ラツィオ戦プレビュー【コッパ・イタリア1stレグ】



予想スタメン

コッパイタリア準決勝1stレグ、ラツィオ戦の予想スタメン(『Sky』より)は以下の通りです。


システム;4-3-3

GK;ドンナルンマ

DF;カラブリア ムサッキオ ロマニョーリ ラクサール

MF;ケシエ バカヨコ パケタ

FW;スソ ピョンテク ボリーニ



正直なところ、予想以上に主力を起用するのだなぁと驚きました。

ラクサール、ボリーニ以外は現状のベストメンバーです。アバーテ、クトローネ辺りは先発で出るものとばかり思っていましたが…。


まぁそれだけカップ戦にも力を注ぐということでしょうかね。ユーヴェが既に敗退している今季は優勝の千載一遇の好機ですしね。



直近成績

ラツィオ;2勝0分3敗 3得点 5失点
ミラン;4勝1分0敗 12得点 2失点




直近成績で言えばミランが圧倒的ですが、ラツィオは後述するように怪我人が非常に多かった点は留意すべきかなと。

なお直近5試合の直接対決の結果はミランの1勝3分1敗です。



怪我人続出

インモービレ、ミリンコビッチ・サビッチを始め、一時期のラツィオは非常に多くの怪我人を抱えていました。

現在もルイス・アルベルトやワラセなどが離脱しているようですが、上記の2人も戻ってきており最悪の時期は脱した様子です。

このカップ戦で復帰して間もない主力をスタメンで出してくるのかはわかりませんが、いずれにせよ簡単に勝たせてくれる相手ではないでしょうね。



試合展開・結果予想

ホームということもありますし、ラツィオがポゼッションしてミランが引いて守る展開になるかなと。

今のミランの戦術からしてみれば望むところですし、カウンターから1、2点取って2ndレグに折り返せれば最高に近い展開ですね。


ポイントはサイドの攻防ですね。

守備に関しては例によってスソのいる右サイドが弱点になり得ますし、攻撃に関してはボリーニのいる左サイドが不安要素です。

彼らの短所をチームの組織力で補いつつ、自身の長所(スソであればファイナルサードでの破壊力、ボリーニは献身性と決定力)を存分に発揮してもらいましょう。



最後に結果予想ですが、ラツィオのスタメンが未知数なのでいつも以上に予想が難しいですね。

彼らが戦力・やる気共に今出せる全力で来るならば引き分けの可能性(0-0か1-1)が高そうですが、そうでないならばミランの勝利(0-1か0-2)が濃厚かなと。

いずれにせよ1stレグということもあり、それほど多くの点は入らないと見ています。




ミランは現在3連勝中ですし、コンペティションが違うとはいえこの流れは切りたくありません。

強敵相手ではありますが、何とか勝利を収めて欲しいですね。


Forza Milan!
[ 2019/02/26 09:30 ] 試合 プレビュー | TB(-) | CM(0)

【セリエA25節】 ミラン対エンポリ 【マッチレポート】

スタメン

ミランエンポリ1


前半


ミランの攻撃、エンポリの守備


ミランがポゼッションする展開。

エンポリは5-3-2のミドルブロック。

具体的には2CFがアンカーのバカヨコへのパスコースを消し、ボールをサイドに誘導する。

その後ミランSBにボールが渡れば、インサイドハーフが中央へのパスコースを切りながらプレスをかける形が基本。

要はサイドに追い込んで奪うというサッスオーロ戦と同様の守備戦術でした。


これに対し序盤のミランは横パスを多用し、相手の中盤3枚をずらしながら前進するという方法で相手を押し込んでいきます。


そうして優勢に試合を進めていると10分、リカロドのアーリークロスにパケタが頭で合わせてミランが先制!…と思いきや、VARによってノーゴールに。

明らかなオフサイドでしたので致し方無し。



機能不全


その後ミランは攻めあぐねる展開に。

その理由としては大きく分けて2つが考えられまして、1つは右サイドがあまり機能しなかったからでしょうね。

今回はサスペンションのスソに代わってカスティジェホが右WGで先発したわけですが、彼とケシエ、そして久々の先発となったコンティの関係性が(前半は)良くありませんでした。


普段はスソにボールを預け、彼の周囲をケシエやカラブリアが動き回ってパスコースを作るという明確な関係が構築できているものの、今回は不慣れなトリオだったというのもあってかパスがズレたりプレーエリアが被ったりといった場面がやや目立ちました。

それでもカスティジェホ辺りは強烈なミドルシュートを放つなど、個人の見せ場はいくつか作っていましたけどね。



そして機能不全を起こしたもう1つの理由はパケタの不調(普段と比べて)でしょうね。


再三言っていますが、ここ最近のミランの好調の1つの要因は、パケタとチャルハノールの流動的な動きによって相手のブロックを崩せるようになったことです。

しかしこの試合のパケタはというと中央に留まる時間が長く、プレーも前半途中からは裏抜けが主体でチャルハノールとのパス交換やポジションチェンジがあまり見られませんでした。

中央に固定しているだけだと相手も容易にマークができますし、実際にパケタに対してはCBがラインを飛び出して付いてきたりする動きも見られました。


試合後のガットゥーゾ監督によれば、パケタは風邪で今週は1度しか練習に参加できなかったとのことですので、それもパフォーマンスに大いに影響したのでしょうね。



データも参照しましょう。

bandicam 2019-02-23 13-01-59-125

上図はこの試合におけるパケタのヒートマップ。



bandicam 2019-02-23 13-02-28-456

そしてこちらはカリアリ戦におけるパケタのヒートマップですが、こうして見比べるとやはり中央でのプレーが多かったかなと。


後者(カリアリ戦)では左サイドが満遍なく青くなっているのに対し、前者(エンポリ戦)はセンターサークル付近の色が濃くなっていますからね。



前半中盤~終盤の攻防


上記のようなことが原因で攻めあぐねたミランでしたがエンポリも攻めあぐねます。

エンポリにはカウンターからサイドを突破される形もありましたが、ロマニョーリを中心に素晴らしい守りを見せて決定機を作らせません。

…最近のロマニョーリ素晴らしすぎませんか?笑



というわけで前半はお互いにチャンスは少なく、スコアレスで終了



後半


怒涛の2得点

大きな変更はなさそうでしたが、サイドに張るカスティジェホに一端ボールを預け、それに合わせて周りが動くという形が整理されたかなという印象でした。

要は普段スソがいる時と同様の形なのですが、前半はここが曖昧になっていた気がしますしね。

すると早速、カスティジェホのボール奪取からケシエ→チャルハノールと繋ぎ、最後はピョンテクが決めてミランが先制に成功!

その数分後にはカスティジェホのスルーパスに抜け出したケシエが冷静にシュートを決めて2点目を奪いました!


1点目はカスティジェホの献身性がボール奪取、延いては先制点の起点となりましたし、2点目はドリブル突破から正確なスルーパスでアシストと、彼の長所が存分に発揮された2得点だったかなという印象ですね。

もちろんケシエも素晴らしいですし、チャルハノールも素晴らしいですし、ピョンテクも素晴らしい(笑)



安定の守備と3点目

2点を奪われたエンポリがポゼッションしますが、ミランが安定の守備を見せてチャンスを全く作らせません。

こういう展開になると今のミランは本当に安心して観られますし、これでもう少しカウンターの精度が上がれば盤石のチームになれますね。

エンポリは両サイドを幅広く使ってDFラインを押し広げようとしていたようですが、4-5ブロックが相手ではそれも難しく。


66分、コンティの見事なクロスにカスティジェホが合わせて3点目。ミランが試合を実質的に終わらせました。



待望の復帰


ミランは80分、バカヨコに代えてビリアを投入。

遂にビリアが実戦復帰を果たしました!

早速鋭い縦パスを入れるなどらしいプレーを見せてくれましたし、今後の本格的な復帰が楽しみですね。


試合展開については、攻撃では主にチャルハノールが縦横無尽に動いてパスを受けつつ、カスティジェホや途中投入のボリーニがドリブルで仕掛けてチャンスを作っていく形。

普段から流動的なチャルハノールの動きではありますが、今回の後半はいつも以上に動き回っていた気がしますね。

実質トップ下のような形で、上下左右に頻繁に顔を出していました。


守備についてはパスミス等から危ないチャンスを1、2度作られましたがそれ以外は安定。


試合はそのまま終了



まとめ


ミランが見事な勝利を収めました!


得点が決まってからの後半は安定の一言に尽きますし、安心しきって僕の集中力が切れること以外は本当に素晴らしいです(笑)

カスティジェホ、コンティといった現状の控えメンバーがきっちりと結果を残しつつ勝利を収めたというのも、まだまだ続く長く険しいリーグ戦に向けて大きかったかなと。

これからもずっと固定メンバーで戦い続けるわけにはいかないでしょうからね。



さて。次節の相手はサッスオーロです。

相性的に今のミランなら勝利は固いと思いますが、油断することなく確実に勝利を収めて欲しいですね。


Forza Milan!


最後まで読んでいただきありがとうございました。


[ 2019/02/23 21:30 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(2)

【エンポリ戦】 ガットゥーゾ監督試合後インタビュー&雑感



セリエA25節、ミラン対エンポリの一戦は3-0でミランが勝利を収めました。

そして試合後、ガットゥーゾ監督は以下のように答えました。


「前半のパフォーマンスは気に入らなかった。エンポリを苦しめることなくただボールを回していただけだったからね。私は激怒したよ。ハーフタイム後になって動きはずっとよくなったね。」

「パケタは風邪の影響で今週は1度しか練習できなかった。」


ソース;sky sport italia




今のミランだと守備的な相手から先制点を奪うのに多少の時間がかかってもおかしくないと思ってはいたのですが、それにしても前半は良くなかったですね。


その理由の1つとしてパケタの不調(といっても普段と比べてという意味です。攻守においてそつなくこなしてはいました)が考えられましたが、やはりコンディション不良だったようですね。

ただそういった状況でも先発ですから、彼が如何にチームにとって重要な選手かがわかります。



試合に関しては後半早々に点を奪ってくれたので、それからは安心して観られました。


今のミランはとにもかくにも守備が重要です。無失点に抑えさえすれば後はピョンテク、チャルハノール、パケタ辺りが勝手に点を取ってくれますからね(笑)


カウンターの精度には相変わらずの課題は残りますが、この試合もクリーンシートで抑えられたのは大きいですね。




最後に注目の右サイドコンビについてですが、2人とも素晴らしいプレーで結果を残してくれましたし、カスティジェホに関してはこの試合の個人的MOTMです。

ただ、プレーに関しては良くも悪くもこれまで通りだったかなと。


彼はキック精度が高いためシュートやクロスが正確ですし、守備にも非常に献身的に走り回ってくれます。

一方で周囲の使い方が上手くなく、細かいテクニック(狭い場所でボールを受けてキープ、またそこから散らす能力など)はあまりないのである程度スペースがないと厳しい部分があります。


コンティとプレーエリアが被り、かつ相手が引いて守ったことで使えるスペースの少なかった前半のパフォーマンスが悪かった一方で、コンティとの連携が多少改善し、かつミランの先制後に相手が前掛かりになったことでスペースの出来た後半のパフォーマンスが素晴らしかったのは偶然ではないでしょうね。


ですので、この試合のパフォーマンスを以てスソより攻撃においても有用だと断言するのは早計だと個人的には思います。

元々スペースがあればこの位はやれていた選手ですしね(サッスオーロ戦が典型例)。


もう少し味方を使える選手になれれば更なる活躍も見込めると思いますし、今回の結果を糧に大きく成長して欲しいですね。



コンティに関しては、良いところと悪いところの両方が出たかなと。
クロス精度についてはもはや正確無比の一言に尽きますし、この試合でもカスティジェホに見事なクロスを上げて3点目をアシストしました。


一方で、攻め上がりのタイミングや守備全般の動きは気になりましたし、まだまだ本調子からは遠いのかなと。

ただし、特に前者に関しては試合勘の問題が大きいと思うので、今後も継続的に起用されていく上で改善されていくかなと思います。


個人的にはスソとコンビを組んだ時にどういうプレーになるか見てみたいですね。守備面はかなり心許ないですが(笑)


[ 2019/02/23 11:06 ] 試合 試合後インタビュー | TB(-) | CM(0)

エンポリ戦プレビュー


予想スタメン




この試合のスタメンで注目すべきは、スソの代役と右SBですね。

『Sky』によればそれぞれカスティジェホ、カラブリアとなっていますが、別メディアによれば前者はボリーニやクトローネ、後者はコンティ先発の可能性が取り沙汰されています。

いずれにせよ普段とは違う組み合わせになりますし、ここのスタメンとそのパフォーマンスには注目です。




直近成績

ミラン;3勝2分0敗 9得点 2失点

エンポリ;1勝2分2敗 8得点 8失点




なお、直近5試合における直接対決の結果はミランの2勝2分1敗です。




エンポリ3-0サッスオーロについて


これまで8戦勝ち無しのエンポリでしたが、前節に11位のサッスオーロと対戦して3-0の大勝を収めました。

いきなりの大勝劇で困惑した方も多いと思いますが、この試合での彼らの勝因は明確かつソリッドな守備戦術でした。

説明すると…

・エンポリのシステムは5-3-2、サッスオーロは4-3-3

・相手CBのボール保持時、2トップの2人がアンカーへのパスコースを消してボールをサイドへ誘導

・相手SBに渡った瞬間にインサイドハーフが中へのパスコースを切りながらプレス

・相手に第一プレッシャーラインを越えられた後は2トップの片方が下がって中盤でダイヤモンド型を形成(5-4-1ダイヤモンド)し、中央のパスコースを消す。




結局のところ、徹底的に中央を経由させず同一サイドに閉じこめてしまおうという狙いがあったのでしょうね。

実際この効果は抜群で、サッスオーロは全く中央エリアを使うことが出来ず、サイド(主に左サイドのボガ)からの独力でのドリブル位でしかチャンスを作れませんでした(特に前半)。

後は良い形でボールを奪い、おぼろ豆腐のような固さを誇るサッスオーロ守備陣に対してカウンターを中心にズタズタにした結果、上記のスコアとなりました。




注目プレーヤーについて


上記に挙げたサッスオーロ戦でのパフォーマンスのみから判断させていただきます。

本当は1試合だけで判断するのは良くないんですけどね(しかも相手はサッスオーロ)。イアキーニが監督に就任した時点で……だったので最近のエンポリの試合はこれしか観ていません(笑)



まずアンカーのベナセルがビルドアップ・カウンターの両方の起点として絶大な貢献を果たしていました。

そのパスの受け手としてはインサイドハーフのクルニッチが素晴らしかった。
2ライン間でパスを引き出し、そこからのドリブルで相手守備陣を崩していきました。


もう1人挙げるとすると、2トップの一角でプレーしたファリアスでしょうか。
流動的にサイドに流れながらWB、インサイドハーフと絡んでポゼッションに貢献しつつ、1ゴール1アシストと結果も残していましたね。




試合展開・結果予想


ホームということもあり、少なくとも序盤はミランが主にポゼッションする展開になるでしょうね。

エンポリは9戦ぶりに勝利を収めた前節と比べて戦い方を大きく変えるつもりはないでしょうから、上記の守備戦術で臨むと思われます。

ミランとしては、サイドに誘導された際にどう対処するか(連携でゴリ押し突破、もしくはサイドチェンジなど)が重要になってくるでしょう。

こういうときにはスソがいて欲しいんですけどね。なぜ今回に限って…笑


チャルハノール―パケタラインは安定しているので、後は急造の右サイドコンビ(トリオ)がどれだけやれるかに注目したいです。



守備に関しては、いつも通りの戦術なら早々やられることはないでしょう。

中途半端なボールロストだけは避けて欲しいですね。



さて。最後に結果予想ですが、順当にいけばミランの勝利は間違いないでしょう。
2-0か3-0だと思いますし、そうなって欲しい(笑)



折角アウェーでアタランタに勝利を収めても、こういう試合をものにできなければはっきり言ってCL権は獲れません。

確実に勝利を収めて欲しいと思います。


Forza Milan!


[ 2019/02/22 07:30 ] 試合 プレビュー | TB(-) | CM(0)

【セリエA24節】 アタランタ対ミラン 【マッチレポート】

スタメン

アタランタミラン1


前半

アタランタの攻撃とミランの守備

 序盤は激しい立ち上がりで落ち着かない展開。

 その後はアタランタがサイドを起点に攻めますが、ミランが素晴らしいミドル~ローラインブロックを見せてほとんどチャンスを作らせず。

 いやー、このミランの守備は掛け値なしに素晴らしいと思いました。

 アタランタはチームコンセプトや選手の特性上、鋭いサイドチェンジやDFライン裏へのロングボールの頻度が少ない。それゆえミドルブロックはかなり有効だと思います。


 そして個人に目を向けると、特に目を引いたのがパケタとチャルハノールの守備ですよね。バカヨコとケシエの守備の貢献度はいつも通りの素晴らしさですが、前者2人のチャレンジ&カバーの関係性が相当良かったです。

 攻撃時の相性の良さに関してはこれまで何度も言及してきましたが、これで守備も良くなれば手の付けられないコンビになりそうですね。


 スソも普段よりかはパスコースを消していましたし、守備もそこそこ頑張っていたのではないかと。

 逆サイドにボールがある時は頻繁に攻め残っていましたが、おそらくはアタランタの展開力(サイドチェンジなど)の低さや消極性、そしてボール奪取後のミランのカウンターを見越しての戦術的判断だと(おそらく)思うので致し方無し。



アタランタの守備とミランの攻撃

 守備時のアタランタはサパタとイリチッチが相手両CBのムサッキオとロマニョーリ、トップ下のゴメスがアンカーのバカヨコをマンマークし、両ボランチは両インサイドハーフ(ケシエ、パケタ)、両WBが両SB(カラブリア、リカロド)を厳しくマーク(時にマンマーク)するアグレッシブな形が基本。

 それに対してミランはショートパスに固執せず、前線に上がったケシエやピョンテクへロングボールを送りこんだり、ウィングのチャルハノールがリカロドとパケタの近くにまで寄ってきてビルドアップに参加したりなどで対応。


 チャルハノールのマーカーは基本的に右CBのトロイでしたが、チャルハノールの下がる動きにどこまで付いてくかがやや曖昧に感じましたね。つまりそこで起点を作れるシーンがちょくちょくありました。

 パケタ、リカロド共にキープ力とテクニックがあるため(特にパケタ)、不用意にボールロストすることなくこの3人でボールを上手く前進させるシーンが前半序盤は目立ちました。


 そしてマークを外した後は右サイドへのサイドチェンジから一気にPA付近にまで持ち込み、スソのラストパスから最後はケシエが2度決定機を作りますがゴールには至らず。

 惜しいチャンスを2度作ったものの、その後は先述のアタランタの守備によってほぼ完璧に抑えられてしまいました…。



前半中盤戦の攻防


 前半中盤以降もアタランタがポゼッションする展開でしたが、相変わらずミランが素晴らしい守備で相手にほとんどチャンスすら作らせず。

 「キープレーヤーである」と僕が前日のプレビュー記事で言及したゴメスはバカヨコが完封。途中からゴメスは普段と比べ明らかに精彩を欠いていましたが、ミランの守備とバカヨコによってリズムを狂わせられたという側面はあると思いますね。


 そのためアタランタはもう1人の中心的選手であるイリチッチを中心に右サイドからハイテンポなパス回しで崩そうと試みますが、ここもパケタ、チャルハノール、リカロドを中心に(ほぼ)完封。

 パケタ、チャルハノールの守備時のポジショニングはケシエより良いかもしれません(笑)まぁケシエには圧倒的な機動力とフィジカルがあるので総合的な守備力はケシエの方が上でしょうけどね。


 一方、ミランは攻撃に関しては機能せず。流石に前線に残るのがピョンテク1人(スソが残っていることもありましたが)では上手くカウンターに繋げられないため、アタランタの攻めが続きました。

 すると34分、ワンチャンスをモノにしたアタランタが先制点を奪取…。まぁこの失点についてはイリチッチが素晴らしかったということで…笑



カンピオーネ候補

 同点弾を奪いたいミランが当然前掛かりになりますが、正直この展開はかなり不味いです。
 アタランタは相手のハイプレスを躱す組織力を備えているため、プレスを躱されオープンな状態でボールを持ち込まれる展開に。

 それまでほぼ沈黙していたサパタのスピードが活きるようになり、バイタルエリアからはゴメスが惜しいミドルシュートを放つなど、明らかにチャンスの質・量ともに増え始めます。

 明らかにこの流れは追加失点パターンでしたが……アディショナルタイム、リカロドのアーリークロスに見事に合わせたピョンテクがワンチャンスをモノにしてミランが同点!



 上記の動画を観ていただければ明白ですが……まぁ紛れもなくカンピオーネ(偉大な選手)候補ですよね。

 これほど理不尽なゴールを決められる選手はミランではイブラヒモビッチ以来じゃないでしょうか。試合への継続的な影響力という面ではまだまだ彼には及びませんが、試合の流れなど関係なく決めるこの衝撃は彼を彷彿とさせます。既にシュート精度では彼以上かもしれません。要は最高です(笑)


 というわけで前半は1-1で折り返しました。



後半


待望の瞬間

 後半早々からミラン側左サイドを突破される厳しい立ち上がり。
 好調のイリチッチが本領を発揮し、絶妙な位置でボールを受けてドリブルで持ち上がりミランのプレスを躱していきます。

 嫌な流れだなーと思っていたら55分、相手DFのクリアを拾ったチャルハノールがバイタルエリアから強烈なミドルシュートを放ち、ミランが逆転に成功!!



 チャルハノール擁護派としてこれほど嬉しい瞬間はありません。

 これまで得点機を何度も逃し続けていたのは紛れもない事実ですし、そのことについての批判は妥当だとは常々思っていましたが、プレースタイル的にこれまでもチームにとって極めて重要な選手であったことは間違いないですからね。

 金銭的理由でもない限りは絶対に放出などして欲しくありませんでしたし、こうして結果を残してくれると堂々と主張できますね(笑)



待望の瞬間その2


 59分、アタランタはゴメスに代えてクルセビスキを投入。明らかに精彩を欠いていましたし、交代自体はまぁ妥当かなと。

 ただ、代わりに投入されたクルセビスキは見覚えがない選手だったので調べてみたらなんと18歳の若手選手で、今季2試合目の出場とのこと。

 プレーを見ても現時点でゴメスの代わりはまだまだ厳しい感じでしたし(その歳でゴメスの代わりを務められたらドンナルンマ級の逸材ですが。笑)、ミランにとってはかなり助かったかなと。


 そして交代直後の61分、ミランがCKからピョンテクが頭で合わせてミランが3点目を奪いました!!


 今季のミランがセットプレーから得点を奪ったのは、僕の記憶している限りELでのサパタのゴールのみです。
 セットプレーからの得点不足は大きな課題の1つでしたし、そういう意味でもこのゴールは価値あるものだったと言えそうです。



後半中盤~終盤戦の攻防


 かなり冗長になっていますし、後は取りたてて書くことも少ないので流します(笑)

 ミランは後は無難に処理しつつ、時にハイプレスをかけながらアタランタを牽制。


 ゴメスの欠けたアタランタは完全にイリチッチ頼み。それでも1、2度得点チャンスを作るのは流石に組織されたチームだなと感じましたね。



 終盤は僕がコーヒーをこぼすという大事件を起こし、その処理に追われたため集中して見られませんでしたが、試合後スタッツを見る限り大したピンチはなかったのでしょう(笑)


試合は1-3で終了。



まとめ

 試合後、両監督ともに口にしたのが「ハーフタイム直前のピョンテクの同点ゴールが大きかった」というもの。

 僕も全く以て同感です。先述したように、あの流れは間違いなくアタランタの追加点パターン(前掛かりになった相手をトリデンテで仕留める)でしたし、あそこで嫌な流れを断ち切るスーパーゴールがなければ最終スコアは全く異なっていた可能性も十分に考えられます。

 しかし、先制されるまでのミランの守備は非常に組織的で素晴らしいものでしたし、それは先制されるまでアタランタにほとんどチャンスを作らせなかったことからも明らかです。
 この点は十分に評価されるべきだと思います。


 まぁその後のカウンターの精度が低く、攻められっぱなしだったという点を考慮すると評価は下がりますけどね。


 要はどの部分を重要視するかで試合の評価は変わってくるかなという印象ですね。僕のこの試合の解釈及び評価はここまで長々と語った通り、肯定的です。



 さて。次節の相手はエンポリです。

 現在の彼らは18位と降格圏に沈んでおり、指揮官はイアキーニ(僕の〇いな監督ランキングで1、2を争う人)ということで勝利は絶対です。

 今のチーム状況であればさほど心配はしていませんが、おそらくエンポリはガチガチに引いて守ってくるでしょう。

 ここ最近とは少し異なるアプローチが要求されるでしょうが、ミランには確実に勝ち点3を手に入れて欲しいですね


Forza Milan!


最後まで読んでいただきありがとうございました。


[ 2019/02/17 21:00 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(2)

【アタランタ戦】 ガットゥーゾ監督試合後インタビュー&雑感


 セリエA24節アタランタ対ミランの1戦は、1-3でミランの勝利に終わりました。

 そして試合後、ガットゥーゾ監督は以下のように答えました。

「この試合のミランには多くのクオリティが伴っていた。だが、より重要なのはチームのために全員が惜しみなく働いたことだ。それが最も重要だ。」

「ピョンテクとパケタは今の状況に満足しているだろう。だが、彼らの好調の理由はチームメイトのおかげでもあるだろうし、2人もそれに気づいていると思うよ。チーム全体が上手く機能している。我々はこのメンタリティを失ってはならないね。」

「ハーフタイム直前に同点になったのは非常にラッキーだった。そうでもなければ、あのアタランタを相手に得点を奪うことは非常に難しくなっていただろうからね。ピョンテクはゴールを熱望しているが、同時に素晴らしい動きも見せてくれる。」

「ここ2試合でチャルハノールは我々に更なるクオリティをもたらしてくれている。今のチームはこれまでとは違うね。」



ソース;Sky Sport




 ただただ素晴らしく、そしてとてつもなく大きな勝利をミランが挙げてくれました!!


 まぁ僕は一つ前のプレビュー記事で「結果予想ですが、順当にいけばアタランタ勝利でしょう」などと予想し無様に外したわけですが(笑)


 ただ情けない言い訳をさせていただくとすれば、「順当にはいかなかったからミランが勝った」と言えるのではないかと。

 まず1ゴール目のピョンテクのゴールは純粋にスーパーゴールですし、2点目は今季リーグ戦でゴールのなかったチャルハノールの強烈なミドルシュート。そして3点目は今季ここまでで1つしかなかったセットプレーからのゴール。


 後者の2つに関しては今季のミランが抱えていた大きな課題でしたし、まさかその2つが(少なくともこの試合に限っては)一挙に解決されるとは完全に誤算でした(笑)こういう嬉しい誤算は大歓迎ですけどね。


 ピョンテクに関しても、決定機を確実にモノにしてくれる選手であるとは思っていましたが、まさか決定機ではない局面でもゴールを決めてくれる選手だったとは…(笑)こちらも(嬉しい)誤算でしたね。


 こう言うと「まぐれで勝ったと言いたいのか」と思われかねないのですが、失点を「1」に抑えた守備を始め、試合内容的にもミランに相応しい勝利であったと個人的には考えています(詳しくは次のマッチレポート記事にて)。



 さて。こうなってくるといよいよCLが否が応でも頭に浮かんでしまいますが…

 今節ローマとラツィオが勝利すれば、勝ち点1差でミランの背後にピタリと付いてくることになりますし、まだまだ油断はできません。

 しかし、堅守とカンピオーネFWを擁する今のミランならばCL出場に値するイタリアのクラブだと思いますし、いつも言っていますが4位以内に入れるメンバーは十分に揃っています。
油断はできませんが、CLの可能性は着々と高まっていると思いますね。


 この調子を維持してもらい、ここから目標である4位以内フィニッシュにまで突っ走って欲しいですね!


[ 2019/02/17 08:37 ] 試合 試合後インタビュー | TB(-) | CM(0)

アタランタ戦プレビュー



予想スタメン



システム;4-3-3

GK;ドンナルンマ

DF;カラブリア ムサッキオ ロマニョーリ リカロド

MF;ケシエ バカヨコ パケタ

FW;スソ ピョンテク チャルハノール


 ミランもアタランタも現状のベストメンバー。



直近成績


アタランタ;4勝1分0敗 14得点 4失点
ミラン;3勝2分0敗 8得点 1失点



 どちらも直近5戦は無敗であり、得失点数を見ても両チームのスタイル・強みがはっきりしていますね(アタランタは攻撃、ミランは守備)

 なお、両チームの直接対決の成績はミランの0勝4分1敗。どうりでここ数年勝った記憶がないわけです(笑)



キープレーヤーについて

 
 先述のようにアタランタは攻撃力に特長があり、チームのエースストライカーのドゥバン・サパタはここまで16ゴールを決める大活躍を見せています。

 そんな彼とイリチッチ、ゴメスで構成されたトリデンテの破壊力は凄まじく、セリエAナンバーワントリオといっても全く過言ではありません。

 この凄いトリデンテの中でもとりわけ凄いのがゴメスですね。完全にチームの中心ですし、流動的に動き回って組み立て、崩し、フィニッシュの全局面に絡みますからね。

 彼を抑えずしてミランの勝利はないでしょう。



試合展開・結果予想


 ベルガモであることや、ここ最近の試合内容からしてアタランタがポゼッションしてミランが引いて守る展開になることはほぼ間違いないでしょう。

 アタランタは前述のトリデンテによる中央突破、そして長身の中盤やWB、果てはCBが積極的にエリア内に侵入してクロスのターゲットになるサイド攻撃の両方が組織として確立されていますし、相手にリトリートされてもチャンスを強引に作り出す力があります。

 ムサッキオ、ロマニョーリの両CBが空中戦を譲らないことが必須ですし、加えて普段は守備をサボるスソや空中戦に難のあるカラブリアがどれだけ頑張れるかもカギになりそうです。
 とりあえず先に失点することだけは何としても避けたいですね。


 攻撃に関しては、マンツーマンで守る傾向の強い相手に対し、どれだけ個の力で上回れるかが重要ですね。
 
 いつもの戦術でいくならば守備時に前線に残るのはピョンテクのみになりますし、カウンターになった際に彼がどれだけボールをキープできるか(チームとしてもどうカウンターに繋げるか)も重要になると思います。



 さて。最後に結果予想ですが、まぁおそらく順当にいけばアタランタが勝つのではないでしょうか(あくまで「結果予想」であって「願望」ではありません。もちろん願望であればミラン勝利です)。

 とは言えミランには幾度となくチームを救ってきた偉大な守護神がいますし、前線にはワンチャンスをものにできるストライカーが今はいます。

 粘り強い守備で無失点に抑えつつ相手を疲弊させ、カウンターから1点をもぎ取り勝利を収める。

そういう展開になれば最高ですし、勝つとしたら十中八九こういう展開かなという気がしますね。



 厳しい試合になると思いますが、この試合に勝てればCL圏獲得に向け大きな一歩になることは間違いありません。

 何とかして勝利を収めて欲しいですね!


Forza Milan!

[ 2019/02/16 07:30 ] 試合 プレビュー | TB(-) | CM(0)

【セリエA23節】 ミラン対カリアリ 【マッチレポート】

スタメン

ミランカリアリ1


前半

カリアリの拙攻とミランの好守


 プレビュー記事にてカリアリの不調ぶりについて言及しましたが、実際は想像以上でしたね…。

 まず攻撃は前線に張るパヴォレッティへの雑なロングボールと、左サイドからの単調な放り込みクロスのみ。
 ボランチのイオニタとバレッラが中央でほとんどゲームを組み立てることが出来ず(前方にほとんどパスコースがないので可哀そうでしたが)、サイドにボールを流すだけの非常に単調な攻撃に終始しました。

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 上図はこの試合におけるカリアリのヒートマップ(左攻め。WhoScoredより)ですが、これを見るとバイタルエリアでボールを持つことはほとんどできず、サイド(特に左)からの攻めに頼り切りであることがわかります。



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こちらはミランのヒートマップ(右攻め。WhoScoredより)ですが、こうして見比べると違いは一目瞭然ですね。


 カリアリの拙攻に関しては、ミランの守備戦術もその原因の1つでしょうね。ミランはここ最近やっている4-5-1のミドルブロックを継続し、プレスは控えめで引いて守る守備でした。つまりロングボールを放り込んでもその周囲にはミランの選手が多くいるので、セカンドボールを拾ってからの二次攻撃がまるで機能しませんでしたね。


 ちなみに、この試合で2トップの一角に入ったパヴォレッティさんが空中戦に挑んだ回数は驚愕の14回(守備時を含めれば15回)でした。

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 両チーム合わせたランキングはこのようになっています(WhoScoredより)。さらに言うとパヴォレッティさんは空中戦勝利も7回と断トツの数字を誇っていました。チャンスにはほとんど繋がらなかったものの、彼の奮闘ぶりは素晴らしかったですね。



ミランの攻撃とカリアリの拙守

 上記のカリアリの拙攻とミランの攻守により、継続的に良い形でボールを奪うことに成功したミランはカウンターを連発。ケシエが普段よりも活き活きとしていました(最後の精度はいつも通りでしたが。笑)

 ポゼッション時もピッチを幅広く使いつつ、サイドチェンジを織り交ぜながら相手を押し込んでいく安定したものでした。前にも書きましたがパケタとチャルハノールの関係性が素晴らしく、このコンビなら流動的にスペースに動いて相手守備ブロックを崩してくれるのでポゼッションも機能しますね。


 ただしこの点に関してはカリアリの守備も酷かったです。まずリトリート後のライン設定が低いように感じましたし、プレスも緩いのでミランとしては比較的自由にパスを回すことが出来ました。下がり目に位置するスソに対するマークも甘く、そこで起点を作られたのも大きかったですね。

 そんな中12分、スソが得意のコースからシュート。一度はキーパーに弾かれるも、そのこぼれ球がDFに当たってオウンゴール。ミランが先制に成功しました。

 更に22分、ドフリーのカラブリアが右からファーサイドへ完璧なクロスを送ると、走りこんできたパケタがダイレクトで合わせて追加点。正直この時点で勝手ながら勝利を確信しました(笑)


 その後もピョンテクが決定機を迎えるなどしてカウンターから惜しいチャンスを作ったミラン。対するカリアリは徹底的に左サイドから攻め、SBのペッレグリーニと中央から流れてきたペドロが何とか頑張ってクロスを入れていきますが1つを除き決定機を作れず。


前半はミランの2-0リードで終了。


後半

 後半は取りたてて書くことも少ない内容でしたのでサラッと流します(笑)


3試合連続ゴール

 試合展開はほとんど変わらず。カリアリは相変わらず徹底的に左サイドから攻めていきましたし、ミランはカウンター主体でチャンスを作っていきました。

 そして60分、遂にカリアリが左サイドをぶち破っていい形でクロスを供給し、中央のペドロに繋がりましたがシュートはバーに嫌われゴールならず。

 すると62分、ゴール前でのゴタゴタから最後はピョンテクが決めてミランが決定的な3点目を奪い、実質試合終了。

 ピョンテクはこれで3試合連続ゴール。少ないチャンスをものにできる彼の決定力の高さは本当に素晴らしいですね。



後半中盤~終盤の攻防

 ミランはカラブリア、ピョンテクに代えてコンティ、クトローネを投入。
右サイドを中心に攻め、スソやチャルハノールが決定機を迎えますが決めきれず。

 カリアリは終盤になってようやくブラダリッチを投入し、4-3-1-2に変更。すると途端にバランスが良くなりました(笑)

 しかし一矢報いるには時間が足らず、試合はそのまま終了。



まとめ


 ミランが3-0の大勝を収め、順位も4位に浮上しました。

 ドンナルンマ様が相変わらずのハイパフォーマンスでクリーンシート達成に貢献してくれましたし、ピョンテクとパケタもゴールを決めるなど好調を維持してくれています。

 相手のパフォーマンスの悪さにも大いに助けられた感はありますが、こうして素晴らしい結果を収められたのは今後に向け大きな自信に繋がるのではないでしょうか。



 さて。次節の相手は好調アタランタです。
ミランとは勝ち点差わずかに「1」の5位につけるチームであり、彼らの強さはチームの総得点数がリーグNO1であるという事実が証明しています(50得点。ちなみにミランは32得点)。


 とは言えCL権獲得のためには絶対に負けられない1戦であり、ミランの真後ろにはアタランタだけではなくローマとラツィオ(いずれもアタランタと同勝ち点)が迫っていることを踏まえれば、アウェーとは言え勝利が求められるでしょう。

 厳しい戦いになることは必至ですが、ミランには何とかして勝利を収めて欲しいと思います。


Forza Milan!


最後まで読んでいただきありがとうございました。

[ 2019/02/11 18:30 ] 試合 解説 | TB(-) | CM(4)

【カリアリ戦】 ガットゥーゾ「素晴らしいプレーだった」



ミラン対カリアリの1戦は3-0でミランが勝利を収めました。

そして試合後、ガットゥーゾ監督は以下のように答えました。
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「今夜の我々のプレーは素晴らしかった。もう2、3ゴール決めることが出来たかもしれないが、この結果にとても満足しているよ。非常にソリッドな形で攻撃も守備も出来ていた。」

「チャルハノールはクオリティを備えているだけでなく、チームのために走り回ることが出来る。本当のウィンガーではないが、中盤と前線を繋げることのできる選手だ。彼の役割は気に入っているよ。ドンナルンマは先月から素晴らしいパフォーマンスを見せている。ビリアはこれまで3カ月間離脱していたんだ。正しいフォームを見つけるための時間が必要だ。」



ソース;calciomercato.com




 久しぶりに観ていて安心できる試合でしたね。
 カリアリのパフォーマンスが悪かったのもありますが、ミランも攻守ともに集中できていたと思いますし、何より3-0と結果を出しましたからね。自信に繋がったと思います。



 チャルハノールに関しては……まぁ確かにファイナルサードでのプレー精度はずーっと酷いですし、多くのサポーターから叩かれるのもわかります。

しかし流動的にスペースへと動いてパスを引き出しチャンスに繋げることの出来る選手であり、今のミランでは非常に貴重な選手です。

この試合でも中央、果ては右に流れてスソから縦パスを引き出して決定機に持ち込むなど、彼だからこそできるプレーというものを見せてくれています。

代役候補がボリーニということも踏まえると、現状のシステムならチャルハノールのスタメンが揺らぐことはないでしょうね。

1点でも取れれば一気に改善に向かう気配はありますし、その1点が早く訪れることを願いましょう。



 ドンナルンマに関しては、この試合がセリエA150試合目の出場だったらしいです。
 今日も素晴らしいパフォーマンスを見せてクリーンシート達成に貢献してくれましたし、つくづく19歳とは思えませんね。

 今のミランの失点が減っている最大の要因であることは間違いないですし、今後もこのプレーを続けてくれたら最高です。



 ビリアに関してですが、この試合展開ならば数分でも良いので観たかったのが本音ですね~…。
 次節のアタランタ戦は激戦必至ですし、できればこの試合で状態を確認しておきたかったところです…。


[ 2019/02/11 10:00 ] 試合 試合後インタビュー | TB(-) | CM(0)

カリアリ戦プレビュー



予想スタメン



 前節と同じ顔ぶれとなっています。

まぁ内容はともかくとして結果は残しているだけに、メンバー・システムを変えないで臨むという選択は妥当かなと。



 ただしスタメンはいつも通りですが、この試合ではビリアが招集メンバー入りを果たしています。

中盤に何らかのアクシデントでもない限りいきなり多くの時間出番が回ってくる可能性は低いと思われますが、実戦復帰間近というのは非常に嬉しいですね。



直近成績

ミラン;2勝2分1敗 5得点 2失点

カリアリ;0勝1分4敗 2得点 10失点




 ミランの1敗はユヴェントスとのスーペルコッパであり、かつ残りの4戦がローマ、ジェノア、ナポリ×2であることを考えればかなり良い成績ですね。

一方のカリアリは5戦勝ちなし、加えて降格圏エンポリとのドローを除けば4連敗と絶不調です。

 ちなみに直近5試合の直接対決の結果は3勝1分1敗とミランが勝ち越しています。



怪我人

 上記の通り不調のカリアリですが、加えて怪我人も続出しています。
カストロ、ブラダリッチ、クラヴァンを始め、ビルサやカッチャトーレといった新加入選手も負傷中です。

 それでもバレッラ、パヴォレッティを筆頭に怖い選手が多数いるものの、かなり苦しいチーム状況と言えそうです。



試合展開・結果予想


 ミランが主にポゼッションする展開になることは間違いないでしょう。
そして数カ月前に僕が観たカリアリと同じならば、彼らは(序盤は)ハイプレスで守り、攻撃ではロングボールを主体としてパヴォレッティを中心にエアバトルを仕掛けてくるはずです。

 まず重要なことはハイプレスに捕まらないこと。前回の対戦ではまんまとこれにハマってズタズタにされましたからね(笑)
ポゼッションに固執し過ぎず、時には意図的にロングボールを蹴り込むことも必要かと。


 守備はとにかく空中戦を頑張ることと、セカンドボールの回収に気を配ること。
この点は前回と違ってバカヨコがいることもあり、そこまで心配はしていません。



 最後に結果予想ですが、流石にミランが勝つと思いますし、勝たないといけないでしょう。

 開催地はホームのサンシーロ、相手は5戦勝ち無しの絶不調の下位クラブ。
決して相手を侮るわけではありませんが(むしろカリアリはアッレグリが率いていた時から結構好きなクラブです。笑)、4位フィニッシュを目論むチームが勝利以外に許される相手及び状況ではないでしょう。

 確実に勝利を収め、勝ち点3を手に入れて欲しいと思います。


Forza Milan!

[ 2019/02/10 15:10 ] 試合 プレビュー | TB(-) | CM(0)