ジェノア戦プレビュー



予想スタメン

 『ガゼッタ・デッロ・スポルト』による、ジェノア戦における予想スタメンは以下の通りです。



システム;4-3-3

GK;ドンナルンマ

DF;アバーテ ムサッキオ サパタ リカロド

MF;マウリ バカヨコ パケタ

FW;スソ クトローネ チャルハノール


 スソが復帰を果たした一方で、ロマニョーリ、ケシエ、カラブリアが出場停止。
 まぁしかしアバーテ、ムサッキオならそつなく代役をこなしてくれるはずです。

 マウリはやや未知数ですが、フリーランをしっかりやって守備にも精力的に貢献してくれれば今のケシエの代役としては申し分ないでしょう。

 

直近成績

ジェノア;1勝2分2敗 6得点 6失点

ミラン;2勝1分2敗 4得点 3失点




 過去5試合の直接対決は、ミランの3勝1分1敗です。相性は良い相手ですね。




試合展開・結果予想

 ミランがポゼッションする展開になるでしょう。
 ジェノアのハイプレスに対しては、前回のユヴェントス戦のように意図的なロングボールを混ぜながらビルドアップすれば、回避は比較的容易いでしょうね。

 そして崩しの局面において、相手が3バックならばWBの裏にボールを送ってCBを引き出すことでクトローネに飛び出すスペースを与える。
 4バックならばライン間にパケタやチャルハノールが積極的に侵入していく形が主な攻略法になるのではないかと。

 いずれの場合であっても「縦に速く」というプレー原則は絶対に持ち合わせるべきでしょうね。



 守備ついては、リーグ戦におけるジェノアの半分以上(25ゴール中13ゴール)のゴールを叩きだしているエースストライカーのピョンテクが出場停止ということで、クロスによる脅威はかなり和らぐと言えそうです。ミランは伝統的にクロスに弱いですからね(笑)

 しかしもう一人のキープレーヤーであるクアメは健在ですし、前回の対戦でもかなり手を焼いた非常に厄介な存在です。


 ユヴェントス戦ほど引いて守る必要はないとしても、ライン設定とボールの取り所はしっかりと決めておいてほしいですね。



 結果については、おそらく順当に(速攻サッカーで)いけばミランが勝利するでしょう。ピョンテクもいませんしね。

 懸念要素としてはミランがグダグダポゼッションに逆戻りしてしまう可能性と、ジェノアの新監督であるプランデッリが予想以上にチームをまとめてくる可能性でしょうか。


 このウィンターブレイク期間でプランデッリがどれだけチームの組織力を上げたかが未知数ですから、その程度によっては苦戦を強いられる展開になることは十分に考えられます。彼はかなりの知将ですからね。


 決して油断することなく勝利を収めて欲しいと思います。


Forza Milan!

[ 2019/01/20 12:00 ] 試合 プレビュー | TB(-) | CM(0)

ルーカス・パケタvsユヴェントス ~好プレーの数々を振り返る~

 今冬にミランに加入したルーカス・パケタ。

 早くも2試合に先発出場し、サンプドリア、ユヴェントスという強力なチームを相手に印象的なプレーを見せてくれています。

 もちろんたった2試合で断定できることは少ないわけですが、とりあえずここまでの感想として、ミランは素晴らしい選手を獲得したのではないかという気がします。

 ドリブルでもパスでもボールを運べ、隙あらば縦へのスルーパスでチャンスを演出。守備もサボりませんし、時折遊び心のあるトリッキーなプレーも披露。はっきり言って滅茶苦茶好感度が上がっています(笑)



 そんなわけで今回は、個人的に印象に残った彼のプレーを先日のユヴェントス戦を振り返りながら具体的に見ていこうかなと(※映像引用元;Dazn)。



 まず一つ目はこちらの、パケタ(赤)が裏に抜け出そうとするクトローネ(桃)へとスルーパスを通したシーン。

ユヴェントスパケタ10


 これまで当ブログでくどい位に主張している「縦に速いサッカー」を実現するには、スペースへと走る選手だけでなくスペースへと高精度でパスを送り込める選手も必要不可欠です。

 これまでのミランの選手の中で後者のプレーができるのはチャルハノールのみ(ビリアは負傷中のため)でしたが、パケタもこれができる選手のようですね。サンプドリア戦でもイグアインへ素晴らしいスルーパスを通していましたしね。

 彼らのような裏に送り込める選手がいることで、クトローネのような選手は十分にその持ち味を発揮できます。
 
 今後、このようなシーンは何度も見られるでしょう。非常に楽しみですね。



 続いてはこちらの、ボールを前進させた一連のシーン。


ユヴェントスパケタ2

 ↑まず、ロマニョーリ(青)からボールを受けたパケタは、ワンタッチでサイドのリカロド(黄)へとシンプルにボールをはたきます。


ユヴェントスパケタ3

 ↑その後、自身は空いているサイドのスペースへと走ってリカロドからの縦パスを引き出すパケタ。


ユヴェントスパケタ4

 ↑このようにしてマーカーを引き連れながらもリカロドからのパスを受け、ボールを前進させました。


 ちなみにこのシーンでは、チャルハノール(紫)がパケタ(とマーカー)が移動したことで空いたスペースに移動してしっかりパスコースを作っています(2枚目、3枚目の画像を参照)。


 結局この局面ではオーバーラップしてきたリカロドへのパスを選択したパケタですが、シンプルにチャルハノールに渡しても面白かったでしょうね(おそらく得意のサイドチェンジが炸裂したはず)。


 サイドに流れてもプレーできるテクニックを持つパケタは、流動性のある攻撃を得意とするチャルハノールと相性が良いですし、この2人+リカロドの3人ならばポゼッションで崩していくことも十分可能になっていくでしょうね。



 3つ目となるこちらは、パケタがサイドのリカロドへと送り、中央のスペースへと走り出したところへリカロドが完璧な縦パスを通したシーン。


ユヴェントスパケタ8


ユヴェントスパケタ9


 シンプルではありますが、パスの受け手としても優れていることがわかります。狭い場所に通したリカロドもお見事。



最後はこちらの一連のシーン。


ユヴェントスパケタ5

 ロングカウンターの流れから中央のバカヨコ(緑)へとボールが渡ったところですが、ここでパケタは下がってボールを受けようとマーカーを引き連れながら動き出します。


ユヴェントスパケタ6

 マーカーの意識がパケタに向いたところで、今度はチャルハノールが背後の2ライン間へと入り込み、パスを引き出します。


ユヴェントスパケタ7

 こうしてバカヨコから見事な縦パスが入り、チャルハノールが2ライン間でボールを受けました。


 ちなみにこれ、この試合のミランにとって最大の決定機であったあのクトローネのバー直撃シュートに繋がる1つ手前のシーンです。


 直接的なオンザボールによる関与ではありませんが、チャンスに絡んだプレーの1つということでお許しください(笑)




 以上、4つのシーンを見てきました。正直まだまだ言及したいプレーがたくさんあるのですが、キリがないのでこの辺にしておきます。


 こうして振り返ると、ミランの作ったチャンスシーンの多くにパケタが絡んでいることがわかりますね。

 これでチームに合流してまだ1週間ちょっとですからね。凄すぎる(笑)



 そしてパケタの存在により、チャルハノールをウイング起用しても機能するのが大きいですよね。

 当ブログでも再三再四主張していますが、チャルハノールは本来中央付近でこそ真価を発揮する選手ですし、サイドに固定されて活きる選手ではありません(4-4-2の左サイドハーフでのプレーが酷かったのが証拠の1つ)。

 頭が良くテクニックがあり、サイドにも流れられるパケタが左インサイドハーフならば、チャルハノールも機を見て中央に流れられますからね。

 逆にパケタにとっても、純粋なウィンガーとのプレーよりも自由に動きやすいメリットがありますし、試合を観ていてもこの2人の相性はかなり良さそうです。

 
 チャルハノールの移籍話が再燃していますが以上のことから僕は相変わらず反対ですし、財政的な理由での放出は止むを得ないとしても、戦力的にはできる限り残すべき選手だと思います。

 チャルハノールのファイナルサードでの精度さえ戻れば超強力コンビになれると思いますしね。



…少し話が逸れてしまいましたが、とにかくパケタは現時点でも主力クラスと言えそうですし、少なくとも当分の間はスタメンで起用されるべき選手でしょうね。

 相手にプレースタイルを研究されてからどうなるかは未知数ですが、今のパケタであればリーグ戦でも十分に活躍できるでしょうからね。


 本当に今後が楽しみな選手ですし、怪我だけはせずにリーグ後半戦を主戦力として戦い抜いて欲しいです!



おまけ


動画で観るスーパープレー

 

ユヴェントス戦で魅せたスーパープレーの1つ。



パケタ、チャルハノール、バカヨコの3ショット




 ピッチ内外で相性の良さそうなパケタとチャルハノール。
 バカヨコ(買取不透明)もチャルハノールも残って欲しいー!!笑

[ 2019/01/19 13:00 ] 考察 選手 | TB(-) | CM(0)

【スーペルコッパ】 ユヴェントス対ミラン ~改善の兆し~


スタメン

ユヴェントスミランカップ戦スタメン


前半


ミランの攻守~待望の戦術


 ユーヴェがポゼッションメイン、ミランがカウンターメインという予想通りの展開。

 ミランの基本守備は4-5-1の形でミドルゾーンにセットしてからのゾーンプレスでしたが、インサイドハーフ(特にケシエ)がボールホルダーにチェックに行くことで4-4-1-1のようになる形も観られました。

ユヴェントスミラン 3

―ケシエが前に飛び出してプレスをかける(映像引用元;Dazn)


 酷いとき(大抵ですが)のミランは両インサイドハーフがプレスのために不用意に飛び出すことがあり、それにより空いたスペースを使われて突破されるというのが恒例でしたが、この試合では飛び出したことで生じたスペースを残りのMFでしっかり埋めていましたね。


 そして攻撃に転じた際は、素早く前線のスペースに放り込んだり、トップのクトローネにボールを当てて周囲の選手やサイドに直ぐに流したりといった縦に速い攻めをついに・ようやく・とうとう見せてくれました。

ユヴェントスミラン 1

―前半開始早々の場面。カラブリア(黄)からクトローネ(赤)へと速い縦パス



ユヴェントスミラン 2

―ボールを受けたクトローネが、フォローに入ったケシエ(緑)へとすぐにボールを渡す


 バカヨコ、ケシエ、パケタ(普段はチャルハノール)の中盤なら丁寧にボールを繋いで全体を押し上げながら攻めるより、トランジションを速くした速攻サッカーの方が機能するのは間違いないでしょう。

 実際、前回のリーグ戦でユーヴェをホームに迎えた試合と今回の試合を比較すると、シュート数(前;、今;10)も相手エリア内でのボールタッチ数(前;10、今;20)も2倍違いますからね(笑)


 時間が経つにつれて相手も対応してきたため、縦に入れるのは中々厳しくなってきましたが、意識は普段より遥かに高かったですね。



ユーヴェの攻守


 ミランの中央を固めた4-5-1ディフェンスに対し、ユーヴェはサイドからの崩しを中心に攻めました。

 相手SBの背後に流れてパスを引き出したり純粋な1対1(特にコスタ対リカロド)で勝負を仕掛けたりしてサイドを突破し、そこからクロスを入れていきますが中々決定機には繋がらず。


 ユーヴェは全試合観ているわけではないので確信はないのですが、思うにマンジュキッチの欠場は相当痛かったのではないかと。

 普段ならロナウドがサイドでクロッサーになっても、マンジュキッチが中にいるので驚異的な破壊力になるわけですが今回はいませんでしたからね。

 まぁそうはいってもコスタ、カンセロコンビを中心に、強引に中央を突破されて何度か決定機を作られたりもしましたけどね(笑)



 一方で守備については、マンツーマン気味のハイプレスをかけ、躱されたらミドルブロックというのが基本的な形。
 普段のミランならフルボッコにされたでしょうが、ミランは上記の攻め方に加えて意図的なロングボール(クトローネをターゲットにし、周辺に選手を集める。バカヨコを上げてターゲットにするなど)も多用していたので結構躱せていましたね。



 というわけで、前半は両チームともにチャンスを作り出しながら(チャンスの質も量もユーヴェが上でしたが)も得点は奪えず終了。



後半

千両役者の一発


 おおむね試合展開は前半と変わらずも、前半よりややオープンな展開に。
 ミランは2度、ロングカウンターから決定機を迎える理想的な状況が訪れましたがものにできず…。振り返ればここが勝負の分かれ目だったかなと。

 そうこうしている内に61分、ロナウドに決められてユーヴェが先制に成功しました。

 ロナウドのストライカーとしての優秀さ・勝負強さは敵ながら惚れ惚れします。本当に良い選手ですよね。



変更・退場・終了


 71分、カスティジェホ、パケタに代えてイグアイン、ボリーニを投入してシステムを4-4-2に変更。

 しかしその数分後にケシエが退場。 正直なところ4-4-2に変更した段階で厳しいと思いましたが(あのメンバーとシステムではボールをろくに運べないため)、ケシエの退場で完璧に詰みましたね…。


 その後はユーヴェがサイドチェンジを駆使して数的不利なミランの守備体系を揺さぶりつつチャンスを作っていき、ミランはカウンターからなんとかワンチャンスを作り出そうとしました。


 しかし両チームともに得点は生まれず。試合終了。




まとめ

 見応えのある好ゲーム(特に前半)だったのではないかと個人的には思います。
 内容面でもユーヴェの方が上回っていたと思いますが、ミランは今できる最大限を尽くしたのではないかと。

 機能しない4-4-2への変更も、カスティジェホの疲労(攻守に走り回っていました)と控え選手のタイプを考えれば致し方無いですしね。何よりこの試合では攻撃の指針を見つけられたのが大きい。


 今後もこの速攻サッカーを絶対に続けていくべきですし(全体的なラインはもう少し高く設定した方が良いでしょうが)、それしかCL圏獲得の方法はないと思います。

 今回のサッカーが次戦以降も継続して行われるのか、はたまた再びノロノログダグダポゼッションに戻るのか…。

 次のジェノア戦は非常に注目ですね。


Forza Milan!


最後まで読んでいただきありがとうございました。


[ 2019/01/18 14:00 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(0)

【ユヴェントス戦】 ガットゥーゾ試合後インタビュー


日本時間深夜から早朝にかけて行われたスーペルコッパは1-0でユヴェントスが勝利をおさめました。

そして、試合後にガットゥーゾ監督は以下のように答えました。


「チームを称賛しなければならない。偉大な対戦相手に対して激しい戦いをしてくれたからね。」

「ファイナルの舞台で負けるのはいつだって悔しい。判断を下すのは私ではないが、ケシエの退場は妥当だと思う。」

「イグアインは昨夜高熱を出した。長い時間プレーできないから代わりにフレッシュな選手を先発で起用したんだ。」


ソース;Rai sport




負けはしたものの、想定以上に面白い試合だったと個人的には思いますね。

前回の記事でも書きましたが、やって欲しかった「中途半端なハイプレスをせずに引いて守って(ロング)カウンター」を忠実にこなしてくれましたし、実際にゴールまであと一歩の所まで迫りました(クトローネのバー直撃シュートが最たる例)。

攻守に重要な存在であったカスティジェホがガス欠を起こし始めてから一気に劣勢となりましたし、なんとかその時までに点を奪いたかったところでしたね(詳しくは後のマッチレポート記事にて)。



そして何よりこの試合では、ずっと希望していた縦に速いサッカーをようやくやってくれました。

選手・監督の能力的にもこれがベストですし、ポゼッション重視のサッカーより機能することはこの試合からも明らかです(もちろんポゼッションを放棄しろというわけではありません)。

今後も続けて欲しいですね。というかこれじゃないとCLはかなり厳しいかと。



イグアインについては、正直なところ代役の(優秀な)CFさえ獲ってくれれば戦力的には何の問題もないと思います(財政的にはヤバそうですが)。

チームが彼を活かせていないのは事実ですが、彼自身のパフォーマンスもずっと悪いですからね。
下がってボール受けてばかりで裏抜けしなかったり、クロスに対して棒立ちだったりは流石に個人の問題でしょう。


このまま移籍するとしたら歯がゆくはありますが、ミランはともかくイグアインにとっては良い選択だと思います。



[ 2019/01/17 08:30 ] 試合 試合後インタビュー | TB(-) | CM(2)

ユヴェントス戦プレビュー 【スーペルコッパ】



予想スタメン




システム;4-3-1-2

GK;ドンナルンマ

DF;カラブリア サパタ ロマニョーリ リカロド

MF;ケシエ バカヨコ チャルハノール、パケタ(トップ下)

FW;クトローネ イグアイン


今回の予想スタメンは普段とはソース元が違いますし、直前予想でもないので外れる可能性は高いと思うのですが…色々と興味深いですね。


 まずシステムが4-3-1-2であるという点。前回対戦したサンプドリアのそれに触発されたのか知りませんが、これが本当ならかなりの奇策です。

ただし、機能させるには最低でも2トップどちらかをカスティジェホに代える必要はありそうです(この2トップだとサイドに流れられないため)。

 それとできればパケタとチャルハノールの位置を変えたいところですが、守備面を考えればこれでも良いかなと。多分この2人は流動的にポジションを入れ替えるでしょうしね。



  ところで、4-3-1-2は機能させるのが非常に難しいシステムですし、機能しないこのシステムは攻守ともに本当に悲惨なものになります(その分ハマればかなり強力ですが)。

 ガットゥーゾ監督がこのシステムを扱えるとは残念ながら思えませんし、止めた方が賢明でしょうね。いつも通りの4-3-3の方が無難でしょう。



もう1つ注目ポイントを挙げるとすれば、やはりイグアインでしょうね。
ユーヴェ相手にそう何度もチャンスを作れるはずもないでしょうから、限られた決定機をものにすることが勝利のためには必要です。

 移籍が決まったためそもそも出場しないのではないかなんていう報道もありますが、出場するならば集中力を切らさずにプレーしてほしいと思います。



直近5試合の成績

ユヴェントス;4勝1分0敗 8得点 3失点

ミラン;2勝2分1敗 5得点 2失点




ちなみに直接対決の成績ではミランは過去5戦全敗です…。



試合展開・結果予想


十中八九ユーヴェがポゼッションしてミランがカウンターから好機を窺う展開になるでしょうね。

 ただしユーヴェに勝つには組織的かつ徹底的なハイプレスからのショートカウンターというガチンコ勝負に賭けるしかないと個人的には思いますし、今のミランのスカスカのブロック守備ではディバラやベンタンクールなどに好き放題されるだけな気がしますが…。


 まぁとにかく一番やってはいけないのが中途半端なハイプレスですね。前回のサンプドリア戦のようなプレーをしたら確実にフルボッコでしょう。

 それをやる位ならガッチガチに引いて守りつつ、ロングカウンターやセットプレーでの1発に賭ける方がまだ可能性はありそうです。



 結果予想ですが、順当にいけばユーヴェの勝利(スコアは2-0辺り)でしょうね。
 ただし、ミランが組織的な超ハイプレッシングからのカウンターを見せたり4-3-1-2が奇跡的にハマったりなどすればサプライズを起こすこともできるかもしれません。

 サッカーに絶対はないですからね。ドンナルンマのスーパーセーブ連発で凌ぎつつ、ここまで絶不調のCKから点を取ってウノゼロ勝利なんて可能性もゼロではないですし。


 予想はユーヴェ勝利でも希望は断然ミラン勝利ですから、全力で応援したいですね。


Forza Milan!

[ 2019/01/16 06:00 ] 試合 プレビュー | TB(-) | CM(0)

イグアインの去就はどうなるか



 イグアインの移籍の可能性が取り沙汰されるようになって久しいですが、この件について利害関係のあるクラブ、及びイグアイン本人の思惑について報道されている情報をまとめました。

 ただし、報道の信ぴょう性については保証しかねますのでご了承ください。それと今朝書いたものを予約投稿していますので、最新情報とは少しズレているかもしれません。



ミラン

・できればイグアインを残留させたい。
・もし移籍するのであれば、代役候補はジェノアのピオンテク、モナコのファルカオなど。


ユヴェントス

・移籍金さえ払ってくれればミラン、チェルシーどちらでも良い。
・チェルシー移籍の場合、買取OPは認めず(完全移籍か、買取義務付きレンタル)。
・モラタとのトレードは拒否。


チェルシー

・監督であるサッリがイグアイン獲得を熱望。
・しかしフロントは高齢選手との契約には消極的。
・獲得するならば買取OP付きレンタルを希望。


イグアイン

・今季終了後の買取OPの行使が不確かなミラン(レオナルド)に不信感。
・恩師であるサッリの下でのプレーを希望。



 以上が、信ぴょう性が高いと僕が勝手に思った報道です。


 これを見るに、移籍の成否はミランが代役を確保できるかどうかにかかっていると言えそうです。

 契約があと半年残っている以上はミランに主導権がありますし、いくらイグアインが移籍を希望しようと代役確保の目途が立たなければ残留させるでしょう。CFがクトローネ1人になってしまいますしね。

 まぁ無理に残留させてもイグアイン、ミランにとって良い結果にはならなさそうですが…。


 ミランにとってベストの形は、イグアインが残留してリーグ4位以内に導く活躍をしてくれることですが、そのためにはイグアインへの説得と戦術の見直しは不可欠でしょうね。

 個人的にはもう少しミランで頑張って欲しいですがどうなるか…。

 数日後のスーペルコッパでのパフォーマンスが将来を左右するかもしれないですね。

[ 2019/01/15 16:00 ] 移籍情報 放出 | TB(-) | CM(0)

サンプドリア戦マッチレポート ~ミランの組織的課題~ 【コッパ・イタリア ベスト16】



 今回は少し趣向を変え、この試合におけるミランの悪かった点をサンプドリアのプレーと引き比べながら列挙していきます(以下の映像引用元はいずれも『Dazn』より)。


スタメン

サンプドリアミランカップ戦スタメン


不安定なビルドアップ

 サンプドリアの守備は予想通りハイプレスからのリトリート。
 ハイプレス時は前線のトップ下+2トップの計3人でミランの2CB+アンカーをマークし、サイドのSBへとボールを誘導。その後、そのSBからボールを受ける選手(主にWG)にもマンツーマンで対処するという形。

 こういった守備に対するミランの明確な対応策はついぞ見られず。両インサイドハーフであるパケタとケシエが行方不明になることが多く(特にケシエ)、SBからのパスコースが実質WG1人のため尽くそこを狙われる時間帯が多々ありました。


サンプドリアミラン ビルドアップ


サンプドリアミラン ビルドアップ2


 このシーンはまさに典型ですね。サパタ(ピンク)、アバーテ(紫)、カスティジェホ(赤)と繋ぎますがマークに付かれ、ここで攻撃終了です。


 インサイドハーフを下がらせてビルドアップに絡ませたときはちゃんとプレスを躱せるシーンもあっただけに、なぜこういう形を戦術としてチームに落とし込んでいないのか不可解です。



見えない攻撃の形


 「縦に速くボールを運び、素早くフィニッシュに繋げる」というサンプドリアの攻撃におけるプレー原則は明確で、そのために「CB―SB間へのパス」や「2トップの一角がサイドに流れ、攻め上がったSBの裏へ素早くボールを蹴り込む」といった明快な攻撃戦術もしっかり用意していました。

サンプドリアミラン 攻撃


 例えばこのシーンでは、プラート(水)が左SBのリカロド(オレンジ)を引き付け、それにより空いたスペースにクアリャレッラ(青)が入り込んでボールを引き出しています。



 さて。ではミランはどうだったかというと、残念ながら僕には彼らのはっきりとした戦術はおろか、どういうサッカーをしたいのかも読み取ることはできませんでした。

 普段は「後方からボールを丁寧に繋いでビルドアップする」という戦術コンセプトがあり、そのためにじっくりと(曲がりなりにも)後方でショートパスを繋いでいたと思うのですが、この試合ではプレスをかけられたら割とあっさりロングボールを蹴り込んでいたように思われます。

 かといってそのロングボールが意図的かと言われればそうではなく、実際にボールを放り込んでは相手にボールを奪われていました。


 これまでも攻撃の形が十分だったわけでは決してないのですが、この試合ではいつも以上に狙いがよくわかりませんでしたね。



守備の拙さ


 結果的にクリーンシートで終えたこの試合ですが、守備面も相変わらず首をかしげてしまうシーンが散見されました。

 まず一番の問題は、ボールの取り所(どこでボールを奪おうとするか)が定まっていないように感じることです。

 例えば対戦相手のサンプドリアであれば、前述のようにサイドに誘導してプレスをかけて、その場でボールを奪うか又はロングボールを蹴らせてCBが回収するといった守りの形が存在しました。

 しかしミランにはそのような形がないように思われます。

サンプドリアミラン アンカー脇


 例えばこのシーンではハイプレスをかけるものの、ボールを奪えずにアンカーの脇のスペースを使われ軽々と突破されています(緑;バカヨコ、黄;パケタ、青;ケシエ)。

 この試合に限らずこのような場当たり的・即興的なプレーがミランには本当に多いですし、果たして試合前に各試合・対戦相手に応じた戦術指導がなされているのか疑問を覚えてしまいます。
 
 ハイプレスの拙さの他にも、2ライン間が不自然に空いていたり、ボールホルダーへの寄せが甘かったりなどの問題点も挙げられます。



まとめ

 結果的には0-2で勝利を収めることが出来たわけですが、戦術的には完敗であったというのが僕の見解です。
 おそらく試合を観戦したミラニスタの方も似た感想をお持ちではないかと思われます。


 確かに、前半終盤や後半途中からはラインの間延びしてきたサンプドリア相手に何度かチャンスを作りましたが、質・量ともに十分ではありませんでした。

 無失点の理由はレイナの卓越したパフォーマンスがあったからですし、得点はクトローネの常人離れした決定力のおかげですしね(アシストした2人も素晴らしかったですが)。


 普段は「勝った試合にはあまり文句は言わない」というのが個人的なスタンスなのですが、ウィンターブレイク明けということもあり改善を大いに期待していた試合だったにも関わらずこの出来でしたから、少し不満を吐露させていただきました。

 果たしてこのチーム状況でリーグ後半戦に臨み、4位フィニッシュを果たすことができるのでしょうか・・・?

 縦に速いサッカーをやれば十分に輝けるメンバーは揃っているだけに、なぜそれをやらないのか理解に苦しみます。



最後まで読んでいただきありがとうございました。


[ 2019/01/14 11:45 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(0)