【EL第5節】 ミラン対デュドランジュ 【マッチレポート】


スタメン

ミラン デュドランジュ1


前半

ミランのゲーム支配

 前半中盤まではホームのミランが主導権を握ります。

 普段のミランはビルドアップの段階で相手のハイプレスに苦しめられ、主導権を握られる試合が多いのですが、この試合の相手であるデュドランジュは前からプレスをあまりかけてこないため上記のような展開になりました。


 組み立て~崩しの局面においてはイグアインやチャルハノールが積極的に中盤に下がってきてパスを引き出し、彼らを起点にボールを前進させていきます。

 その後のファイナルサードではイグアイン、クトローネ、チャルハノールの3人を中心に、短いパス交換を行って中央突破を図るというのが主な攻撃パターンでした。

ミラン デュドランジュ2


 実際のところ、序盤からバイタルエリアでイグアインやチャルハノールが積極的に鋭いシュートを放って相手ゴールを襲いましたね(上図はその一例です)。


 そのようにしてミランが一方的に攻めていると21分、カラブリアのクロスから最後はクトローネが決めてミランが先制しました。



 そして守備においても、ミランは素早いトランジションと鋭い出足によりデュドランジュを自由にさせませんでした。
 この試合が今季の初出場となったシミッチがアグレッシブにボールを奪いに行っていたのが印象的でしたね。


 というわけで、ここまでのミランはほぼ完璧だったと思います。


デュドランジュの反撃

 しかし30分頃からデュドランジュが攻勢を強め始めました。

 その理由は複数考えられます。ミランが先制点を取ったことで気が緩み、パスミスからリズムを崩し始めたことや、デュドランジュが落ち着きを取り戻し始め、ボールホルダーに厳しくチェックに行くようになったことなどでしょう。

 デュドランジュはピッチを広く使いながら1タッチ2タッチでボールを素早く回すことでミランのプレッシングを避け、2ライン間に位置する2トップの一角にパスが入ったところで攻撃スピードを加速させていた印象です。

 そして39分、CKのこぼれ球を拾ったシュトルツが見事なミドルシュートでゴールに突き刺し、デュドランジュが同点に追いつきました。


 こうして前半は1-1で終了。


後半


休めぬエース

 後半開始早々の49分、トゥルペルがゴールを決めて何とデュドランジュが逆転に成功します。

 これにより52分、すかさずミランは温存していたスソを投入し点を奪いに行きましたが、この効果は抜群でした。


 スソの投入により、普段のように右サイドから崩しにかかる形が増えたミラン。

 1つの攻めの形として、左サイドで攻撃を組み立ててからサイドチェンジし、右サイドのスソがドリブルによる仕掛けないしクロスを放り込む準備が整ったところで、3~4人がエリア付近で動き出してゴールを狙うというのがありましたね。



怒涛のゴールラッシュ

 スソが入って勢いを取り戻したミランがゴールを量産します。

 まずは66分、チャルハノールのクロスが相手のOGを誘発して同点に追いつくと、70分にはチャルハノールの地を這うロングシュートが決まりミランが逆転に成功します。







 そして76分にはFKから再び相手がOGしてしまい4点目。リードを2点に広げます。



 最後に80分、交代で入ったばかりのボリーニ(何と交代からわずか47秒!)がダメ押しとなる5点目を決め、勝負を決定づけました。




 その後はしっかり守備を固めて守り切り、ミランが5-2で勝利しました。


まとめ

 いやー…逆転されたときはどうなることかと思いましたが、しっかりと勝利を収めてくれてよかったです。この勝利でGL突破に大きく近づきました

 ちなみに、同グループのベティスとオリンピアコスの試合ではベティスが勝利を収め、一足先にGL突破を決めました。


 というわけで最終節は、オリンピアコスとGL突破をかけた一戦となります。


 ミランのGL突破の条件を見ていきますと、勝利もしくは引き分けの場合はミランの突破です。ミランの暫定勝ち点が10であるのに対し、オリンピアコスは7ですからね。

 そして敗北した場合は勝ち点が並ぶので少しややこしい話になります。

 まずスコアが0-2、1-3の場合はそれぞれアウェーゴール、総得失点差の数でオリンピアコスを下回るため敗退となります。また、3点差以上での敗戦も同様です。

 逆にいうと、それ以外のスコア(0-1、2-4など)であれば、仮に敗北してもミランがGL突破となります。


 こうして見るとミランにとってかなり有利な条件ではありますが、当然のことながら油断はできません。

 勝つつもりで試合に臨み、そして勝利を以てGL突破を決めて欲しいと思います。


Forza Milan!



最後まで読んでいただきありがとうございました。


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[ 2018/11/30 19:29 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(0)

【デュドランジュ戦】 ガットゥーゾ「重要な勝利だ」



今朝行われたEL第5節、ミラン対デュドランジュの一戦は5-2でミランが勝利を収めました。

試合後、ミランのガットゥーゾ監督は以下のように答えました。


「同点の後、我々は少し臆病になってしまった。私が『簡単な試合など1つもない』といえば、私を愚か者だと思う人もいる。だが、それ(簡単な試合はないこと)は真実だ。」

「勝つことが重要だった。1-2となってから我々は良い反応を見せることができたね。」

「マウリ?私は本当に彼を気に入っている。スタートから起用したかったが、最終的には別の案を採用した。ベルトラッチ?ファンからのブーイングは残念だ。」

「イグアインは少し辛そうに走っていたが、本人が交代を望まなかった。私は彼が背中に痛みを抱えていたと思っているが、彼は言い訳が好きじゃないから何も言わない。彼はプレーがしたいんだ。」



情報ソース;calciomercato.com




逆転された時はどうなることかと思いましたが、終わってみれば5-2の大勝に終わりました。


マウリについて。ボールホルダーへの寄せの速さや縦への意識の強さなど、自身の特長を良く出せていたと思います。
バカヨコが試合終了直前に負傷してしまい、週末のリーグ戦に間に合うか不透明とのことですから、彼の出番が再びやってくるかもしれません。
頑張って欲しいですね。


ベルトラッチについて。前回のデュドランジュ戦に引き続きまたしてもアピール失敗となってしまいました。
あまり前には飛び出さずにバランサーに徹している印象でしたが、正直そういう起用法ならベルトラッチではなくリッカでも起用した方がよっぽど機能する気がします。

まぁ起用法抜きにしても彼のパフォーマンスは良くありませんでしたが…。
楽しみにしていただけに残念です。


イグアインについて。期待に反しノーゴールに終わりましたが、中盤に下がってボールを散らすなどその他の面で貢献していたかなと。パスミスやボールロストも目立ちましたが。

仮に負傷を抱えているのだとすれば、試合に出ずに治療に専念してほしいというのが本音です。
今のチーム状況下でイグアインまで長期離脱となればさすがに致命傷だと思いますし…。

とりあえず週末のパルマ戦はサスペンションにより欠場確定ですから、しっかり休んで次の試合に備えて欲しいですね。




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[ 2018/11/30 08:23 ] 試合 試合後インタビュー | TB(-) | CM(2)

デュドランジュ戦スタメン予想


『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の予想する、デュドランジュ戦の予想スタメンは以下の通りです(遅くなってしまいすみません…)。



システム;4-4-2

GK;レイナ

DF;カラブリア シミッチ サパタ ラクサール

MF;ハリロビッチ バカヨコ ベルトラッチ チャルハノール

FW;イグアイン クトローネ


 注目ポイントは何といっても、これまでほとんんど出番のなかったシミッチ、ベルトラッチ、ハリロビッチといった選手のスタメンが予想されている点です。

 中でも怪我人の続出によりCB、中盤のポジションが量的に不足している今、シミッチとベルトラッチにかかる期待は大きいです。
ここでしっかりと活躍し、リーグ戦においてもガットゥーゾ監督の構想に入ってほしいと思います。


 そしてこの試合では、イグアインのスタメンが確実視されています。
 ユヴェントス戦でレッドカードを受けたことでリーグ戦2試合の出場停止処分を受けた彼ですが、ELでは問題なく出場できます。

 代表ウィークを挟んだことでコンディションも整っているはずですから、彼の活躍には期待大です。個人的にはトリプレッタ(ハットトリック)を達成してほしいと思います。



 この試合に勝てばGL突破に大きく前進できます。
勝利はもちろん、できれば内容の伴った一戦となって欲しいですね。



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[ 2018/11/29 23:12 ] 試合 プレビュー | TB(-) | CM(0)

ガットゥーゾ「デュドランジュを過小評価しない」

ミランのガットゥーゾ監督がデュドランジュ戦を前に、チームについて語りました。

「デュドランジュとの初戦で我々がどれだけ苦戦したか忘れてはならない。彼らを警戒する必要がある。過小評価はしていないよ。」

「チームにいくつかの変更は加えるが、ELは我々にとって重要な大会だ。明日の試合は勝たなければならない。」

「(怪我人について)ボナベントゥーラの長期離脱は問題だ。彼は1ヶ月USに留まり、それからここに戻ってくる。ムサッキオは来週からランニングを再開する予定だ。」

「2週間でロマニョーリが起用可能になることを願っている。カルダーラは2月に復帰する。ビリアは長期離脱だろう。」



情報ソース;calciomercato.com



対戦相手のデュドランジュは既にGL敗退が決まっていますし、戦力的にもミランが圧倒していると思います。

しかしガットゥーゾ監督の言うように、油断してはならない相手であることは間違いありません。
前回の対戦のように、一点しか取れないといった事態は避けなければなりませんね。



負傷者の続出もあり、この試合ではこれまで出場機会に恵まれなかった選手(ベルトラッチやハリロビッチなど)が多数出場することが予想されます。

彼らにはこの試合で存分に活躍してもらい、リーグ戦でも起用されるようになってもらいたいですね。



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[ 2018/11/29 04:32 ] 試合 プレビュー | TB(-) | CM(0)

イグアイン「ミランで幸せ」

イグアインが『Sky Sport』に対し、明日のデュドランジュ戦やイブラヒモビッチについて語りました。


「僕たちには勝利が必要だ。そしてELで躍進するには良いパフォーマンスを見せないとね。」

「僕は試合に出ることで、ミランが僕と契約したのが間違いではなかったことを証明したい。出来る限り多くのゴールを決めたいね。」

「(自分に関する)多くの記事を読んだよ。でも僕は怒ってもいないし動揺もしていない。ここで幸せだし、クラブも同じだ。それだけが重要なんだ。」

「イブラヒモビッチのような選手は皆が望むものだ。彼は確固たるメンタリティを備えており、今なおトッププレーヤーだからね。」


情報ソース;calciomercato.com




ユヴェントス戦での退場劇以降、確かにイグアインに関するネガティブなニュースが出回りました。
イグアインがミランに満足していないとか、ミランがイグアインの買取opを行使しないかもしれないなどといった話ですね。

こういった噂を吹き飛ばすには、イグアインの活躍とチームの好調が不可欠です。
まずはデュドランジュ戦でのゴールラッシュに期待したいですね。


イブラとイグアインのコンビは双方のプレースタイル的に合うかどうか微妙なところですが、非常にワクワクさせられる組み合わせであることは間違いありません。
是非とも見てみたいですね。



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[ 2018/11/29 04:28 ] インタビュー 選手たち | TB(-) | CM(0)

レイナ「いつかはバルサやレアルの監督に…」



 ミラン所属のGKペペ・レイナが『El Transitor』のインタビューにて、引退後の夢やドンナルンマについて語りました。

「将来はバルセロナやレアルマドリーのようなチームで指揮してみたいね。それは全監督の夢だ。」

「(ミランと契約している)あと3年間はサッカーを楽しみたい。その後、勝てる監督になるための準備をしていきたいね。」

「最高のレイナが見られたのはリヴァプールにいたときだね。あの時はベストなシーズンを過ごした。」

「ドンナルンマはまだ19歳で、多くの成長の余地を残している。僕たちみんなが彼をサポートしているよ。これから先何年もイタリアNo1ゴールキーパーとなるだろうね。」



情報ソース;calciomercato.com




 「名選手、名監督にあらず」という言葉はありますが、レイナの人徳ならば選手から好かれる良い監督になれるのではないかと勝手に思っています。理想はデル・ボスケのような監督かなーと。

 
 また、今後3年間(厳密には2年半)はミランの頼れるキーパーとしてプレーしてくれるとのことです。
 純粋な戦力としてはもちろん、ドンナルンマの導き手としての活躍にも大いに期待したいですね。


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[ 2018/11/28 20:05 ] インタビュー 選手たち | TB(-) | CM(0)

ミランの怪我人情報まとめ



 今回は、現在のミランの怪我人情報をまとめようと思います。




ロマニョーリ&ムサッキオ

 前者は全治1カ月未満、後者は全治2か月とのことですが、両者ともに12月中旬のオリンピアコス戦での復帰の可能性があるそうです。

 これが本当だとするとムサッキオの回復速度は異常ですね…。喜ばしいことですが。

 現在起用可能なCBは実質サパタ1人ですから、今すぐにでも戻ってきてほしいというのが本音です。


カルダーラ

 度重なる負傷により、今季は公式戦出場が「1」に留まっているカルダーラ。
 現在の怪我の全治は3カ月との報道。本人は2月頃の復帰を目指しているそうです。


ビリア

 全治4カ月とのことですから、シーズン終盤での復帰が予想されます。
 今なおチームにとって極めて貴重な選手であることに変わりありませんから、早急な復帰を願います。



ボナベントゥーラ

 膝の手術により、当初は7~8カ月の離脱が予想されていたボナベントゥーラ。
 しかし、公式の発表によると全治8~9カ月と離脱期間が延びてしまいました…。復帰は来シーン開幕以降となりそうです。


ストリニッチ

心臓の問題により開幕直前から離脱を続けていたストリニッチでしたが、つい先日練習に復帰しました。

しかし、フィジカル機能の低下が著しいとのことで、復帰までにはもうしばらくかかりそうです。
報道によると復帰まで約1カ月とのことですがどうなるか…。


コンティ

既にチーム練習に復帰し、試合への招集メンバー入りも果たしているコンティ。復帰は間もなくでしょう。

彼の持つ攻撃性能の高さは昨季の少ない出場数の中でも証明されています。
無理は禁物ですが、大いに期待したいところです。



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[ 2018/11/28 12:13 ] 選手情報 怪我人 | TB(-) | CM(0)

【セリエA第13節】 ラツィオ対ミラン 【マッチレポート】

スタメン

ラツィオ ミラン1


前半

ラツィオのビルドアップ~恒常的な数的優位~

 まずは優勢に試合を進めていたラツィオの攻めから見ていきます。

 最初にビルドアップについて。ラツィオは3バックとアンカーのバデリ、GKのストラコシャの計5人が主にビルドアップに関与。

 それに対し、ミランは3トップの形を維持したままプレスをかけビルドアップの妨害を図りますが、このプレスはほとんど機能していませんでしたね。

 というのも、先述の通りラツィオは後方で少なくとも5人がビルドアップに関与するのに対し、ミランは中盤のフォローがほとんどないために主に3トップのみで対応しているシーンが多かったからです。

 そのため常に5対3とラツィオが数的優位を保っており、さほど苦労することなくポゼッションを確立することが出来ました。

ラツィオ ミラン5


 中でも効果的だったのが、アチェルビからサイドのCBにボールが渡った後、バデリが相手3トップの背後にポジショニングし、サイドのCBがバデリへとボールを送る形です。

 こうすることでミランの前線3人を置き去りにできますから、その後のミランは自陣へと後退せざるを得ませんでした。


ラツィオの崩しと決定力不足

 このようにしてポゼッションを確立した後は、主にルイス・アルベルトとセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチ(以下セルゲイ)が崩しの起点を担います。


 具体的に崩しの1つの形として、彼らが相手ボランチ(ケシエ、バカヨコ)の周囲にポジショニングしてボールを引き出し、そこからサイドに張るWBへ展開→WBがクロスを放り込む(その際、エリア内には常に3人以上が入り込む)というのが挙げられます。

 ミランのシステムは上記の通り3-4-2-1ですが、両WBは最終ラインへの帰陣(すなわち5バックの形成)の意識が強いことで、最終ライン手前の中盤に広いスペースが生まれてしまっていました。

 そのスペースについては両ボランチのケシエ・バカヨコのモビリティの活用や、チャルハノールの献身的なリトリートにより3ボランチを形成するなどして埋める努力は見られたものの、比較的自由にボールを持たせてしまっていましたね。

 その他の形として、圧倒的なフィジカルを持つセルゲイを対象としたロングボールによる単純な崩しも見られました。



 以上のようにして多くのチャンスを作ったラツィオ。しかしラストパスやクロスの精度を著しく欠いたことで得点にはなりませんでした。

 その原因の1つには、ミラン最終ラインの粘り強い守備があったと思います。


ミランの攻撃~チャルハノールのポジショニング

 ラツィオが優勢だったとはいえ、ミランもやられっぱなしではありませんでした。

 ビルドアップの局面においては相手のハイプレスにいつも通り苦戦したものの、リカロドが務める左サイドでは上手くかわしてビルドアップを確立するシーンも見られました。

 そしてその後の崩しの局面において見られた特徴の1つは、本来左サイドを務めているチャルハノールが頻繁に右サイドに顔を出してボールに触っていたことです。

 それにより右サイドを務めるスソと連係してボールを前進させようという意図があったのではないかと。

 その狙いがはっきり見て取れたのが前半30分頃の場面。

ラツィオ ミラン2



ラツィオ ミラン3


 このシーンではチャルハノール→スソ→クトローネ→カラブリアとボールを繋ぎ、最後はチャルハノールがシュートを打ちました。

 シュートは大きく枠を外れたものの、相手のDF陣を揺さぶった良い攻めの形だったと思います。


 以上のようにしてミランも何度かチャンスを作りましたが、ラツィオと同様に得点を奪うまでには至らず。


 前半はスコアレスで終了しました。



後半


「動」の采配と「静」の采配


 後半も前半とおおむね同様の形でラツィオが優勢に試合を進めますが、相変わらずの決定力によりスコアは動かず。
 60分頃にはラインが間延びし始めたこともあり、ミランもチャルハノールやボリーニが惜しいチャンスを作り出し始めました。


 65分にラツィオはセルゲイ、ルイス・アルベルトに代えてルカクとコレアを投入。
 左WBに入ったルカクの馬力を中心に攻勢を強めます。



 しかし、均衡を破ったのはミランでした。
 78分、フリーでボールを受けたスソが前線に張っていたカラブリアへ絶妙な浮き球のスルーパス。そのカラブリアからの折り返しを受けたケシエのシュートがワラシに当たってネットに吸い込まれました。



 何とか追いつきたいラツィオは82分にカイセドを投入して前線の枚数を増やしつつ、終盤には更にCBのアチェルビも上がってパワープレーに移行。

 すると94分、サパタのクリアしたボールをコレアが拾うと、そのまま強烈なシュートを叩き込んで同点に追いつきました。



 試合はそこで終了。勝ち点1を分け合いました。


 この試合でラツィオのインザーギ監督は交代枠をフル活用して引き分けを手繰り寄せた一方で、ミランのガットゥーゾ監督は交代枠を1つも使わないという非常に珍しい采配を見せました。
 ラツィオの猛攻をぎりぎりのところで防いでいた状況下で、交代によりバランスが崩れることを恐れたのだと考えられます。

 疲れの見えていたチャルハノールやボリーニに代えてフレッシュなカスティジェホやラクサールを投入しても良いように個人的には思いましたが…。まぁ仕方ないですね。



まとめ


 既に当ブログでも言っていますが、引き分けという結果自体はチーム状況や試合内容を踏まえれば決して悪くなかったと思います。
 もちろんアディショナルタイムでの失点ですから悔しい気持ちはありますけどね。



 次にシステムについて。この試合では何とか1失点に抑えられたわけですが、やはりこのシステムの守備は問題です。

 守備の質を人数とハードワークで補おうとするあまり、前線と中盤の選手に過大な負担がかかってしまっているため、彼らの中からまた離脱者がでてもおかしくありません。
 特にチャルハノール、カラブリア辺りは相当危ないと個人的には考えています。


 とは言えCBが3人も負傷中の状況ではこういった守備戦術になってしまうのもやむを得ないわけですが…。

 とりあえず怪我のリスクを減らすため、ミッドウィークに行われるデュドランジュ戦は中盤、前線の選手は総入れ替えする位思い切ってもいいでしょうね、



 さて。次節のリーグ戦の相手は今季からセリエAに復帰した古豪パルマです。
 元ローマ所属のジェルビーニョを始め、経験豊富な選手が多数在籍している難敵チームです。
 暫定成績が6位であることからも、彼らの厄介さが窺い知れます。

 再び苦戦が予想されますが、4位に入るためにもここは何としても勝利を収めて欲しいですね。


Forza Milan!


最後まで読んでいただきありがとうございました。


[ 2018/11/27 18:19 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(0)

ラツィオ戦、各選手の採点&個人的寸評


『ガゼッタ・デッロ・スポルト』による、ラツィオ戦における選手と監督の採点は以下の通りです。




ドンナルンマ 6.5
アバーテ 6
サパタ 6.5
リカロド 5.5
カラブリア 6
ケシエ 7
バカヨコ 6.5
ボリーニ 6
スソ 6.5
クトローネ 5
チャルハノール 6
ガットゥーゾ 6



引き分けたものの、後一歩までラツィオを追い詰めたことが評価されたのか、採点は全体的に高めとなっています。


以下、個人的に気になった選手について少し語らせていただきます。


○ドンナルンマ

好セーブを連発し、引き分けに大きく貢献してくれました。

やはり至近距離のシュートへの反応は素晴らしいです。

この調子を維持して欲しいですね。


○バカヨコ

持ち前のフィジカルを活かし、中盤の広大なスペースをケシエと共に埋めてくれました。



この試合のバカヨコのハイパフォーマンスを示すスタッツがこれです。

もはや中盤で一番計算できる選手といっても過言ではないかもしれませんね(笑)



○スソ

多くの時間で2人のマークに付かれていたこともあり、普段よりもパスミスやロストが目立ちました。

それでも、前半の最大の決定機であったチャルハノールのシュートに繋がったクロスを放ったのはスソでしたし、ケシエの得点に繋がったシュートをアシストしたカラブリアに対し、絶妙な浮き玉のパスを送ったのもスソです。

エースとして最低限の仕事は果たしてくれたと思います。


○クトローネ

イグアインが出場停止ということもあり、1トップでスタメン出場したクトローネ。

しかし印象的なプレーを見せることはできず、ガゼッタの採点でも最低点となっています。

確かに、守備に奔走させられたことやトップで孤立した時間帯が長いといった同情すべき点はありましたが、トラップ精度やポストプレーなど改善すべき点が浮き彫りになった試合でもありました。

幸いなことにイグアインという最高のお手本がチームにはいますから、本人も公言するように今後も彼から学び、改善していって欲しいですね。




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[ 2018/11/27 06:17 ] 試合 | TB(-) | CM(0)

【ラツィオ戦】 レオナルド「チームに賛辞を贈りたい」



 ラツィオとの試合後、レオナルドが試合や移籍市場について以下のように答えました。

「我々にとって重要なポイントを得た。最後に点を許してしまったのは辛かったけどね。怪我人が多発しているこの状況を考えれば、1ポイントを得られたというのはよい結果だった。」

「チームには賛辞を贈りたい。彼らは全力を尽くしていたからね。アバーテとカラブリアも良いプレーをしていた。ただし、2018年の最後までこの努力を継続していく必要があるけどね。」

「イブラ?ガットゥーゾには落ち着いて仕事をさせたい。重要な試合が多く控えている今は移籍市場について話す時じゃない。まぁ、我々は多くの人物と話をしているよ。移籍市場において重要なのは常にスピードだ。だから代理人や選手と既にコンタクトを取っているのは普通のことだよ。」


情報ソース;calciomercato.com




 個人的にラツィオ戦で一番不安だったのが3バックの強度でしたが、サパタを筆頭に想像以上に粘り強くプレーできていたと思います。
 
 特にアバーテはこれまでCBなどほとんどやったことがないであろうにも関わらず、ラツィオを相手に致命的なミスを犯すことなくプレーできていたのは凄いと思います。

 
 イブラについてはガットゥーゾも同様のコメントを残していましたが、まぁおそらく後は発表待ちという状況ではあると思います。
 今後も連戦続きですし、監督や選手の気を紛らわせないようして試合に集中させるという判断は間違っていないでしょう。

 ストライカーの他にも要補強ポジションはあります(むしろCBと中盤の方が優先順位は高いかと)が、財政的制約を抱えながら冬の移籍市場で即戦力を獲得しなければならないという非常に難しい任務となっています。

 レオナルドの持つコネクション、手腕全てを発揮してチームにとってベストな補強を敢行してほしいですね。



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[ 2018/11/26 20:32 ] 試合 試合後インタビュー | TB(-) | CM(0)