【セリエA25節】 ミラン対エンポリ 【マッチレポート】

スタメン

ミランエンポリ1


前半


ミランの攻撃、エンポリの守備


ミランがポゼッションする展開。

エンポリは5-3-2のミドルブロック。

具体的には2CFがアンカーのバカヨコへのパスコースを消し、ボールをサイドに誘導する。

その後ミランSBにボールが渡れば、インサイドハーフが中央へのパスコースを切りながらプレスをかける形が基本。

要はサイドに追い込んで奪うというサッスオーロ戦と同様の守備戦術でした。


これに対し序盤のミランは横パスを多用し、相手の中盤3枚をずらしながら前進するという方法で相手を押し込んでいきます。


そうして優勢に試合を進めていると10分、リカロドのアーリークロスにパケタが頭で合わせてミランが先制!…と思いきや、VARによってノーゴールに。

明らかなオフサイドでしたので致し方無し。



機能不全


その後ミランは攻めあぐねる展開に。

その理由としては大きく分けて2つが考えられまして、1つは右サイドがあまり機能しなかったからでしょうね。

今回はサスペンションのスソに代わってカスティジェホが右WGで先発したわけですが、彼とケシエ、そして久々の先発となったコンティの関係性が(前半は)良くありませんでした。


普段はスソにボールを預け、彼の周囲をケシエやカラブリアが動き回ってパスコースを作るという明確な関係が構築できているものの、今回は不慣れなトリオだったというのもあってかパスがズレたりプレーエリアが被ったりといった場面がやや目立ちました。

それでもカスティジェホ辺りは強烈なミドルシュートを放つなど、個人の見せ場はいくつか作っていましたけどね。



そして機能不全を起こしたもう1つの理由はパケタの不調(普段と比べて)でしょうね。


再三言っていますが、ここ最近のミランの好調の1つの要因は、パケタとチャルハノールの流動的な動きによって相手のブロックを崩せるようになったことです。

しかしこの試合のパケタはというと中央に留まる時間が長く、プレーも前半途中からは裏抜けが主体でチャルハノールとのパス交換やポジションチェンジがあまり見られませんでした。

中央に固定しているだけだと相手も容易にマークができますし、実際にパケタに対してはCBがラインを飛び出して付いてきたりする動きも見られました。


試合後のガットゥーゾ監督によれば、パケタは風邪で今週は1度しか練習に参加できなかったとのことですので、それもパフォーマンスに大いに影響したのでしょうね。



データも参照しましょう。

bandicam 2019-02-23 13-01-59-125

上図はこの試合におけるパケタのヒートマップ。



bandicam 2019-02-23 13-02-28-456

そしてこちらはカリアリ戦におけるパケタのヒートマップですが、こうして見比べるとやはり中央でのプレーが多かったかなと。


後者(カリアリ戦)では左サイドが満遍なく青くなっているのに対し、前者(エンポリ戦)はセンターサークル付近の色が濃くなっていますからね。



前半中盤~終盤の攻防


上記のようなことが原因で攻めあぐねたミランでしたがエンポリも攻めあぐねます。

エンポリにはカウンターからサイドを突破される形もありましたが、ロマニョーリを中心に素晴らしい守りを見せて決定機を作らせません。

…最近のロマニョーリ素晴らしすぎませんか?笑



というわけで前半はお互いにチャンスは少なく、スコアレスで終了



後半


怒涛の2得点

大きな変更はなさそうでしたが、サイドに張るカスティジェホに一端ボールを預け、それに合わせて周りが動くという形が整理されたかなという印象でした。

要は普段スソがいる時と同様の形なのですが、前半はここが曖昧になっていた気がしますしね。

すると早速、カスティジェホのボール奪取からケシエ→チャルハノールと繋ぎ、最後はピョンテクが決めてミランが先制に成功!

その数分後にはカスティジェホのスルーパスに抜け出したケシエが冷静にシュートを決めて2点目を奪いました!


1点目はカスティジェホの献身性がボール奪取、延いては先制点の起点となりましたし、2点目はドリブル突破から正確なスルーパスでアシストと、彼の長所が存分に発揮された2得点だったかなという印象ですね。

もちろんケシエも素晴らしいですし、チャルハノールも素晴らしいですし、ピョンテクも素晴らしい(笑)



安定の守備と3点目

2点を奪われたエンポリがポゼッションしますが、ミランが安定の守備を見せてチャンスを全く作らせません。

こういう展開になると今のミランは本当に安心して観られますし、これでもう少しカウンターの精度が上がれば盤石のチームになれますね。

エンポリは両サイドを幅広く使ってDFラインを押し広げようとしていたようですが、4-5ブロックが相手ではそれも難しく。


66分、コンティの見事なクロスにカスティジェホが合わせて3点目。ミランが試合を実質的に終わらせました。



待望の復帰


ミランは80分、バカヨコに代えてビリアを投入。

遂にビリアが実戦復帰を果たしました!

早速鋭い縦パスを入れるなどらしいプレーを見せてくれましたし、今後の本格的な復帰が楽しみですね。


試合展開については、攻撃では主にチャルハノールが縦横無尽に動いてパスを受けつつ、カスティジェホや途中投入のボリーニがドリブルで仕掛けてチャンスを作っていく形。

普段から流動的なチャルハノールの動きではありますが、今回の後半はいつも以上に動き回っていた気がしますね。

実質トップ下のような形で、上下左右に頻繁に顔を出していました。


守備についてはパスミス等から危ないチャンスを1、2度作られましたがそれ以外は安定。


試合はそのまま終了



まとめ


ミランが見事な勝利を収めました!


得点が決まってからの後半は安定の一言に尽きますし、安心しきって僕の集中力が切れること以外は本当に素晴らしいです(笑)

カスティジェホ、コンティといった現状の控えメンバーがきっちりと結果を残しつつ勝利を収めたというのも、まだまだ続く長く険しいリーグ戦に向けて大きかったかなと。

これからもずっと固定メンバーで戦い続けるわけにはいかないでしょうからね。



さて。次節の相手はサッスオーロです。

相性的に今のミランなら勝利は固いと思いますが、油断することなく確実に勝利を収めて欲しいですね。


Forza Milan!


最後まで読んでいただきありがとうございました。


[ 2019/02/23 21:30 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(2)

【セリエA24節】 アタランタ対ミラン 【マッチレポート】

スタメン

アタランタミラン1


前半

アタランタの攻撃とミランの守備

 序盤は激しい立ち上がりで落ち着かない展開。

 その後はアタランタがサイドを起点に攻めますが、ミランが素晴らしいミドル~ローラインブロックを見せてほとんどチャンスを作らせず。

 いやー、このミランの守備は掛け値なしに素晴らしいと思いました。

 アタランタはチームコンセプトや選手の特性上、鋭いサイドチェンジやDFライン裏へのロングボールの頻度が少ない。それゆえミドルブロックはかなり有効だと思います。


 そして個人に目を向けると、特に目を引いたのがパケタとチャルハノールの守備ですよね。バカヨコとケシエの守備の貢献度はいつも通りの素晴らしさですが、前者2人のチャレンジ&カバーの関係性が相当良かったです。

 攻撃時の相性の良さに関してはこれまで何度も言及してきましたが、これで守備も良くなれば手の付けられないコンビになりそうですね。


 スソも普段よりかはパスコースを消していましたし、守備もそこそこ頑張っていたのではないかと。

 逆サイドにボールがある時は頻繁に攻め残っていましたが、おそらくはアタランタの展開力(サイドチェンジなど)の低さや消極性、そしてボール奪取後のミランのカウンターを見越しての戦術的判断だと(おそらく)思うので致し方無し。



アタランタの守備とミランの攻撃

 守備時のアタランタはサパタとイリチッチが相手両CBのムサッキオとロマニョーリ、トップ下のゴメスがアンカーのバカヨコをマンマークし、両ボランチは両インサイドハーフ(ケシエ、パケタ)、両WBが両SB(カラブリア、リカロド)を厳しくマーク(時にマンマーク)するアグレッシブな形が基本。

 それに対してミランはショートパスに固執せず、前線に上がったケシエやピョンテクへロングボールを送りこんだり、ウィングのチャルハノールがリカロドとパケタの近くにまで寄ってきてビルドアップに参加したりなどで対応。


 チャルハノールのマーカーは基本的に右CBのトロイでしたが、チャルハノールの下がる動きにどこまで付いてくかがやや曖昧に感じましたね。つまりそこで起点を作れるシーンがちょくちょくありました。

 パケタ、リカロド共にキープ力とテクニックがあるため(特にパケタ)、不用意にボールロストすることなくこの3人でボールを上手く前進させるシーンが前半序盤は目立ちました。


 そしてマークを外した後は右サイドへのサイドチェンジから一気にPA付近にまで持ち込み、スソのラストパスから最後はケシエが2度決定機を作りますがゴールには至らず。

 惜しいチャンスを2度作ったものの、その後は先述のアタランタの守備によってほぼ完璧に抑えられてしまいました…。



前半中盤戦の攻防


 前半中盤以降もアタランタがポゼッションする展開でしたが、相変わらずミランが素晴らしい守備で相手にほとんどチャンスすら作らせず。

 「キープレーヤーである」と僕が前日のプレビュー記事で言及したゴメスはバカヨコが完封。途中からゴメスは普段と比べ明らかに精彩を欠いていましたが、ミランの守備とバカヨコによってリズムを狂わせられたという側面はあると思いますね。


 そのためアタランタはもう1人の中心的選手であるイリチッチを中心に右サイドからハイテンポなパス回しで崩そうと試みますが、ここもパケタ、チャルハノール、リカロドを中心に(ほぼ)完封。

 パケタ、チャルハノールの守備時のポジショニングはケシエより良いかもしれません(笑)まぁケシエには圧倒的な機動力とフィジカルがあるので総合的な守備力はケシエの方が上でしょうけどね。


 一方、ミランは攻撃に関しては機能せず。流石に前線に残るのがピョンテク1人(スソが残っていることもありましたが)では上手くカウンターに繋げられないため、アタランタの攻めが続きました。

 すると34分、ワンチャンスをモノにしたアタランタが先制点を奪取…。まぁこの失点についてはイリチッチが素晴らしかったということで…笑



カンピオーネ候補

 同点弾を奪いたいミランが当然前掛かりになりますが、正直この展開はかなり不味いです。
 アタランタは相手のハイプレスを躱す組織力を備えているため、プレスを躱されオープンな状態でボールを持ち込まれる展開に。

 それまでほぼ沈黙していたサパタのスピードが活きるようになり、バイタルエリアからはゴメスが惜しいミドルシュートを放つなど、明らかにチャンスの質・量ともに増え始めます。

 明らかにこの流れは追加失点パターンでしたが……アディショナルタイム、リカロドのアーリークロスに見事に合わせたピョンテクがワンチャンスをモノにしてミランが同点!



 上記の動画を観ていただければ明白ですが……まぁ紛れもなくカンピオーネ(偉大な選手)候補ですよね。

 これほど理不尽なゴールを決められる選手はミランではイブラヒモビッチ以来じゃないでしょうか。試合への継続的な影響力という面ではまだまだ彼には及びませんが、試合の流れなど関係なく決めるこの衝撃は彼を彷彿とさせます。既にシュート精度では彼以上かもしれません。要は最高です(笑)


 というわけで前半は1-1で折り返しました。



後半


待望の瞬間

 後半早々からミラン側左サイドを突破される厳しい立ち上がり。
 好調のイリチッチが本領を発揮し、絶妙な位置でボールを受けてドリブルで持ち上がりミランのプレスを躱していきます。

 嫌な流れだなーと思っていたら55分、相手DFのクリアを拾ったチャルハノールがバイタルエリアから強烈なミドルシュートを放ち、ミランが逆転に成功!!



 チャルハノール擁護派としてこれほど嬉しい瞬間はありません。

 これまで得点機を何度も逃し続けていたのは紛れもない事実ですし、そのことについての批判は妥当だとは常々思っていましたが、プレースタイル的にこれまでもチームにとって極めて重要な選手であったことは間違いないですからね。

 金銭的理由でもない限りは絶対に放出などして欲しくありませんでしたし、こうして結果を残してくれると堂々と主張できますね(笑)



待望の瞬間その2


 59分、アタランタはゴメスに代えてクルセビスキを投入。明らかに精彩を欠いていましたし、交代自体はまぁ妥当かなと。

 ただ、代わりに投入されたクルセビスキは見覚えがない選手だったので調べてみたらなんと18歳の若手選手で、今季2試合目の出場とのこと。

 プレーを見ても現時点でゴメスの代わりはまだまだ厳しい感じでしたし(その歳でゴメスの代わりを務められたらドンナルンマ級の逸材ですが。笑)、ミランにとってはかなり助かったかなと。


 そして交代直後の61分、ミランがCKからピョンテクが頭で合わせてミランが3点目を奪いました!!


 今季のミランがセットプレーから得点を奪ったのは、僕の記憶している限りELでのサパタのゴールのみです。
 セットプレーからの得点不足は大きな課題の1つでしたし、そういう意味でもこのゴールは価値あるものだったと言えそうです。



後半中盤~終盤戦の攻防


 かなり冗長になっていますし、後は取りたてて書くことも少ないので流します(笑)

 ミランは後は無難に処理しつつ、時にハイプレスをかけながらアタランタを牽制。


 ゴメスの欠けたアタランタは完全にイリチッチ頼み。それでも1、2度得点チャンスを作るのは流石に組織されたチームだなと感じましたね。



 終盤は僕がコーヒーをこぼすという大事件を起こし、その処理に追われたため集中して見られませんでしたが、試合後スタッツを見る限り大したピンチはなかったのでしょう(笑)


試合は1-3で終了。



まとめ

 試合後、両監督ともに口にしたのが「ハーフタイム直前のピョンテクの同点ゴールが大きかった」というもの。

 僕も全く以て同感です。先述したように、あの流れは間違いなくアタランタの追加点パターン(前掛かりになった相手をトリデンテで仕留める)でしたし、あそこで嫌な流れを断ち切るスーパーゴールがなければ最終スコアは全く異なっていた可能性も十分に考えられます。

 しかし、先制されるまでのミランの守備は非常に組織的で素晴らしいものでしたし、それは先制されるまでアタランタにほとんどチャンスを作らせなかったことからも明らかです。
 この点は十分に評価されるべきだと思います。


 まぁその後のカウンターの精度が低く、攻められっぱなしだったという点を考慮すると評価は下がりますけどね。


 要はどの部分を重要視するかで試合の評価は変わってくるかなという印象ですね。僕のこの試合の解釈及び評価はここまで長々と語った通り、肯定的です。



 さて。次節の相手はエンポリです。

 現在の彼らは18位と降格圏に沈んでおり、指揮官はイアキーニ(僕の〇いな監督ランキングで1、2を争う人)ということで勝利は絶対です。

 今のチーム状況であればさほど心配はしていませんが、おそらくエンポリはガチガチに引いて守ってくるでしょう。

 ここ最近とは少し異なるアプローチが要求されるでしょうが、ミランには確実に勝ち点3を手に入れて欲しいですね


Forza Milan!


最後まで読んでいただきありがとうございました。


[ 2019/02/17 21:00 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(2)

【セリエA23節】 ミラン対カリアリ 【マッチレポート】

スタメン

ミランカリアリ1


前半

カリアリの拙攻とミランの好守


 プレビュー記事にてカリアリの不調ぶりについて言及しましたが、実際は想像以上でしたね…。

 まず攻撃は前線に張るパヴォレッティへの雑なロングボールと、左サイドからの単調な放り込みクロスのみ。
 ボランチのイオニタとバレッラが中央でほとんどゲームを組み立てることが出来ず(前方にほとんどパスコースがないので可哀そうでしたが)、サイドにボールを流すだけの非常に単調な攻撃に終始しました。

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 上図はこの試合におけるカリアリのヒートマップ(左攻め。WhoScoredより)ですが、これを見るとバイタルエリアでボールを持つことはほとんどできず、サイド(特に左)からの攻めに頼り切りであることがわかります。



bandicam 2019-02-11 18-07-43-815

こちらはミランのヒートマップ(右攻め。WhoScoredより)ですが、こうして見比べると違いは一目瞭然ですね。


 カリアリの拙攻に関しては、ミランの守備戦術もその原因の1つでしょうね。ミランはここ最近やっている4-5-1のミドルブロックを継続し、プレスは控えめで引いて守る守備でした。つまりロングボールを放り込んでもその周囲にはミランの選手が多くいるので、セカンドボールを拾ってからの二次攻撃がまるで機能しませんでしたね。


 ちなみに、この試合で2トップの一角に入ったパヴォレッティさんが空中戦に挑んだ回数は驚愕の14回(守備時を含めれば15回)でした。

bandicam 2019-02-11 17-50-02-473

 両チーム合わせたランキングはこのようになっています(WhoScoredより)。さらに言うとパヴォレッティさんは空中戦勝利も7回と断トツの数字を誇っていました。チャンスにはほとんど繋がらなかったものの、彼の奮闘ぶりは素晴らしかったですね。



ミランの攻撃とカリアリの拙守

 上記のカリアリの拙攻とミランの攻守により、継続的に良い形でボールを奪うことに成功したミランはカウンターを連発。ケシエが普段よりも活き活きとしていました(最後の精度はいつも通りでしたが。笑)

 ポゼッション時もピッチを幅広く使いつつ、サイドチェンジを織り交ぜながら相手を押し込んでいく安定したものでした。前にも書きましたがパケタとチャルハノールの関係性が素晴らしく、このコンビなら流動的にスペースに動いて相手守備ブロックを崩してくれるのでポゼッションも機能しますね。


 ただしこの点に関してはカリアリの守備も酷かったです。まずリトリート後のライン設定が低いように感じましたし、プレスも緩いのでミランとしては比較的自由にパスを回すことが出来ました。下がり目に位置するスソに対するマークも甘く、そこで起点を作られたのも大きかったですね。

 そんな中12分、スソが得意のコースからシュート。一度はキーパーに弾かれるも、そのこぼれ球がDFに当たってオウンゴール。ミランが先制に成功しました。

 更に22分、ドフリーのカラブリアが右からファーサイドへ完璧なクロスを送ると、走りこんできたパケタがダイレクトで合わせて追加点。正直この時点で勝手ながら勝利を確信しました(笑)


 その後もピョンテクが決定機を迎えるなどしてカウンターから惜しいチャンスを作ったミラン。対するカリアリは徹底的に左サイドから攻め、SBのペッレグリーニと中央から流れてきたペドロが何とか頑張ってクロスを入れていきますが1つを除き決定機を作れず。


前半はミランの2-0リードで終了。


後半

 後半は取りたてて書くことも少ない内容でしたのでサラッと流します(笑)


3試合連続ゴール

 試合展開はほとんど変わらず。カリアリは相変わらず徹底的に左サイドから攻めていきましたし、ミランはカウンター主体でチャンスを作っていきました。

 そして60分、遂にカリアリが左サイドをぶち破っていい形でクロスを供給し、中央のペドロに繋がりましたがシュートはバーに嫌われゴールならず。

 すると62分、ゴール前でのゴタゴタから最後はピョンテクが決めてミランが決定的な3点目を奪い、実質試合終了。

 ピョンテクはこれで3試合連続ゴール。少ないチャンスをものにできる彼の決定力の高さは本当に素晴らしいですね。



後半中盤~終盤の攻防

 ミランはカラブリア、ピョンテクに代えてコンティ、クトローネを投入。
右サイドを中心に攻め、スソやチャルハノールが決定機を迎えますが決めきれず。

 カリアリは終盤になってようやくブラダリッチを投入し、4-3-1-2に変更。すると途端にバランスが良くなりました(笑)

 しかし一矢報いるには時間が足らず、試合はそのまま終了。



まとめ


 ミランが3-0の大勝を収め、順位も4位に浮上しました。

 ドンナルンマ様が相変わらずのハイパフォーマンスでクリーンシート達成に貢献してくれましたし、ピョンテクとパケタもゴールを決めるなど好調を維持してくれています。

 相手のパフォーマンスの悪さにも大いに助けられた感はありますが、こうして素晴らしい結果を収められたのは今後に向け大きな自信に繋がるのではないでしょうか。



 さて。次節の相手は好調アタランタです。
ミランとは勝ち点差わずかに「1」の5位につけるチームであり、彼らの強さはチームの総得点数がリーグNO1であるという事実が証明しています(50得点。ちなみにミランは32得点)。


 とは言えCL権獲得のためには絶対に負けられない1戦であり、ミランの真後ろにはアタランタだけではなくローマとラツィオ(いずれもアタランタと同勝ち点)が迫っていることを踏まえれば、アウェーとは言え勝利が求められるでしょう。

 厳しい戦いになることは必至ですが、ミランには何とかして勝利を収めて欲しいと思います。


Forza Milan!


最後まで読んでいただきありがとうございました。

[ 2019/02/11 18:30 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(4)

【セリエA22節】 ローマ対ミラン 【マッチレポート】

スタメン

ローマミラン1

 どこを見てもローマのフォーメーション表記が4-2-3-1のためそれに従いましたが、ザニオーロ左インサイドハーフ、デ・ロッシアンカーの4-3-3の方が実際に近いと思います。



前半

ローマの攻撃とミランの守備


 両チームともにハイプレスは控えめのミドルブロックが基本戦術。ミランはいつものことですが、ローマは数日前のカップ戦での大敗(1-7)が響いたのか、普段よりもローリスクな守り方だったかなという印象です。


 ローマの攻撃についてはデ・ロッシが中心。彼に対するミランの対応が緩慢だったこともあり比較的自由にパスを受け、そこから縦パスをズバズバと通していました。
怪我明けとは思えぬパフォーマンスでしたね。凄すぎる(笑)

 崩しの局面においては、相手SBを引き付けその裏のスペースへパスを出したり、アンカーの脇のスペースに入り込んだザニオーロやフロレンツィがパスを引き出したり、右ウィングのシックがダイアゴナル(斜め)にエリア内に走りこんできたりと多彩な攻めを披露。

 ミランも4-5-1で引いて守ってスペースを消していたためフィニッシュの場面ではなかなか自由にはさせなかったものの、何度かザニオーロやシックに決定機を作られましたね(ドンナルンマのおかげで事なきを得ましたが)。



ミランの攻撃とローマの守備

 ミランの攻撃はいつも通りスソやバカヨコの単騎特攻からマーカーを剥がし、そこからチャンスを作ろうというもの。
 しかし、ローマクラスが相手では得意の個での仕掛けも上手くいかず、ボールを奪われてカウンターに繋げられるシーンが散見されました。

 ローマの守備は4-5-1(4-1-4-1)のミドルブロックで中央を封鎖し、ハーフウェイライン近くのサイドにボールが渡った瞬間にプレスを開始する形が基本。

 基本的に中央を固められたらミランはほぼ何もできませんし、妥当な守備戦術だと思いましたね。


 しかし26分、敵陣深くで強引にボールを奪ったパケタがそのままクロスを上げると、巧みな駆け引きで相手DFを手玉にとったピョンテクが見事に合わせてミランが先制しました。

 ワンチャンスをものにしたピョンテクは素晴らしすぎますし、パケタのガッツと判断も最高でした。

bandicam 2019-02-05 11-20-16-854

 ちなみに、この試合におけるピョンテクのボールタッチ場所を図示した画像がこちら(左攻め。Whoscoredより)。これによると、ピョンテクが相手エリア内でボールに触れたのはわずか2回です。たった2回で1ゴールを奪ったわけですから凄すぎます(笑)



 こうして前半は0-1、ミランのリードで終了。



後半

戦術―選手のミスマッチ


 後半開始早々の46分、サイド深くでクロスを上げられ、その流れからザニオーロに決められて早くもローマが同点に追いつきました。

 その後はローマの一方的な攻め。ザニオーロが左に流れる場面が増え、前半同様ミラン側右サイドを徹底的に崩していきます。

 ミランはピョンテクを残して9人が引いて守り、(おそらく)ロングカウンターを狙っていたのでしょうが案の定ほとんど機能せず、完全に押し込まれます。

 ロングカウンターを機能させるには出来れば2人は前線に残るべきですし(1人ならイブラヒモビッチのような最高クラスの収め所が必要)、他にもスピードとスプリント能力と突破力に優れた選手が要求されます。

 それじゃあミランはというと、この試合の両ウィングはスソとチャルハノールですからね。スソは長距離のダッシュを苦手としていますし、チャルハノールは(個人での)突破力が低い。おまけに2人ともスピードが速いわけでもなしというわけで、この2人ではどう考えても上手く機能するはずありません(チャルハノールは走れるので、スソではなく突破力もあり走れるウィンガーが相方なら機能する可能性は十分にあります)。

 2人ともこの試合では低パフォーマンスだったとしてメディア等に酷評されていますが、正直なところ戦術と合っていないので気の毒だなと感じてしまいました(2人のパフォーマンスも低かったのは事実ですが)。

 ロングカウンターをやるならスソよりもカスティジェホ、ボリーニの方がまだ適性がありますし、どうしてもスソを起用したいなら可変システムを採用し、守備時は4-4-2にしてスソを前線に残らせるなどの対応が必要だったかと。スピードのあるピョンテクとテクニックのあるスソがいればカウンターもある程度は機能したでしょうしね。


 今回の戦術とメンバー選考の組み合わせははっきり言って悪いと思いますし、攻撃を半ば捨ててまで守備を重視する(しかもその守備も盤石ではなく決して固くはない)というやり方を後半1-1の段階になっても続けるのはビッグクラブとしてどうなのかなと。相手はローマとは言え、メンバーの質は決して劣っているわけではないのですからね。



後半中盤~終盤の攻防

 ローマ優勢の状況は変わらずも、パスミスが目立ち始めてオープンな展開に。

 ミランはパケタが前線に張るシーンが目立ち、ピョンテクと2トップに近い形を形成するシーンが散見されました。
 この試合で最も得点の匂いを感じるのがこの2人のコンビプレーでしたし、この試合に関してはこれで良かったと思います。

 ローマはいくつか決定機を迎えるものの、ドンナルンマのスーパーセーブとポストに嫌われゴールならず。

 対するミランもPKを貰ってもおかしくないシーンを作り出しましたが認められず。それ以外は決定機をほとんど作れず。


 試合は1-1で終了しました。



まとめ

 ローマは今季のCL圏争いの最大のライバルですし、何としても勝っておきたかったというのが全ミラニスタの本音でしょう。
 しかし、内容を踏まえれば望外の結果といって良いのではないでしょうか。

 僕がロマニスタであれば相当悔しかったと思います(笑)


 
 戦術面に関しては相変わらずお粗末ですが、個人に目を向ければドンナルンマが最高のパフォーマンスを継続的に見せてくれており、ピョンテク、パケタといった新加入選手も素晴らしいパフォーマンスを披露してくれています。カピターノであるロマニョーリも良いですね。

 何度も言っていますが、メンバーの質という面では4位以内に入っても全くおかしくないわけですから、後はガットゥーゾ監督のマネジメント次第です。

 そろそろミランのCL出場が本気で観たいので、本当に本当に内容面の改善をお願いしたいところです。


Forza Milan!


最後まで読んでいただきありがとうございました。


[ 2019/02/05 12:00 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(0)

【セリエA20節】 ジェノア対ミラン 【雑感】



はじめに

 お久しぶりです!
2週間ほど音沙汰なしで過ごしてしまい申し訳ございませんでした。

今日からまた定期的にブログをやっていきます


ということで今回は、2週間ほど前に行われたジェノア戦について気になったことを今さらながらを書いていこうかなと。

プレビュー記事だけ書いてレビュー記事を書かないのはなんか気持ち悪いですので(笑)


 とは言え随分と前のことになりますし、取りたてて書くことも少ないのでサラッといきます。



スタメンについて

ジェノアミラン1

 これがジェノア対ミランのスタメンです。

 まず気になったのが、従来のチャルハノール・パケタの左サイドの関係を崩して2人を両インサイドハーフにそれぞれ起用し、空いた左ウィングにボリーニを投入した点です。

 ケシエが出場停止だったため、チャルハノールを中盤に回すという考えは十分にアリだと思うのですが、それならチャルハノール右、パケタ左で良かったのではないかと。

 左インサイドハーフで機能していたパケタを無理に弄る必要性は感じられませんでしたし、案の定この試合ではボールロストがこれまで以上に目立っていたかと記憶しています。


 まぁケシエの位置にマウリを入れて、チャルハノールとパケタの位置をズラさないことが1番だったと個人的には思いますね。



ボリーニについて

 2-0で勝利を収めたこのジェノア戦、先制点を奪ってくれたのがボリーニでした。

 得点以外の大部分に関してはあまり褒められたパフォーマンスではなかったのですが、問題は彼自身というよりも使い方なのかなという印象です。

 ボリーニの長所というと、攻守に走れる献身性とシュート精度(特にワンタッチシュート)がそこそこ高い点だと思うので、クロスに対して逆サイドからエリア内に走りこむ形を継続的にやらせるのがベストかなと。逆に、足元にボールを送ってサイドで相手DFと正対させてもまるで機能しないでしょう。


 実際、スソのようにボールを足元で受け、サイドで崩しの役割を担うことの多かった前半のパフォーマンスはズタボロでしたが、2トップのような形になってエリア付近でボールを受けるようになった後半のパフォーマンスは良かったですし、点も奪ってくれましたね。


 ですから、この試合の後半のような役割なら貴重な戦力になれるかなと個人的には思います。ただし、プレーの幅が狭いのでスタメンは厳しいかなという印象ですが。



スソと守備について


 チームの勝利を決定づける2点目を奪ってくれたのがスソでした。しっかりと結果を出してくれるのは流石です。

 しかし、守備の局面においてあまりに弱点となってしまっていた点は看過できませんし、実際にミラン側右サイドを崩されて決定機に繋がったシーンは1、2度ではありませんでした。


 ゾーンディフェンスに参加させたいならちゃんと指導するべきですし、今の緩慢守備を許すならチーム全体でそれを補えるように戦術的な準備をすべきでしょう。

 例えば守備時にはシステムを4-3-3から4-4-2(CFとスソの2トップ、3MFと左ウィングで2列目を形成)に変更して守り、ボールを奪ったら即座に2トップにあてるといった形ですね。

 その方が守備も安定し、しかもスソの実力も更に引き出せそうな気がするので良いと思うんですけどね。とにかく今の曖昧な守備組織ではまたいつ失点地獄に陥るかわからない(多分バカヨコがいなくなったら詰み)ですし、出来るだけ早く改善してほしいところです。



まとめ


 勝てて良かったというだけの試合ですし、正直なところ内容面に関しては褒められたものではなかったかなと。

 こういう内容で勝つたびにメンバーの質の高さを痛感しますし、これで戦術的にも優れたチームならなぁとかれこれ半年以上考えています(笑)

 しかし、選手のモチベーション等に関わるマネジメントも監督の大事な仕事の1つだと思いますし、その点に関してはガットゥーゾ監督は申し分のない働きをしていると思います。


 4位フィニッシュの可能性はまだ何とも言えませんが、今季は他チームの状況を踏まえても千載一遇の大チャンスだと思いますし、何とか入り込んで欲しいところです。


Forza Milan!


最後まで読んでいただきありがとうございました。


[ 2019/02/04 00:52 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(0)

【スーペルコッパ】 ユヴェントス対ミラン ~改善の兆し~


スタメン

ユヴェントスミランカップ戦スタメン


前半


ミランの攻守~待望の戦術


 ユーヴェがポゼッションメイン、ミランがカウンターメインという予想通りの展開。

 ミランの基本守備は4-5-1の形でミドルゾーンにセットしてからのゾーンプレスでしたが、インサイドハーフ(特にケシエ)がボールホルダーにチェックに行くことで4-4-1-1のようになる形も観られました。

ユヴェントスミラン 3

―ケシエが前に飛び出してプレスをかける(映像引用元;Dazn)


 酷いとき(大抵ですが)のミランは両インサイドハーフがプレスのために不用意に飛び出すことがあり、それにより空いたスペースを使われて突破されるというのが恒例でしたが、この試合では飛び出したことで生じたスペースを残りのMFでしっかり埋めていましたね。


 そして攻撃に転じた際は、素早く前線のスペースに放り込んだり、トップのクトローネにボールを当てて周囲の選手やサイドに直ぐに流したりといった縦に速い攻めをついに・ようやく・とうとう見せてくれました。

ユヴェントスミラン 1

―前半開始早々の場面。カラブリア(黄)からクトローネ(赤)へと速い縦パス



ユヴェントスミラン 2

―ボールを受けたクトローネが、フォローに入ったケシエ(緑)へとすぐにボールを渡す


 バカヨコ、ケシエ、パケタ(普段はチャルハノール)の中盤なら丁寧にボールを繋いで全体を押し上げながら攻めるより、トランジションを速くした速攻サッカーの方が機能するのは間違いないでしょう。

 実際、前回のリーグ戦でユーヴェをホームに迎えた試合と今回の試合を比較すると、シュート数(前;、今;10)も相手エリア内でのボールタッチ数(前;10、今;20)も2倍違いますからね(笑)


 時間が経つにつれて相手も対応してきたため、縦に入れるのは中々厳しくなってきましたが、意識は普段より遥かに高かったですね。



ユーヴェの攻守


 ミランの中央を固めた4-5-1ディフェンスに対し、ユーヴェはサイドからの崩しを中心に攻めました。

 相手SBの背後に流れてパスを引き出したり純粋な1対1(特にコスタ対リカロド)で勝負を仕掛けたりしてサイドを突破し、そこからクロスを入れていきますが中々決定機には繋がらず。


 ユーヴェは全試合観ているわけではないので確信はないのですが、思うにマンジュキッチの欠場は相当痛かったのではないかと。

 普段ならロナウドがサイドでクロッサーになっても、マンジュキッチが中にいるので驚異的な破壊力になるわけですが今回はいませんでしたからね。

 まぁそうはいってもコスタ、カンセロコンビを中心に、強引に中央を突破されて何度か決定機を作られたりもしましたけどね(笑)



 一方で守備については、マンツーマン気味のハイプレスをかけ、躱されたらミドルブロックというのが基本的な形。
 普段のミランならフルボッコにされたでしょうが、ミランは上記の攻め方に加えて意図的なロングボール(クトローネをターゲットにし、周辺に選手を集める。バカヨコを上げてターゲットにするなど)も多用していたので結構躱せていましたね。



 というわけで、前半は両チームともにチャンスを作り出しながら(チャンスの質も量もユーヴェが上でしたが)も得点は奪えず終了。



後半

千両役者の一発


 おおむね試合展開は前半と変わらずも、前半よりややオープンな展開に。
 ミランは2度、ロングカウンターから決定機を迎える理想的な状況が訪れましたがものにできず…。振り返ればここが勝負の分かれ目だったかなと。

 そうこうしている内に61分、ロナウドに決められてユーヴェが先制に成功しました。

 ロナウドのストライカーとしての優秀さ・勝負強さは敵ながら惚れ惚れします。本当に良い選手ですよね。



変更・退場・終了


 71分、カスティジェホ、パケタに代えてイグアイン、ボリーニを投入してシステムを4-4-2に変更。

 しかしその数分後にケシエが退場。 正直なところ4-4-2に変更した段階で厳しいと思いましたが(あのメンバーとシステムではボールをろくに運べないため)、ケシエの退場で完璧に詰みましたね…。


 その後はユーヴェがサイドチェンジを駆使して数的不利なミランの守備体系を揺さぶりつつチャンスを作っていき、ミランはカウンターからなんとかワンチャンスを作り出そうとしました。


 しかし両チームともに得点は生まれず。試合終了。




まとめ

 見応えのある好ゲーム(特に前半)だったのではないかと個人的には思います。
 内容面でもユーヴェの方が上回っていたと思いますが、ミランは今できる最大限を尽くしたのではないかと。

 機能しない4-4-2への変更も、カスティジェホの疲労(攻守に走り回っていました)と控え選手のタイプを考えれば致し方無いですしね。何よりこの試合では攻撃の指針を見つけられたのが大きい。


 今後もこの速攻サッカーを絶対に続けていくべきですし(全体的なラインはもう少し高く設定した方が良いでしょうが)、それしかCL圏獲得の方法はないと思います。

 今回のサッカーが次戦以降も継続して行われるのか、はたまた再びノロノログダグダポゼッションに戻るのか…。

 次のジェノア戦は非常に注目ですね。


Forza Milan!


最後まで読んでいただきありがとうございました。


[ 2019/01/18 14:00 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(0)

サンプドリア戦マッチレポート ~ミランの組織的課題~ 【コッパ・イタリア ベスト16】



 今回は少し趣向を変え、この試合におけるミランの悪かった点をサンプドリアのプレーと引き比べながら列挙していきます(以下の映像引用元はいずれも『Dazn』より)。


スタメン

サンプドリアミランカップ戦スタメン


不安定なビルドアップ

 サンプドリアの守備は予想通りハイプレスからのリトリート。
 ハイプレス時は前線のトップ下+2トップの計3人でミランの2CB+アンカーをマークし、サイドのSBへとボールを誘導。その後、そのSBからボールを受ける選手(主にWG)にもマンツーマンで対処するという形。

 こういった守備に対するミランの明確な対応策はついぞ見られず。両インサイドハーフであるパケタとケシエが行方不明になることが多く(特にケシエ)、SBからのパスコースが実質WG1人のため尽くそこを狙われる時間帯が多々ありました。


サンプドリアミラン ビルドアップ


サンプドリアミラン ビルドアップ2


 このシーンはまさに典型ですね。サパタ(ピンク)、アバーテ(紫)、カスティジェホ(赤)と繋ぎますがマークに付かれ、ここで攻撃終了です。


 インサイドハーフを下がらせてビルドアップに絡ませたときはちゃんとプレスを躱せるシーンもあっただけに、なぜこういう形を戦術としてチームに落とし込んでいないのか不可解です。



見えない攻撃の形


 「縦に速くボールを運び、素早くフィニッシュに繋げる」というサンプドリアの攻撃におけるプレー原則は明確で、そのために「CB―SB間へのパス」や「2トップの一角がサイドに流れ、攻め上がったSBの裏へ素早くボールを蹴り込む」といった明快な攻撃戦術もしっかり用意していました。

サンプドリアミラン 攻撃


 例えばこのシーンでは、プラート(水)が左SBのリカロド(オレンジ)を引き付け、それにより空いたスペースにクアリャレッラ(青)が入り込んでボールを引き出しています。



 さて。ではミランはどうだったかというと、残念ながら僕には彼らのはっきりとした戦術はおろか、どういうサッカーをしたいのかも読み取ることはできませんでした。

 普段は「後方からボールを丁寧に繋いでビルドアップする」という戦術コンセプトがあり、そのためにじっくりと(曲がりなりにも)後方でショートパスを繋いでいたと思うのですが、この試合ではプレスをかけられたら割とあっさりロングボールを蹴り込んでいたように思われます。

 かといってそのロングボールが意図的かと言われればそうではなく、実際にボールを放り込んでは相手にボールを奪われていました。


 これまでも攻撃の形が十分だったわけでは決してないのですが、この試合ではいつも以上に狙いがよくわかりませんでしたね。



守備の拙さ


 結果的にクリーンシートで終えたこの試合ですが、守備面も相変わらず首をかしげてしまうシーンが散見されました。

 まず一番の問題は、ボールの取り所(どこでボールを奪おうとするか)が定まっていないように感じることです。

 例えば対戦相手のサンプドリアであれば、前述のようにサイドに誘導してプレスをかけて、その場でボールを奪うか又はロングボールを蹴らせてCBが回収するといった守りの形が存在しました。

 しかしミランにはそのような形がないように思われます。

サンプドリアミラン アンカー脇


 例えばこのシーンではハイプレスをかけるものの、ボールを奪えずにアンカーの脇のスペースを使われ軽々と突破されています(緑;バカヨコ、黄;パケタ、青;ケシエ)。

 この試合に限らずこのような場当たり的・即興的なプレーがミランには本当に多いですし、果たして試合前に各試合・対戦相手に応じた戦術指導がなされているのか疑問を覚えてしまいます。
 
 ハイプレスの拙さの他にも、2ライン間が不自然に空いていたり、ボールホルダーへの寄せが甘かったりなどの問題点も挙げられます。



まとめ

 結果的には0-2で勝利を収めることが出来たわけですが、戦術的には完敗であったというのが僕の見解です。
 おそらく試合を観戦したミラニスタの方も似た感想をお持ちではないかと思われます。


 確かに、前半終盤や後半途中からはラインの間延びしてきたサンプドリア相手に何度かチャンスを作りましたが、質・量ともに十分ではありませんでした。

 無失点の理由はレイナの卓越したパフォーマンスがあったからですし、得点はクトローネの常人離れした決定力のおかげですしね(アシストした2人も素晴らしかったですが)。


 普段は「勝った試合にはあまり文句は言わない」というのが個人的なスタンスなのですが、ウィンターブレイク明けということもあり改善を大いに期待していた試合だったにも関わらずこの出来でしたから、少し不満を吐露させていただきました。

 果たしてこのチーム状況でリーグ後半戦に臨み、4位フィニッシュを果たすことができるのでしょうか・・・?

 縦に速いサッカーをやれば十分に輝けるメンバーは揃っているだけに、なぜそれをやらないのか理解に苦しみます。



最後まで読んでいただきありがとうございました。


[ 2019/01/14 11:45 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(0)

【セリエA19節】 ミラン対SPAL 【マッチレポート】


スタメン

SPALミラン1


前半

好調の滑り出し


 開始前から既に尻に火の付いていた状態のミランが積極的に攻撃を仕掛けます。
 SPALはハイプレスの頻度・程度ともに少なく序盤から5-3-2のミドルブロックで対応した一方、ミランはスソにボールが渡った時をスイッチに周りの選手が積極的に動き回って相手の守備をかく乱する形が目立ちました。

 後は単純なDFライン裏への飛び出しですね(SPALはガッツリ引いていたわけではなかったので)。足元でボールを受けるのが大好きなあのスソも積極的に裏抜けをしていましたからね(笑) 怪我明けであのパフォーマンスは素晴らしいです。


 その後何度も惜しいチャンスを作ったミランでしたが、なんと13分にロングボールを完璧に収めた元ミランのペターニャにゴールを決められまさかの失点。


 しかしそれで気落ちしなかったミランは16分、カスティジェホが素晴らしいシュートを決めてすぐさま同点に追いつきました。



 このゴールの起点になったのもスソの裏抜けでしたね。カスティジェホのボール奪取→ゴールの流れも本当に素晴らしかったです。



エースストライカーの絶不調

 今回の試合の前半は相手の守り方やミランのモチベーションの高さ、そしてチャルハノールが実質司令塔のような形でのプレー(こちらの記事「チャルハノール・システム(仮)、遂に誕生か?」にて詳述)するなど様々な要因がありその後もミランが完全にゲームを支配しましたが、追加点を奪うには至らず。

 ケシエのファイナルサードでのプレー精度の低さも要因の1つでしたが、何よりもこの試合(の特に前半)ではイグアインの不調がとにかく痛かったですね。

 動きが極端に少ないため相手のマークもほとんど外せず、いい形でボールを持っても無理にドリブルしては奪われてといったように明らかに精彩を欠いていました…。

 普段と違いボールはかなりの頻度で来ていましたし、彼のコンディションさえ良ければ前半の段階で最低でも1点は取っていたのではないでしょうかね。


 というわけで前半は1-1で終了。


後半

SPALの戦術的修正


 後半からSPALはメンバーを交代し、システムを4-4-2に変更。さらにDFラインの位置も下げたと思います。

 これは、前半に突かれまくったWB(特に左)の裏のスペースを消すためでしょうね。前半はチャルハノールからスソへのロングフィードがズバズバ決まっていましたしね。

 この変更でその分中央が手薄になるわけですが、中央に主に陣取るのがイグアイン(絶不調)とケシエ(ボールを持って崩すプレーが苦手)でしたからさほど問題にはならず。

 頼みのスソサイドにボールを集めますが、前述の通り相手がシステムを変更しサイドに人を集めたことで上手くいかず、前半と打って変わり攻めあぐねる展開になりました。



待望の瞬間

 これに対し、ガットゥーゾ監督は決断。62分にアバーテ、カスティジェホに代えてカラブリアとクトローネを投入し、SPAL同様4-4-2に変更します。

 イグアイン交代じゃないのかよ!と思った方もおられるかと。少なくとも僕はそうです(笑)すみません。

 4-4-2同士の対戦ではシステムの噛み合わせ上1対1がピッチ上で起こりやすく、基本的には戦力が上のチームの方が有利に試合を進めやすい傾向があります(今回の場合はミラン)。そういった戦術的判断によるものだったのか…はたまたイグアインへの全幅の信頼の表明か…。

 いずれにせよ、この選択は大正解でありました。64分、スソのスルーパス→カラブリアのクロス→チャルハノールの折り返しと見事な繋ぎを見せ、最後はイグアインがゴールを決めてミランが逆転に成功しました。



 ゴール後の各選手、監督、コーチ、そして何よりイグアインの喜びっぷりは本当に感動的でした…。2カ月ぶりの、待望のゴールでしたね。



 その後の試合展開についてですが、審判の不可解な判定やスソの退場などいくつかの見どころはあったものの、基本的には両チームともに攻めきれない展開が続きました。

 しかし後半アディショナルタイム、SPAL側が決定機を迎えたもののドンナルンマがスーパーセーブでチームを救い、試合終了。

 ミランが5試合ぶりの勝利を収めました。



まとめ

 完勝とは言えないまでも5試合ぶりの得点&勝利、そして何よりイグアインにゴールが生まれたということで非常に良い形で前半戦を終えることが出来ました。

 試合開始の選手たちの気迫のこもったプレー、イグアインのゴール後のチームメイトやコーチ陣の行動などからも、チームが1つにまとまっている印象も強く受けましたしね。

 後はとにかく戦術面の向上ですね。チームの一体感という点では申し分なさそうですし、後はここさえ向上できれば4位フィニッシュが現実味を帯びてきそうです。


 さて。次のリーグ戦はカップ戦を挟んでジェノアとの1戦になります。

 前回の対戦ではロマニョーリのアディショナルタイムでのゴールで辛くも勝利を収めましたが、相手も監督がプランデッリに代わって非常に戦術的な対策を施してくるでしょう。

 まずはしっかりと休んでコンディションを回復してもらい、次戦は万全の状態で挑んで欲しいですね。


Forza Milan!


最後まで読んでいただきありがとうございました。

[ 2019/01/01 20:30 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(0)

【セリエA18節】 フロジノーネ対ミラン 【マッチレポート】


前後半まとめて解説します。


スタメン

フロジノーネミラン1



可変システムとその効果

 上記のようにミランの基本システムは4-3-3だったわけですが、崩し・フィニッシュの局面においては左ウィングのクトローネが中に絞って4-4-2(厳密にいえばチャルハノールとカスティジェホも内に絞った4-2-2-2)のようになる形が多かったですね。
 
 始めから4-4-2でポジショニングする場合と異なり、クトローネが外から中へと動くことで流動性が生まれ相手DFがマークに付くのが難しくなるという利点があったと思います(その利点を活かせたかは微妙なところですが…)

 また、守備においてクトローネは3人の前線の中の1人としてファーストプレスに参加。
2トップで守る場合のミランはプレスの連動性が低いため簡単に躱されることが多く、ほとんど機能していない試合も多々見られるのですが、3トップの場合は単純にファーストプレスの人数が1人多いため相対的には守れている印象です。

 この試合でも相手の3CBに対して3トップをあてることで、ある程度相手のビルドアップを阻害してロングボールを蹴らせていた場面も見られましたね。


フロジノーネミラン2


 この試合におけるミランの選手の平均ポジションを図示した画像がこちらです(左攻め。Whoscoredより引用)。

これを見ると、右ウィングのカスティジェホ(7)に比べてクトローネ(63)の位置がかなり中央寄りであったことがはっきりわかりますね。



フロジノーネの積極性とその代償

 対するフロジノーネは僕の想定以上にパスを繋いでアグレッシブに攻めてきた印象です。
 中盤のマイエッロやクリセティグをしっかり経由しつつ、サイドに展開してクロスを上げたり相手CB―SB間にロングボールを蹴り込んだりと、場当たり的ではなくある程度狙いを感じる攻めを見せていました。

 また、守備においてもボローニャ対ミラン戦のボローニャほどガッツリ引いて守るわけではなく、中盤でボールを奪おうとする意図が感じられました(VAR判定により幻のゴールとなったあのカウンター攻撃のシーンも、中盤でボールを奪ったところから始まりましたね)。

 しかしその裏返しとして、DFラインと中盤の間に結構なスペースが生じることが多々ありましたし、ミラン側はそのスペースをチャルハノール、カスティジェホ、イグアインなどが利用してチャンスを作るシーンも見られましたね。



一進一退の攻防

 試合展開についてですが、ミランがのろのろとポゼッションし、フロジノーネがカウンターを中心にチャンスを作るというのが前後半においておおむね見られた形です。

 ミランは主に個人技でチャンスを作り出すシーンが多々あったものの決めきれず、一方のフロジノーネも先述の攻めや鋭いカウンターでゴールを狙いますが決めきれませんでした。

 終盤になりオープンな展開となったことでチャンスの質も高まり両チームが決定機を迎えましたが、ミランはイグアインが盛大に外し、一方フロジノーネの渾身のカウンターからの決定機はドンナルンマの素晴らしいセーブで防がれ万事休す。








 試合はスコアレスドローに終わりました。



まとめ

 この試合でミランはリーグ戦4試合連続ノーゴールとなったわけですが、どうやらこれは34年ぶりの出来事だそうです。

 あといくつ改善の乏しいこういった試合が続くのか…億劫になりますね。

 
 報道では、次節のSPAL戦での勝利がガットゥーゾ監督続投のための絶対条件とのこと。さらに、勝利した場合でも内容によっては解任の可能性があるそうです。

 ミランにこれ以上勝ち点3を逃す余裕などありませんから、次のSPAL戦は必勝でしょう。
 ですがこれ以上ガットゥーゾ・ミランが続くというのも好ましくない…。

 SPAL相手に辛勝するもガットゥーゾ監督は辞任(解任)というのが現状のチームにとってベストなシナリオという気が個人的にはします。

 何だかんだここまでチームを指揮してくれたガットゥーゾ監督に負けて解任という結末は悲しいですしね。


 いずれにせよSPAL戦こそは勝利を収めて欲しいと思います。


Forza Milan!


最後まで読んでいただきありがとうございました。

[ 2018/12/27 19:34 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(0)

【セリエA第17節】 ミラン対フィオレンティーナ 【マッチレポート】


スタメン


ミランフィオレンティーナ1



前半

ヴィオラのハイプレッシングとその弱点

 アウェーのヴィオラでしたが、守備時には非常にアグレッシブなプレスをかけて主導権を握ろうとする意図が見えました。

 2CBの片方に対しCFのシメオネ、両SBには両WGのミララスとキエーザ、そしてアンカーのマウリには主に右インサイドハーフのベナッシが上がってマークに付き、担当の相手がボールを持った瞬間にハイプレスをかけることでミランのビルドアップを阻害しようとしていたかなと。

 しかし特に序盤はハイプレスの連動が上手くいかず、ミランに容易にプレッシャーを突破される場面も目立ちました。

 その原因として、相手アンカー(マウリ)や時にCBのマークを担当したベナッシが空けた右サイドのスペースに対する管理ができておらず、そのスペースにいるミラン側左インサイドハーフのチャルハノールへのマークが甘かったことなどが挙げられるでしょう。

ミランフィオレンティーナ2


 これは開始序盤のシーンですが、このシーンではマウリの下がる動きにヴェレトゥとフェルナンデスの2人が対応してしまったことで中盤に大きなスペースが空いてしまいました。
 そこでドンナルンマがそのスペースに入ったチャルハノールへロングボールを出すことで容易にプレッシャーを躱し、敵陣へと侵入することができましたね。




ヴィオラのマンツーマンディフェンスとその効果

 プレスを躱されリトリートした後のヴィオラも、非常にマンツーマンかつアグレッシブな守備の意識が高かったですね。

 下がってボールを受けに来るイグアインに対してはほぼ必ずCBが付いてきましたし、下がったり中央に流れたりするWGのスソやカスティジェホに対しても対面のSBが担当スペースを放棄してまで食いついていくシーンが目立ちました。

 データ(Whoscoredより)によれば、この試合におけるヴィオラのタックル数は「29」、インターセプト数は「10」。これはミランのタックル数「18」、インターセプト数「」を大きく上回る数字であり、彼らの守備におけるアグレッシブさを裏付けるデータといえそうです。


 しかし、その分守備ラインはかなり乱れがちでしたし、ミランとしてはその空いたスペースを突くことができればよかったのですが……。序盤のカラブリア・スソの良い連携プレーが見られて以降はそういうシーンはかなり少なかったと記憶しています。

 ですから、相手のマンツーマンに近いアグレッシブな守備にかなり苦戦していた印象が強いです。特にカスティジェホは完全に沈黙していましたね…。

 

活かせないチャンス

 チャンスシーンに目を移しますと、上記の通りヴィオラの守備にはやや緩いところがあったため何度かミランがチャンスを作り出します。

 しかし、主にチャルハノールがそれらをふいにしてしまいゴールならず…。

 チャルハノールは焦りや不調もあってか、フィニッシュの局面でミスを犯してしまうシーンが頻発しました…。今回は中央付近でプレーできたこともあってチャンスには多く絡めていただけに、普段以上に彼自身の問題点が浮き彫りになってしまった印象です。


よって前半はスコアレスで終了。



後半

システム変更の弊害


 得点を奪えず痺れを切らしたミランは67分、マウリとカスティジェホに代えてクトローネとラクサールを投入し、システムを4-4-2へと変更します。

 しかし、有り体にいってこれは大失敗でした。

 まず1つ目の問題は中盤の守備力の低下です。アンカーのマウリを下げて2ボランチに変更、しかもその位置にカラブリア、チャルハノールを置くという超攻撃的もとい無謀な起用をしたことで、中盤で相手の攻撃を押し止めることが出来なくなりました。

 そして2つ目の問題として、2トップの守備がほとんど機能していなかったことです。イグアイン、クトローネは2人とも自身の背後にいる相手アンカーへの意識が極めて希薄(いわゆるカバーシャドーが出来ていない)でしたし、そのためDFラインからアンカーへと容易にパスを出されていました。

 このようにして守備が更に機能しなくなったために押し込まれてしまい、それによって攻撃にも支障をきたすというまさに悪循環を起こしてしまいました。


 そして遂に73分、カラブリアを軽々と躱したキエーザがバイタルエリアから強烈なミドルシュートをネットに突き刺し、ヴィオラが先制に成功します…。




  今のミランは一度渡してしまった流れを取り戻せるチームではありません。
その後は勝ち越しはおろか同点弾を奪うこともできずに試合終了。



まとめ

 この敗戦によりミランはリーグ戦3試合連続ノーゴール、そして順位も5位に転落ということになりました…。

 ガットゥーゾ・ミランから感じる限界についてはここ数日の記事で何度も書いているため割愛します。


 さて。次節の相手はフロジノーネです。
 19位に沈むチームではありますが、油断して勝てる相手でないことはここ最近のミランの試合内容を見れば明らかです。

 ボローニャ戦のように守備を固められた場合、果たして今のミランが得点を奪うことはできるのでしょうか…?


 内容にはあまり期待できませんが、ガットゥーゾ監督の進退が懸かった(と言われている)1戦ということもあり、結果には大注目ですね。


Forza Milan!


最後まで読んでいただきありがとうございました。


[ 2018/12/25 07:00 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(0)