代でアンカーポジションに入っていたと思いますが、中々にテンポよくボールを捌けていた印象です。
ポジショニングが的確で頭の良さそうな選手ですし、いずれはトップチームに定着して欲しいですね。


 
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[ 2019/08/12 15:00 ] 試合 採点&寸評 | TB(-) | CM(0)

【強化試合】 フェロニケリ対ミラン 【マッチレポート】



スタメン

フェロニケリ戦前半


スタメン予想だとムサッキオとピョンテクでしたが、彼らに代わってガッビアとアンドレ・シウバが先発。
ピョンテクを外したのは、おそらくレオンとのコンビで試したかったためなのではないかと。



前半

観たのは途中から(前半10分くらいから)でしたが、前半の内容については基本的にはICCでのそれとあまり変わらなかったなーという印象です。


フェロニケリはローラインの4-1-4-1で引いて守り、ハーフウェイラインちょい奥からプレスを開始。

それに対しミランは、相手アンカーの両脇を徹底的に攻めていく攻撃を志向。

具体的には中央でボールをキープして相手のインサイドハーフを釣りだし、空いたアンカー脇のスペースにスソや2トップが入ってパスを引き出すといった形などですね。
そして、そこからの裏へのパスやシュートでチャンスを作っていくミラン

その後はプレスを緩め中央を固めたフェロニケリに多少攻めあぐねたものの、26分、スソが見事なFKを直接決めてミランが先制に成功しました。




前半終盤に関しては、フェロニケリが攻勢を強め、序盤から続けるロングボールでの裏抜けに加えて左サイドからの突破を狙う。

対するミランもいくつかチャンスを作り出しますが、ゴールネットは揺らせず前半終了。



後半

後半は最初から大量に選手交代。コンティ、ムサッキオ、ストリニッチ、パケタ、ボリーニ、ボナベントゥーラ、レオン、ピョンテクを同時投入。

フェロニケリ戦後半


そして後半から入った何人かの選手たちが躍動し、素晴らしい立ち上がりを見せます。


例を挙げるとすれば、まずはトップ下に入ったボナベントゥーラ。スソよりも狭いスペースでプレーできる彼の存在により、特に2トップとの関係性が向上。ワン・ツーパス、スルーパスなどで中央から崩していきます。

次にパケタ。スペースに的確なパスを出せる彼の存在により、チームは流動性を保ったままスピーディーな攻めを見せることができました。彼自身もサイド、中央とどこでもプレーできるため、流動的に動いてスムーズにボールに絡むことができます。

そしてレオン。仕掛けの意識の高さとそれを可能にするフィジカル、テクニックによりチームに欠けていた個の推進力をもたらしてくれました。


上記3者とボリーニ、ピョンテクを中心としつつ、時に両SBが積極的に攻撃に絡んでいくことで次々とチャンスを作り出していくミラン。

55分、ボナベントゥーラの裏へのパスにピョンテクが頭で合わせましたがギリギリオフサイド。しかし見事なプレー。

そして58分、サイドに流れたレオンからのクロスボールにボリーニがダイレクトボレーで合わせてミランが追加点を奪いました。




その後もチャンスを作っていくミランでしたが、徐々にペースダウン。リードしていることもあったでしょうが、まぁ上記3選手のコンディションの問題が大きかったですかね(特に長期離脱明けのボナベントゥーラ)。



終盤にはブレッシャニーニ、マルディーニ、ラクサールを投入。

一度クロスバー直撃の危険なチャンスを作られたものの、無失点で試合終了。


フェロニケリ0-2ミラン



雑感

ミランがフェロニケリを2-0で降し、ジャンパオロ体制下での初勝利となりました。


この試合で注目だったのは、やはりボナベントゥーラとパケタのパフォーマンスでしたかね。

狭い所を崩せるボナベントゥーラ、多彩なボール運びとキープ力のあるパケタは現チームにおいて間違いなく欠かせない存在ですし、更なる補強でもない限り、遅かれ早かれこの2人が中盤の軸となるでしょう。

ボナベントゥーラはちゃんと負傷前の状態に戻れるのか不安だったんですけどね。どうやら杞憂に終わりそうですし、むしろジャンパオロの指導で更なる飛躍を遂げそうな気配がしますね。


パケタはボナベントゥーラがトップ下ならインサイドハーフ起用でも何の問題もないですし(流動的なポジションチェンジでトップ下のスペースにもガンガン入れるため)、こちらの方がボール運びの能力をより活かせる分良いかもしれませんね。
現チームにおける戦術的タスクはこれから習得していくことでしょう。楽しみですね。


残りの中盤ポジションについては、アンカーがビリアorベナセル、そして右インサイドハーフがボリーニor(戦術への適応度によって)ケシエという構成が無難かなと。

アンカーは、順当にいけばベナセルでしょうがビリアでも特に問題はなさそうです。

右インサイドハーフにはバランス的に走力と守備範囲(できればボール奪取力も)のある選手が望ましいわけですが、今のところその点に関してはボリーニが素晴らしいですね。


テンポ良くボールをはたく為リズムをあまり崩しませんし、個の限界はあるものの一定レベルの相手であれば彼がスタメンでも問題はなさそうです。
ケシエがフィットしてくれれば申し分ないんですが、今のところ未知数ですしね。

それと中盤にはチャルハノールやクルニッチ、トップ下にはスソもいますし、状況やコンディションに応じて中盤の構成を色々と使い分けることができそうですね。



続いてもう1つの大きな収穫は、ラファエル・レオンのパフォーマンスですかね。

この試合では早速1アシストと結果を残してくれたわけですが、他にも65分辺りで見られた強引な縦への突破ですとか、ロングカウンター時にボナベントゥーラのスルーパスを受けて爆走したシーンですとか(シュートはご愛嬌。笑)、当初から彼に望んでいる役割を忠実にこなしてくれそうな点は非常に嬉しいですね。

まだまだコンディションは万全ではないでしょうし、戦術的タスクや更に上のレベルの相手と対戦する際のプレーなど気になる点も多々ありますが、明らかにウィークポイントだったセカンドトップのポジションがしっかりと埋まりそうな気配がするのは大きいです。



さて。この試合でも多くのポジティブな側面が見られ、ジャンパオロ・ミランに対し更なる期待感が高まりました。
その上何人かの主力選手のコンディション面ですとか、戦術面に関してはまだまだ調整段階ですから、今後更なるパフォーマンスの向上が期待されます。

セリエA開幕まで残り2週間ほどですが、このまま順調に仕上げていけば内容と結果の伴った強力なチームが披露されるでしょう。非常に楽しみです!

Forza Milan!


長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。


 
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[ 2019/08/11 08:00 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(2)

ミラン、プレシーズン終盤にフェロニケリ、チェゼーナと対戦


ICCを終え、シーズン開幕まで3週間を切ったセリエA。
公式によると、開幕までにミランに残された練習試合は2つ。1つはコソボで行われるKFフェロニケリというチームとの対戦。そしてもう1チームはチェゼーナです。


フェロニケリ戦~スタメン予想~

コソボにあるプリシュティナ郡ドレナスを本拠地とするフェロニケリは、昨季と15-16シーズンにリーグ優勝を果たしている国内の強豪クラブみたいです。

そんな彼らとは、日本時間で明日の3時45分に試合を行うとのこと。
そしてスタメン予想については、以下の通りとなっています。



システム;4-3-1-2

GK;ドンナルンマ

DF;カラブリア ムサッキオ ロマニョーリ ロドリゲス

MF;クルニッチ ビリア チャルハノール

MF;スソ

FW;カスティジェホ ピョンテク


ICC2戦目以降のスタメンがベース。唯一の変更点は、ボリーニの位置にクルニッチが入る点ですね。
これまで負傷離脱していたクルニッチですが、加入決定後のミラン愛溢れるコメントの数々で既に僕の心を鷲掴みにしております(笑)

コンディションを上げてくればスタメン争いに十分に割り込める選手ですから、まずは彼のパフォーマンスがどれだけ本調子に近づいているかに注目ですね。


もう1つの注目点としては、新加入選手であるラファエル・レオンのパフォーマンスです。



レオンはこちらの招集リストにもしっかり入っていますから、スタメンは無理でも途中出場なら十分にあり得ます。

既に練習では圧倒的なフィジカルを披露してコーチ陣の度肝を抜いているらしく、ピョンテクの相棒として大いに期待されるところですね。


ちなみに、今回の招集メンバーにはパケタとラクサールのコパ・アメリカ組も復帰を果たしています。
しかし、ベナセルやケシエといったアフリカネーションズカップ組の復帰はまだのようですね。



チェゼーナ戦

かつてはあの長友佑都選手も所属したことのあるチェゼーナですが、2018年に破産し、現在はセリエCに所属しているとのこと。

チェゼーナと聞いて思い出すのは、やはり10-11シーズンでミランが敗戦を喫したあの試合ですかね。

イブラヒモビッチとロビーニョの加入で盛り上がりが最高潮に達した中行われた試合で、まさかの2-0敗北。
しかもイブラがPKを外すというまさかの展開でした。

まぁ10-11シーズンはご存知の通り最高のシーズンでしたから、今では良い思い出なわけですが(笑)


閑話休題。そんなチェゼーナとの対戦は、現地時間で17日の20時30分にチェゼーナのホームスタジアムで行われるとのこと。

シーズン開幕前最後の試合ですから、ここではレオン、パケタ、ベナセル、ケシエ辺りには確実に出てもらいたいところですね。


 
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[ 2019/08/10 08:38 ] 他クラブ | TB(-) | CM(0)