【セリエA37節】 ミラン対フロジノーネ 【マッチレポート】


スタメン

ミランフロジノーネ1



前半

序盤の攻防

ミランはいつも通り、スソにボールを預けてそこから崩しを試みる形が基本。

フロジノーネは5-3のミドルブロックを敷き、ボールを奪ったら2トップに当て素早くサイドに展開する形が基本。

ポゼッション時はザンパーノへのロングボールだったりサイドチェンジだったりで、彼を中心に攻めようとする意図だったかなと。

まぁしかし両者ともにあまり上手くいっていませんでした。



中盤の攻防

攻めあぐねるミラン。

そりゃ流動性もなく足元ばかりでボールを繋いでいるようじゃ崩せるわけがないですね。

スソにボールが渡った際にキッチリとマークに付き、続いて主なパスコース先であるケシエを潰せばほとんど詰みです。


とは言えチャンスの匂いがするのはスソからの放り込みがほとんど。

どういうことかと言うと完全なスソ依存(それも悪い意味で)ですね。


チーム全体が組織として連動しているわけではなく、スソの個人技とその周囲(ケシエ、チャルハノールの裏へのフリーランとか)の少しのサポートにより辛うじてチームの攻撃が成り立っているという非常によろしくない状態です。



終盤の攻防

頑張って後方からボールを引き出そうとしているのはチャルハノール位で、後は突っ立っているだけ。

そのチャルハノールにしても、周りのサポートがないためボールを受けても次のプレーに繋がらず。

パケタがいれば彼ら2人の連携である程度崩せるんですけどね(これまで何度も言っているため詳細は割愛)。


ボリーニとかボール受ける気あるんですかね。

確かに彼がサイドに張ってボールを持ったところで大して効果的ではありませんが、パスコースを作るといった意味での貢献は小さくありません。


それなのに中央を固くしている相手に対し、ピョンテクと2トップ気味になって中央に鎮座してもボールは回ってきませんよと。



そうこうしている内に前半はスコアレスのまま終了。



後半

序盤の攻防

開始早々の決定機をボリーニが外す。


すると49分、アバーテが相手をエリア内で倒しPKを取られる。しかしドンナルンマがストップ。

素晴らし過ぎる。


51分、バカヨコ→クトローネ

4-4-2にし、完全にスソからの放り込み戦術にシフト。前半から攻撃はこれしかできないため妥当な変更とは思いますが、守備が脆くなるため諸刃の剣ではあります。


その後若干押し込まれましたが57分、放り込み戦術が功を奏してピョンテクがゴール。ミランが先制に成功。



中盤・終盤の攻防

66分、スソが直接FKを決める。
完璧なシュート・・・最高ですね。


余裕ができたミランは落ち着いてボールを回しつつ、機を見てサイドからクロスを入れていく。

一方のフロジノーネも放り込んでくるが、ロマニョーリを中心にキッチリと守り切る。


81分、ピョンテク→カスティジェホ


84分、アバーテ→コンティ

アバーテ・・・涙。


その後、一度決定機を作られたもののドンナルンマがスーパーセーブを見せてシャットアウト。

試合は2-0で終了。



まとめ

相変わらずスッキリしない勝利ではありましたが、勝ちは勝ちということで(笑)
もはやこの段階では勝利こそが最重要ですからね。

しかし報道によると、こんな内容でもガットゥーゾ監督の手腕を上層部が再評価しているなんて話がありますが、それは全く以て解せないですけどね。



続いて、この試合の感想について端的にいうと、「ドンナルンマ最高、スソ最高、アバーテ今までありがとう」で終わります(笑)


ドンナルンマは凄いですね。
彼がPKを止めていなければ勝利という結果は勿論のこと、スタジアムのサポーターがアバーテを拍手で温かく送り出すといった感動的な場面が生まれなかったかもしれませんからね。

何としても残留してほしいですが、彼以外に巨額の移籍金を残せる選手がいなさそうですからね・・・どうなるか。



スソも珠玉のパフォーマンスでした。
特にあのフリーキックですね。なんだアレは(笑)

もう今のミランは「戦術;スソ」と揶揄されても仕方のない組織レベルですが、そんな彼がここにきてキレを取り戻したのは本当に大きいですね。

最終節も期待です。



アバーテに関しては・・・また別記事にでも。
今はまだちょっと言葉に出来ないので。



さて。今節ではインテルが負け、アタランタが引き分けたものの、ミランの順位は未だ5位。

CL権の有無は未だに彼ら2チームの結果に依るわけですが、いずれにせよミランは最終節で勝つことでしか4位以内に入ることはできません(引き分けでも数字上の可能性は残りますが、実質不可能。詳細は別記事で)。


相手はSPAL。今のチーム状況では苦しい戦いになることは必至ですが、泣いても笑っても残り1戦です。

チームには死力を尽くして勝利をもぎ取って欲しいですね!


Forza Milan!


最後まで読んでいただきありがとうございました。


 
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[ 2019/05/20 08:00 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(6)

【セリエA36節】 フィオレンティーナ対ミラン 【マッチレポート】



※いつも以上にやっつけ感が凄いです。予めご了承ください。


スタメン

フィオレンティーナミラン1



前半


序盤の攻防


静かな立ち上がり。

4-1-4-1のミドルブロックで守るフィオレンティーナと、ハイプレス~ミドルプレスのミラン。

攻撃に関してはスソを中心とした右サイドからの崩しを図るミランと、後方からの丁寧なビルドアップで崩していこうとするフィオレンティーナ。


だが両チームともに大したチャンスは作れず。



中盤~終盤の攻防

ミランもそこまで良くないが、それ以上にフィオレンティーナが酷い。

前プレをせずリトリートすること自体は別に良い(ちゃんと組織されていれば。ただミラン相手ならハイプレスの方が効果的)のだが、2ライン間が不必要に空いている上にマークも緩いというある意味凄い守備。


そんなフィオに対してはスソと、右に流れてきたチャルハノールを中心にチャンスを作っていくミラン。

パケタがいれば既に1、2点は取れているかもしれない。


…などと書いていると35分、スソのクロスからチャルハノールが決めてミランが先制に成功。


その後は多少前に出てくるフィオレンティーナ。

しかし攻撃も中々酷く、サイドからクロスを上げる以外はほとんど攻め手なし。


前半は1-0、ミランリードで終了。



後半

序盤の攻防

フィオレンティーナの攻撃が多少改善。

キエーザを中心にムリエル、ビラーギ、ダボが絡んで主に左サイドを起点に攻め、サイドを抉ってクロスを入れたり中に切れ込んでシュートを打ったりと攻撃のパターンが増える。


一方のミランは前半よりもラインを深めに設定して守る。

それ自体は良いのだが、相変わらずロングカウンターがほとんど機能しない。

カウンター縛りでもしているのか。



中盤~終盤の攻防

フィオは右サイドからの攻めも増え、主にSB裏へのパスを多用し突破を図る。

そして尽く突破を許すリカロド。今日の彼は低調な日か。


だが、4-5のローラインブロックで守るミランに対し中央で起点を作れないフィオは攻めあぐねる展開が続く。

サイドからクロスを入れてもロマニョーリを中心にはじき返される。

一方、決定機はカウンターから、これまたキエーザを中心に作り出した。ただしドンナルンマに弾かれ得点ならず。


対するミランもカウンターから何度かチャンスを作る。スペースが出来始めたことでボリーニが攻撃でも目立ち始める。



こうした展開が終盤まで続いたが、スコアはそれ以上動かず。1-0で終了。



まとめ

ミランが勝利を収め、何とかCL権争いに生き残れました。


内容についてですが、前半はヴィオラの酷さにも助けられチャンスを量産して先制点を奪いましたが、後半はやや失速して追加点を奪えずという展開に。


先制点を奪ったらラインを下げるという采配自体は個人的に悪くないと思うんですけどね。


問題はボールを奪った後のカウンターの精度が低すぎることかなと。ただこれは1月頃からずーーーっと言い続けていることなので、今季はもうこれ以上改善せずこのままいくのでしょうが…。


一方そんなミランにとっての光明は、スソに復調の兆しが見られることでしょうか。

相変わらずラストパスがズレたりは多いものの、クロスの精度だったりファイナルサードでのプレーだったりは大分好調時のそれに近づいてきたかなと。


また、これまで動きは良くても尽く決定機を逃し続けてきたチャルハノールに得点が生まれたのも大きいですね。


パケタのシーズンアウトが決まり、組織力の向上ももはや期待できない今、残り2試合における得点チャンスの創出は彼らの個人技に依る部分が大きくなるはずですからね。



さて。現在2連勝中のミランの次節の対戦相手はフロジノーネです。


既に降格の決まっている彼らのモチベーションはかなり怪しいですし、ホームでの試合ということで大分ミランが有利と言えます。

逆転でのCL圏内フィニッシュを果たすため、絶対に勝利を収めて欲しいですね!


Forza Milan!


最後まで読んでいただきありがとうございました。


 
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[ 2019/05/12 07:17 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(0)

【セリエA35節】 ミラン対ボローニャ 【マッチレポート】


スタメン

ミランボローニャ1



前半

序盤の攻防

ボローニャはハイプレスで、ミランの後方からのビルドアップを封じる。

プレス時は3トップが4バックに、トップ下のスヴァンベリがアンカーのビリアにつく形が基本。

リトリート後は両WGが下がり、状況に応じてスヴァンベリもブロックに参加。


ミランのビルドアップは相当不味いレベルだったが、なんとか躱した後はボローニャの戻りが遅いこともあり、中盤のスペースは結構空いているためチャンスは作れそう。

CKから連続でチャンスを作るミラン。


一方の14分、オルソリーニに決定機を迎えさせてしまうがドンナルンマがスーパーセーブ。



中盤・終盤の攻防

中途半端なクリアなどからチャンスを作られるミラン。

前からのプレスもあまり良くない。


ボローニャはミラン側右サイドを中心に攻める。

高めの位置を取るスソの背後でSBダイクスがボールを引き出し、アバーテを釣り出したところでサンソーネ等との連携プレーで突破しようという狙いだったようたが、アバーテが鬼神のごときパフォーマンスで封じる。

アバーテは本当に素晴らしい。


27分、ビリアがまさかの負傷。そしてまさかのマウリが入る。


あまり良くない流れだったが37分、中央でボールを受けたスソが対面のDFを躱し、見事なミドルシュートを突き刺した。

前半は1-0。ミランリードで終了。



後半

序盤の攻防

ミランの内容が改善。

ビルドアップ時のパスのズレが減ったこと、ドンナルンマにあまりボールを預けなくなったこと(貰ってもすぐボールを前線に蹴り込むようになったこと)、パケタが頻繁にボールを受けに下がることなどで安定感が増した。

相変わらず相手を崩し切るシーンこそないものの、速攻から何度かチャンスを作り出す。


守備においてもトランジションを速くし、強く素早くプレスをかけることでボローニャに時間とスペースを与えない。

ボローニャのパス回しはあまり機能しておらず(ソリアーノの欠場も大きかったか)、そのためロングボールに逃げさせボールを回収する場面も目立った。



そしてミラン側右サイドからの攻略を目論むボローニャだったが、そこはアバーテが鬼神のごときパフォーマンスで突破を許さず。

アバーテは本当に素晴らしい(本日2回目)。



中盤の攻防


60分、チャルハノール→ボリーニ

まさかの負傷交代2人目。

試合もカオスな状況になり始め、肉弾戦やロングボールが増えていく。


それでも優勢に試合を進めていたミランが67分、パケタのシュートのこぼれ球をボリーニが押し込み追加点。


一方73分、ボローニャはCKの流れからデストロが決めて1点差に詰め寄る。。



終盤の攻防

74分、パケタ退場。

79分スソ→カスティジェホ

4-4-1で守備のバランスを整えつつ、機を見てカウンターから追加点を窺う形に。


試合は数的有利となったボローニャが押し込んでいく。

更にサンタンデールを投入し2トップに変更。攻勢を強める。


最後はボローニャ側にレッドカード2枚というかなりグダグダな展開となったが、何とかミランがしのぎ切って試合終了。


ミラン2-1ボローニャ



まとめ

苦戦を強いられつつも、ミランがなんとか辛勝しました。

数々のアクシデントに見舞われながらも勝利できたのは非常に大きいですし、今のミランに必要だったのは何よりも勝利という結果でした。

この勝利で再び5位に浮上。4位アタランタとの勝ち点差は「3」、6位ローマとの差は「0」と全く油断できない状況ではありますが、何とかCL権争いに残れています。


残り3戦を全勝できれば4位フィニッシュのチャンスは十分にありますし、この勝利を糧にして頑張って欲しいですね!


Forza Milan!


最後まで読んでいただきありがとうございました。


 
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[ 2019/05/07 12:00 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(6)

【セリエA34節】 トリノ対ミラン 【マッチレポート】

スタメン

トリノミラン1


前半

トリノの守りとミランの攻め

トリノは前プレ時にマンツーマン気味にハイプレス。中盤3枚はそのままミランの中盤3枚をマンマークし、主に相手左SBのリカロドにボールが渡ったところに2人以上で囲い込んで奪おうとする守備。


これに対しミランはロングボールを多用し、トリノのハイプレスを回避しようと目論む。

上手く剥がせた後は縦に速い攻撃を意識し、主にクトローネがDFライン裏を突いていく。


クトローネはやはり調子が良さそうです。ピッチを左右に幅広く動いて(主に)相手WB裏を突き、ボールを引き出すことでチーム全体の押し上げに大きく貢献していました。



トリノの攻めとミランの守り

トリノはサイド攻めがメイン。

早い段階で相手SB裏へとボールを入れ、突破できたらすぐさまクロス。

右SBコンティの守備が軽すぎるためかなり危ない。


ミランはおおむねいつも通りの守備。


両チームともに縦への意識が強いため攻守の切り替えが速く、それもあり肉弾戦がかなり多くなっている。


前半中盤辺りで早くもスソ、コンティ、パケタにイエローカード。

退場者が出なければ良いのですが…。



前半中盤~終盤戦の攻防


ややオープンな展開に。

ミランは空き始めた相手2ライン間に素早くボールを送りこみ、そこからカウンター気味に攻め込んでいくシーンが何度かありましたが決定機には至らず。

頼みのパケタはトリノ(主にリンコン)の圧倒的フィジカルに苦しみロストを連発。



一方トリノは左で崩して右で仕留めようという形が明確に。惜しいチャンスも作り出します。

トリノとしてはもう少し中で崩したいところでしょうが、その役割を担っている(だろう)ベレンゲルがそこまで良くないためミランとしては助かっています。


前半終盤にはパケタ→クトローネ→チャルハノールと良い繋ぎを見せフィニッシュに持ち込みますがシリグのファインプレーに阻まれ得点ならず。

前半はスコアレスで終了。



後半

終戦

前半同様、両チームともに縦に速い攻めを見せる展開に。

トリノはドリブルを上手く使ったロングカウンター、ミランはロングボールや素早いトランジションからチャンスを作る。


すると56分、トリノがPKを獲得。

それをベロッティが決めてトリノが先制しました。


この時点で敗戦を確信したので後はテキトーに流します。

62分、スソ、パケタに代えてピョンテクとボリーニを投入。

いつもやってる4-4-2へのシステム変更。

その後セットプレーからバカヨコがバー直撃の惜しいヘディングシュート。


しかし69分、ベレンゲルに決められトリノに追加点を奪われます。

コンティ…。


直後にミランはコンティに代えてカスティジェホを投入し、3バックに変更

しかし大してサイドの幅も有効に使おうとせず攻め急ぎ奪われる展開が続く。



踏んだり蹴ったり

終盤(いつだったか忘れました)にロマニョーリが退場。

その後攻勢をかけていたような気がしますがトリノの守備陣を崩せず試合終了。

トリノ2-0ミラン



まとめ


トリノに負けたのは2001年以来らしいですね。

まぁもはや敗戦自体に特に驚きや怒りはないわけですが、今季開幕前や1・2カ月前の期待感、高揚感を思い返すと脱力感が凄まじいですね…。


自力4位の可能性は消滅したとはいえ、数字上の可能性はまだ十分に残されているわけですが……既に絶望感を抱いているのは僕だけではないと思います。


ここからボローニャ、フィオレンティーナ、フロジノーネ、SPAL…。

今のチーム状況で果たして何勝できるでしょうか…?


まあまだ4位以内の可能性が残っている以上、最後まで諦めずに頑張って欲しいですよね。



非常に雑ですみませんが、今回はこの辺で。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


 
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[ 2019/04/29 09:37 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(0)

【コッパ・イタリア準決勝2ndレグ】 ミラン対ラツィオ 【マッチレポート】



スタメン

ミランラツィオコッパ1



前半


序盤・中盤の攻防~攻撃面~

システムを変更したミランでしたが、同サイドのCB、WB、ボランチが3角形を作り、序盤は比較的スムーズにビルドアップできていたのではないかと。

その3人に加えて同サイドのウイング(実質シャドーポジション)であるスソもしくはカスティジェホが絡み、彼らがハーフスペースでボールを受けて崩しにかかるというのが基本形。


ラツィオは高めのラインをキープしているものの、積極的に奪いにはいかずインターセプトやロングボールを誘発するような守備がメイン。

それもあり、バカヨコがゴリゴリとドリブルで上がっていく場面が序盤は散見されましたね。


一方のラツィオは前回の対戦時同様左サイド攻めがメイン。

コレアとインモービレが左に流れることが多く、局所的な数的同数~優位を作って突破を図りました。


しかし両チームともにチャンスを作るまでには至らず。



序盤・中盤の攻防~守備面~


15分、ミリンコビッチ・サビッチがまさかの負傷交代。パローロに代わります。

今日も彼をターゲットとしたロングボールを時々蹴っていましたし、それがなくなるのは中々厳しそうです。


試合は徐々にミランがボールを持ち、ラツィオが待ち受ける展開に。


ラツィオの守備はサイドにボールを誘導し、そこで刈り取ろうとする形が基本。

縦パスを受けた相手に対してはしっかりプレスをかけ、サイドにボールを追い出したところで同サイドのインサイドハーフとWB(もしくはCB)が奪おうとします。


一方、ミランの守備は5-2-2-1の陣形を維持しっつリトリートする形が基本。

ボランチがサイドに釣り出されたときは、シャドーの選手がそのカバーに入ることで手薄になった中央をカバーするというメカニズム。



終盤の攻防


ミランは攻めあぐね、ラツィオはカウンターから何度かチャンスを作る展開。


ミランは相手2ライン間に中々ボールが入らなくなっており、スソやカスティジェホが下がって受けに来るシーンが多発。

もっと相手DFライン裏へのロングボールとか使っても良いと思うんですけどね。

後はWBをもっと利用してサイド突破とか。


40分、カラブリア→コンティ

まさかの負傷交代。


前半最後にコレアが素晴らしい突破を見せて決定機を作りますが何とか防ぎぎったミラン。

前半は0-0で終了。



後半

序盤


序盤はラツィオがハイプレス。その際にはルイス・アルベルトが一列上がってミランの3バックに3枚で対応。巧みにサイドに追い詰めてボールを奪い取ろうと試みます。

それに対しミランはタジタジ。何度か自陣でボールをカットされピンチに。


ラツィオはコレアを中心に攻め込みチャンスを作りますが、レイナの素晴らしいプレーでゴールを割らせず。


57分、カスティジェホ→チャルハノール

その直後、ロングカウンターから最後はコレアに決められ失点。

あー…。



中盤~恒例のシステム変更~

65分、カルダーラ→クトローネ

4-4-2(左サイドのチャルハノールは中央寄り)に変更。

スソやSBがクロスを放り込んでいくいつものパワープレーの形に。

そしてコチラの方がチャンスを作れるという(笑)


76分、スソのクロスからクトローネが決めますがオフサイド。



試合終盤の攻防

時にはクロスのターゲットとして4、5人がエリア内に侵入してゴリ押そうとするミランでしたが、そんなパワープレーの代償として危険なカウンターを受けまくります。

レイナのファインセーブや相手のミスで何とか事なきを得たものの、失点してもおかしくないシーンが多発しました。


そして試合終盤はパスミスも非常に目立ち、スタミナ・集中力切れが顕著に。

僕の集中力も完全に切れました(笑)


試合はそのまま0-1で終了。



まとめ

正直なところ敗戦の覚悟はしていたので、それほどショックは大きくないです。

前回のラツィオとの対戦でコレアが後半早々に負傷交代してなければ、その時も今回と同様の展開・結果になっていたんじゃないかと思わせる内容でした。

コレア凄いですね…。



良いところを挙げるとすれば、カルダーラが想定以上に安定したプレーを見せてくれたことでしょうか。

約半年のブランクがあったにも関わらずこのパフォーマンスですから、今後に向けた数少ないポジティブな要素と言えそうです。



ところで、ミランはベースとなるシステムが揺らぎつつありますが、今後どうしていくんでしょうかね。

パケタが復帰したら4-3-3に戻すのか、3バックを継続していくのか、はたまた調子の良さそうなクトローネを最初から入れて2トップスタートでいくのか…。


いずれにせよ、根本的な部分(ビルドアップ・崩しの局面における動き方、ポジショニングなど)に問題を抱えていそうな今のミランでは、システムを変えても劇的な変化は望めない気がしますが…。



さて。コッパ・イタリア優勝という1つの目標が潰えたことで、今季のミランに残された目標はCL圏内である4位以内フィニッシュに絞られました。

負け惜しみになってしまいますが、今季のミランにとってはコッパ・イタリア優勝よりもCL権獲得の方がはるかに重要です。


次節の相手はミランと勝ち点差「3」のトリノであり、CL権を争う相手としても絶対に勝たなければなりません。

今回の敗戦をあまり引きずることなく、チームには出来る限り良い肉体的・精神的状態で臨んでほしいですね。


Forza Milan!

最後まで読んでいただきありがとうございました。


 
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[ 2019/04/25 12:30 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(4)

【セリエA33節】 パルマ対ミラン 【マッチレポート】



※今回は観戦しながらそのまま本文を書いたのでいつも以上に実況風になっています。
試合はアレでしたし推敲するのも面倒なので、文章に関してはほぼそのまま載せています(図などは書き加えましたが)。


スタメン

パルマミランスタメン



前半


序盤戦の攻防

パルマはドン引き守備からのロングカウンターがメイン。

カウンターはジェルヴィーニョ中心。彼の走力にかなり依存したものになっているが、それでも強力。

実際12分にジェルヴィーニョの持ち運びからあわやPKというピンチにまで持ち込まれる。


攻撃に関し、ミランは案の定大苦戦。

序盤は苦し紛れのミドルシュートに終始。



中盤戦の攻防


パルマも少しボールを持ち始める(その際はイアコポーニがサイドに回ってガッツォーラが1列上がり4-4-2気味になる)。

彼らも攻撃時には人数をかけるため、ミランとしてはカウンターからチャンスを作りたい。


また、パルマのポゼッションはロングボールが中心。主に右サイドに蹴り込みクツカ、ガッツォーラに競らせる。


対するミランの守備はスソを前線に残らせ4-4-2に可変する(押し込まれたときは4-5-1)。しかしスソとピョンテクの関係性がよろしくなく、カウンターもあまり効果的ではない。


ミランのポゼッション時の攻撃の形としては左で作り、右にサイドチェンジ。そこからスソやコンティがクロスを上げ、ピョンテクと左WBのボリーニが中で合わせるというのが基本。


大まかな攻めの形としては悪くないわけですが、相変わらずサイドを有効に使えていないですし、相手の守備陣を崩せていない状態でクロスを入れるためほとんど決定機を作れず。


前半は両チーム決定機は少なめで終了。



後半

後半序盤戦の攻防


相変わらず攻めあぐねるミラン。

後半からミランはスソを内に絞らせ、空いたところにコンティを張らせます(実質3-4-3のような形。ただチャルハノールはフリーロール)。しかしそこまで効果なし。



待望の先制点

58分、クトローネを投入してシステムを3-4-1-2に変更。

さらに67分、コンティに代えてカスティジェホを投入し、攻勢を強めるミラン。

パルマミラン2

「どうせ崩せないなら前線の人数増やしてゴリ押そうぜ」というある意味潔い戦術を採用。



すると69分、スソのクロスからカスティジェホが決めてミランが先制に成功しました!

パルマミラン4
―スソ(赤)の素晴らしいクロスを、エリア内に入り込んだカスティジェホが見事に合わせた。このシーンでは4人がエリア内に入り込み、相手DF陣と1対1の数的同数を作っている。


まさかのドンピシャ采配(笑)



後半中盤~終盤戦の攻防

失点したことでラインを上げ始めるパルマ。

すると早速、73分にその裏を突いてクトローネがゴールネットを揺らしますが惜しくもオフサイド。


その後ミランはチャルハノールに代えてビリアを投入し、システムを4-4-2へと変更。

パルマミラン3


ローラインで守りロングカウンター狙いにシフト。

しかしミランの守備組織は元々よろしくないし、それをよろしく見せていた2人の選手であるドンナルンマは不調(あくまでドンナルンマ比)、そしてバカヨコは既に交代して不在という状況。

守り切れるかはかなり危うい。

おまけにローラインブロックなのにボリーニをSBに置くという狂気の采配。


案の定チャンスを作られるミラン。ビリアがなかなか酷く、ボリーニとスソの右サイドも非常にまずい


すると87分、ボリーニがFKをペナルティエリア手前で与えてしまい、それをB・アウヴェスに直接決められ同点。



失点後、また3バックに戻して攻勢を強めたミラン。しかしロクなチャンスすら作れず試合はそのまま終了。



まとめ(※辛口です。不快に思われたらすみません…)



酷すぎる試合。これに尽きます。

前節はガットゥーゾ監督の試合中の采配について褒めましたが、彼自身の戦術家としての全体的な手腕については手のひらを返すことはしませんでした。

やはり正解でしたね…。


不運な負けというわけではなく、内容的にも極めて妥当な引き分けですからね。
下位に低迷しているプロヴィンチャクラブのような攻めは流石に不味いでしょう。



この引き分けにより4位からの転落が現実味を帯びてきましたが、それでもなおCL権争いを続けられるというのは幸運としか言いようがありませんね。

この千載一遇の大チャンスを決して逃さないよう、ミランには次節から全勝してもらいたいと思います。


Forza Milan!

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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[ 2019/04/21 09:00 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(4)

【セリエA32節】 ミラン対ラツィオ 【マッチレポート】

スタメン

ミランラツィオ1



前半


ミランの攻撃~欠かせない男~


前半はホームチームであるミランがポゼッションし、ラツィオがミドルブロック(5-3-2)で守るという展開がメイン。

そんなミランの組み立て、そして崩しの中心は完全にチャルハノールです。

文字通り縦横無尽に動き回りつつ、ワンタッチツータッチでボールをシンプルに叩いて相手守備ブロックを揺さぶり崩していきます。


くどいようですが、今のミランでこれを継続的に狙ってやれるのはチャルハノールとパケタだけですからね。


パケタが離脱中の今、これができるチャルハノールの重要性はますます高まっていますし、その役割を忠実にこなせていると思います。


ミランラツィオ2
―例えばこのシーン。マーカー(黄)を引き連れながらCBからの縦パスを受けたチャルハノール(赤)は、横にいるフリーのバカヨコ(青)へとシンプルに叩く




ミランラツィオ3
―その直後のシーン。バカヨコはチャルハノールのマーカーが空けてしまったスペース(黒)へと持ち運び、前方のボリーニ(紫)へと悠々とパスを出した



続いてデータも参照しましょう。

bandicam 2019-04-14 07-57-26-979


上図はこの試合におけるチャルハノールのボールタッチポジションを図示したものです(『WhoScored』より。右攻め)。

タッチ数は79回。左サイドを中心としつつ、中央、右サイド、バイタルエリアなど様々な場所でボールに触っていることがわかります。



bandicam 2019-04-14 07-58-06-572


こちらは同じポジションのケシエのボールタッチポジションです(ソースは同上。タッチ数は82.)。。

見比べると違いは一目瞭然ですね。特にバイタル付近でのタッチ数に如実な違いが表れています。



ラツィオの攻撃~サイド攻め~


一方、ラツィオの攻撃はWBを活かしたサイド攻撃がメイン(ミランの守備はいつも通りのミドルブロックが基本でたまにハイプレス)。

中央でボールを持ったルーカスやルイス・アルベルトがサイドへ(ロング)ボールを展開し、そこからフィニッシュに繋げていきます。


特に多かったのが左サイドからの攻撃です。

1つの形として、左WBルリッチ、左ISHルイス・アルベルト、トップ下のコレアの3人を中心に、時にはトップのインモービレまでがサイドに流れてきて局所的な数的同数~優位を作り突破を図りました。

ミランラツィオ4
―このシーンでは5人(白)がパス回しに参加




特にコレアは神出鬼没。流動的に動きますし、ミランにとっては厄介極まりない相手でしたね(笑)


ミランラツィオ5
―ルリッチ、コレア(桃)、インモービレと素早くパスが繋がったシーン。惜しくもオフサイドとなったが、通れば決定機となっていたかもしれない





チャンスシーン


以上のような攻撃を以てチャンスを作っていった両チーム。

しかし、決定機の「質」という点ではラツィオに軍配が上がるかなと。

序盤のインモービレのシュート(レイナがファインセーブ)を皮切りに、コレアやアルベルトがかなり惜しいシュートを放っていました。


対するミランもチャルハノールのミドルシュートやピョンテクのヘディングなどありましたが、いずれも決定機とまでは呼べなかったかなと。


とは言え両チームともに前半はスコアレスで終了。



後半


攻めあぐねる両チーム

後半序盤は両チームとも攻めあぐねます。

ラツィオとしてはコレアの後半早々の負傷退場が痛恨だったかと。

代わって入ったカイセドはコレアのように流動的に動いて効果的なプレーを見せることは非常に少なく(僕がラツィオの試合を観るときにこの人が活躍したためしがない)、前半のようなサイドでの素早いパス回しは減った印象でしたね。


一方のミランは、ラツィオが後半になりラインをやや下げて中を固めてコンパクトに守り始めたことが影響してか、中央に縦パスが入らなくなります。

そういうときにサイドを効果的に使いたいわけですが、左はボリーニですし右のスソは中央寄りに常駐する時間が長くあまり機能せず。



システム変更の妙


68分にミランにアクシデント発生。ロマニョーリとカラブリアが負傷し、それぞれサパタ、ラクサールとの交代を余儀なくされます。

それと同時にシステムを3-4-2-1に変更しました。

ミランラツィオ6


この変更は実に素晴らしかったですね。

サイドを有効に使えていない状況でしたから、両WB(ラクサールとボリーニ)を置いてサイドに張らせることで幅を取る人員を確保したのでしょう。

おまけに、守備においてはその2人がそのまま相手のWBとマッチアップすることで、相手サイド攻撃の起点を潰せます。


実際、この交代の後からミランが(主に右)サイドを使ってラツィオを完全に押し込む時間帯が増えましたしね。


そして優勢に試合を運び始めたミランが79分にPKを獲得し、それをケシエが決めてミランが先制に成功しました!




終盤の攻防、そして疑惑の…


何としても同点弾を奪いたいラツィオは4バックに変更し攻勢を強めます。

一方のミランはクトローネを投入(ここでいつもの2トップではなく、ピョンテクに代えて1トップを維持したのも素晴らしい)。ラインを下げつつもカウンターから追加点を狙いました。


この終盤の攻防で解せなかったのが、ラツィオがショートパスメインの攻めをギリギリまで続けたことですね。

ラツィオの前線のメンバー及びミランが放り込みに弱いことを考えれば、とっとと前線にロングボールを放り込みエアバトルに持ち込んだ方が明らかに良かったはず。


ようやくアディショナルタイム前後の時間帯で放り込み始め、案の定チャンスを作り始めるラツィオ。

そして試合終了間際にエリア内でミリンコビッチ・サビッチがリカロドに倒されますがPKならず。

このシーンについては賛否両論ありますが、僕はPKを取られても全く不思議ではなかったと思います。



結局試合は1-0のまま試合終了。




まとめ

ミランがラツィオとの直接対決を制し、見事4位の座を死守しました!

いや~嬉しいですね。最後の乱闘は余計でしたが…(ケシエとバカヨコは反省して欲しい)。


今日の試合は全員が本当に良く頑張ったと思いますが、特に負傷交代でカードを消費せざるを得ない中、的確な戦術修正で試合の流れを引き寄せたこの試合のガットゥーゾ監督の采配は本当に素晴らしかったと思います。

今後の戦術家としての成長にも期待が持てそうですね(まだ手のひらは返しません。笑)



さて。5試合ぶりに勝利を収めたミランの次節の相手はパルマです。

今回の大きすぎる勝利をふいにしないためにも、そして何よりCL権のためにも絶対に勝利が必要です。


まずはしっかり休んでもらい、次節以降も勝利を積み重ねていって欲しいですね。


Forza Milan!


最後まで読んでいただきありがとうございました。

[ 2019/04/14 13:00 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(0)